広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

太平川・才八橋工事 '22.8

2022-08-15 19:52:56 | 
2020年9月に、太平川・才八橋付近の河川工事を取り上げた。秋田市の楢山地区の東端、秋田南中学校裏手の、奥羽本線(秋田新幹線)の橋のすぐ上流。
河川管理者の秋田県による、洪水対策として河川を付け替える工事だが、その影響で市道の才八橋も位置が変わってしまうので架け替えられる。
前回アップ後、2021年までは数度現地へ行って、大きな変化はないように見ていた。最後に行ったのが2021年10月で、その後、行かないでしまっていた。

秋田市の広報で、お盆明けからこの工事による交通規制が始まる(後述)ことを知って、重い腰を上げてきた。
(再掲)才八橋(赤い○)周辺のGoogleマップ航空写真。左が下流方向
工事は、才八橋で北に蛇行している太平川を、すぐ南側へ付け替えて、直線化するらしい。
橋の架け替えとしては、旧橋の下流に仮橋を架け、工事初期から供用中。旧橋は撤去されるも、北側(東通館ノ越)はちょっとだけ残して、プレハブ小屋と仮設トイレが置かれていた。新しい橋は、旧橋の上流に架かるらしかった。仮橋は、新旧流路両方の土地にまたがって架かるため、新・旧両橋よりも長いことになる
ここ数年は、新しい流路を掘って造りつつ、新しい橋が橋脚からでき上がっていた。
広報に出ていたのは、「旧才八橋の撤去工事」なので、残っていた北側がまもなく撤去されるはず。

では、2022年8月の現状。
南側(楢山太田町)から。左が仮橋

北側から。左が新しい橋の橋台、右が旧橋の残骸、さらに右が仮橋
新しい才八橋は、すでに橋桁が架けられ、高欄(欄干)も設置。路面舗装はまだのようだが「床版」は敷かれていて、そこに旧橋の残骸から移設されたのかプレハブが置かれる。
橋単独ではおおむね完成か
ただし、南岸では橋台と地面に大きな段差があり、北岸橋台は旧流路跡に面した絶壁と、今は橋だけできた状態。新城川の付け替え工事でも、こんな感じに橋だけ先に造っていたようで、そのほうがやりやすいのだろう。

仮橋北寄りから上流方向
旧橋の下は旧流路。水が流れなくなった。
残っていた旧橋からは、路面・床版や高欄などが撤去され、橋桁の骨組みだけみたいな状態。
左から新・旧・仮の才八橋

そして、新流路に水が流れていた。
仮橋から上流。この時点では大雨が一息ついて、ほぼ通常の水量
上の写真左奥で、川がせき止められたようになっているのは後述。
左に振って北側橋台
新しい橋のすぐ下流に、平らな土地ができている。やがて道路がつながって、旧橋が撤去されると、最終的にはこれが新しい流路の右岸堤防ということになるのだろうか。
2020年9月の状況
↑この時点では、新流路造成中で、橋は橋脚のみ。護岸は凹凸が目立っていたが、今は上に土がかけられたようで、特に北岸は露出していない。

上流から
上記の「川がせき止められたようになっている」部分は、写真奥、橋脚手前の赤い↓。そこにホースが入っていて、おそらく新流路へ水を出している。
上の写真では手前側↓でも、川をせき止めている。つまり、この区画は通常の水量では水がたまらないはずだから、先日からの記録的大雨で、新流路からあふれてたまったのか。
また、上流側の川幅と新橋の幅からすると、この区間も最終的には新流路の一部になるのではないだろうか。工事の都合で、仮に陸地化するのかも。

旧橋撤去工事の規制予告看板
8月16日から9月6日まで終日片側交互通行。

こんな具合に、ゆっくりとではあるが、着々と工事が進んでいる。いずれまた続く
コメント
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