2013年に北海道で臨時特急「ヌプリ」に乗車した。かつては特急・急行が行き交っていたものの、今はローカル線となってしまい、北海道新幹線札幌延伸時には存亡の危機にある、函館本線の長万部~小樽を通る観光列車。※現在のメインルートである長万部~東室蘭~苫小牧は室蘭本線。
その区間の主要駅は、ニセコ、倶知安、余市と、名前は聞いたことがあるものばかりの中、初めて知ったのが「黒松内(くろまつない)」という駅だった。
その黒松内町で、アイスクリームが製造販売されていることを知った。
ご当地アイスは、酪農王国・北海道では珍しくないが、きっとおいしいに違いない。だけど、現地へ行くか、お取り寄せしないと、食べられないと思ったら、秋田など一部地域では、もう少し容易に入手できる手段がある。
宅配寿司のサイドメニューとして、注文できる。
北海道、岩手県を除く東北5県、千葉県で展開する「札幌海鮮丸」という、宅配寿司チェーンがある。客は単に「海鮮丸」と呼ぶ。
秋田市内には3店舗あるが、保戸野八丁の元サークルKだった建物に入る保戸野店は、もう15年は営業している。
どうも、そこに札幌海鮮丸の「東北営業部」だか「東日本営業部」だかも入っているらしく、あそこが海鮮丸の道外の拠点なのか?!
海鮮丸の寿司以外のサイドメニューには、揚げ物やサラダのほか、
2022年3~5月のチラシより
「新鮮ミルクたっぷり! 黒松内 トワ・ヴェール」としてミルクとゴマのカップアイスが各280円。コンビニでプレミアムアイスクリームを買うのと変わらない値段。
チラシには「黒松内」だけ書かれているが、道内はともかく本州の人にはあまり伝わらないだろう。僕は黒松内駅を知っていたから、「あの黒松内にアイスがあって、ここで注文できるのか!」とうれしい知らせになったけれど。
海鮮丸は、寿司類と麺類から1種ずつ選び、茶碗蒸しが付いて980円という、ランチセットがお得でおいしいと思う【2023年8月28日追記・いつの間にか茶碗蒸しがメニューからなくなり、ランチセットは「昨今の事情により、付け合わせは主にお吸い物とさせていただきます。 」となった。卵その他の価格高騰の影響か】。ランチセットを頼む機会があり、どさくさにまぎれて、ミルクアイスも頼むことにした。
現在は、インターネット(スマホアプリのほか、パソコンのブラウザ経由でも可)から前日までに注文すれば5%引きになり、アイス分もちゃんと値引きされた。
【6日補足・4月末から「秋田県プレミアム飲食券」が使えるようになっている。予約方法、前日予約との併用等、詳細は不明。】
【2023年8月28日補足・ネット前日注文5%引きは、2023年2月15日で終了。】
寿司といっしょに、ちゃんと届いたが、アイスは保冷剤や保冷バッグなどなしのむき出しで届いた。
配達車内では保冷されていたかもしれないし、受け取った時点で融けていなかったので問題ないが、例えば事情を知らない家族が受け取って、(茶碗蒸しか何かと勘違いして)常温に放置されてしまうおそれもあるので、注文する際は気を付けて。
伝票には「黒松内アイスクリーム(ミルク)」と印字。
toit vert ミルクアイスクリーム 110ml 172kcal
無脂乳固形分 16.5%、乳脂肪分12.0%。卵不使用。
大手メーカーのプレミアムアイスクリーム(過去の記事)よりも、数値はやや濃厚傾向か。
フタ
「黒松内町産生乳使用」とは書いてあるが、「黒松内アイスクリーム」とは書いておらず、商品名がそれではないようだ。
チラシにも出ていたが、「toit vert(トワ・ヴェール)」がブランド名。フランス語で「緑の屋根」という意味で、「黒松内町特産物手づくり加工センター」の愛称。町営というわけではなく、苫小牧市に本社がある民間企業が運営に関わっているようだ。ハムやベーコン、チーズなども作っていて、アイスクリームは全6種。ミルクと別に「バニラ」もある。
白い
プレミアムアイスクリームによくある、アイスの硬さはそれほどでない(配達後冷凍庫に数日入れた後、室温に数分放置した状態)。
口に入れた瞬間、すごいミルク感。食感は、どちらかと言えばシャリシャリに近い(は大げさ?)、軽めの食感。濃厚だけど後味はあっさり。
バニラでないミルクアイスが、最近少し流行ってるのだろうか。
レディーボーデンの日本発売50周年を記念して、ロッテから(ロッテがレディーボーデンと提携してからはまだ30年弱)、2021年12月13日に「レディーボーデン ミニカップ プレミアムミルク」が発売された。今はもう売ってない?
それは無脂乳固形分 10.0%、乳脂肪分15.0%。鳥取県産生乳使用、卵黄/バニラ香料使用で120ml、200円前後。黒松内と味の傾向は似ていたが、濃厚さではかなわない。
株式会社札幌海鮮丸は本社が札幌市にあるから、北海道のアイスクリームを扱うのは分かる。津軽海峡を越えた本州でも扱うのは、輸送が大変かもしれないが、もっと宣伝すれば付加価値になるかもしれない。
だけど、北海道にはご当地カップアイスもたくさんあるだろうに、どうして札幌から近くもない黒松内を選んだのか。黒松内の運営会社とのつながりなどもあるのかもしれない。
ともかく、そのおかげで、自宅にいながらにして、おいしいアイスクリームを楽しむことができるのがうれしい。
【8日追記】札幌海鮮丸では、2020年12月1日から全店で取り扱い販売開始とのこと。
【2023年10月5日追記】その後、2023年夏までの間に、札幌海鮮丸でアイスクリームを扱わなくなってしまった。残念。
【2024年5月7日追記】2024年4月時点では「札幌海鮮丸 北海道ミルクアイスクリーム」というものを280円で扱うようになった。「北海道町村農場の牛乳使用」。町村農場は江別市にある。この記事にて。
その区間の主要駅は、ニセコ、倶知安、余市と、名前は聞いたことがあるものばかりの中、初めて知ったのが「黒松内(くろまつない)」という駅だった。
その黒松内町で、アイスクリームが製造販売されていることを知った。
ご当地アイスは、酪農王国・北海道では珍しくないが、きっとおいしいに違いない。だけど、現地へ行くか、お取り寄せしないと、食べられないと思ったら、秋田など一部地域では、もう少し容易に入手できる手段がある。
宅配寿司のサイドメニューとして、注文できる。
北海道、岩手県を除く東北5県、千葉県で展開する「札幌海鮮丸」という、宅配寿司チェーンがある。客は単に「海鮮丸」と呼ぶ。
秋田市内には3店舗あるが、保戸野八丁の元サークルKだった建物に入る保戸野店は、もう15年は営業している。
どうも、そこに札幌海鮮丸の「東北営業部」だか「東日本営業部」だかも入っているらしく、あそこが海鮮丸の道外の拠点なのか?!
海鮮丸の寿司以外のサイドメニューには、揚げ物やサラダのほか、
2022年3~5月のチラシより
「新鮮ミルクたっぷり! 黒松内 トワ・ヴェール」としてミルクとゴマのカップアイスが各280円。コンビニでプレミアムアイスクリームを買うのと変わらない値段。
チラシには「黒松内」だけ書かれているが、道内はともかく本州の人にはあまり伝わらないだろう。僕は黒松内駅を知っていたから、「あの黒松内にアイスがあって、ここで注文できるのか!」とうれしい知らせになったけれど。
海鮮丸は、寿司類と麺類から1種ずつ選び、茶碗蒸しが付いて980円という、ランチセットがお得でおいしいと思う【2023年8月28日追記・いつの間にか茶碗蒸しがメニューからなくなり、ランチセットは「昨今の事情により、付け合わせは主にお吸い物とさせていただきます。 」となった。卵その他の価格高騰の影響か】。ランチセットを頼む機会があり、どさくさにまぎれて、ミルクアイスも頼むことにした。
現在は、インターネット(スマホアプリのほか、パソコンのブラウザ経由でも可)から前日までに注文すれば5%引きになり、アイス分もちゃんと値引きされた。
【6日補足・4月末から「秋田県プレミアム飲食券」が使えるようになっている。予約方法、前日予約との併用等、詳細は不明。】
【2023年8月28日補足・ネット前日注文5%引きは、2023年2月15日で終了。】
寿司といっしょに、ちゃんと届いたが、アイスは保冷剤や保冷バッグなどなしのむき出しで届いた。
配達車内では保冷されていたかもしれないし、受け取った時点で融けていなかったので問題ないが、例えば事情を知らない家族が受け取って、(茶碗蒸しか何かと勘違いして)常温に放置されてしまうおそれもあるので、注文する際は気を付けて。
伝票には「黒松内アイスクリーム(ミルク)」と印字。
toit vert ミルクアイスクリーム 110ml 172kcal
無脂乳固形分 16.5%、乳脂肪分12.0%。卵不使用。
大手メーカーのプレミアムアイスクリーム(過去の記事)よりも、数値はやや濃厚傾向か。
フタ
「黒松内町産生乳使用」とは書いてあるが、「黒松内アイスクリーム」とは書いておらず、商品名がそれではないようだ。
チラシにも出ていたが、「toit vert(トワ・ヴェール)」がブランド名。フランス語で「緑の屋根」という意味で、「黒松内町特産物手づくり加工センター」の愛称。町営というわけではなく、苫小牧市に本社がある民間企業が運営に関わっているようだ。ハムやベーコン、チーズなども作っていて、アイスクリームは全6種。ミルクと別に「バニラ」もある。
白い
プレミアムアイスクリームによくある、アイスの硬さはそれほどでない(配達後冷凍庫に数日入れた後、室温に数分放置した状態)。
口に入れた瞬間、すごいミルク感。食感は、どちらかと言えばシャリシャリに近い(は大げさ?)、軽めの食感。濃厚だけど後味はあっさり。
バニラでないミルクアイスが、最近少し流行ってるのだろうか。
レディーボーデンの日本発売50周年を記念して、ロッテから(ロッテがレディーボーデンと提携してからはまだ30年弱)、2021年12月13日に「レディーボーデン ミニカップ プレミアムミルク」が発売された。今はもう売ってない?
それは無脂乳固形分 10.0%、乳脂肪分15.0%。鳥取県産生乳使用、卵黄/バニラ香料使用で120ml、200円前後。黒松内と味の傾向は似ていたが、濃厚さではかなわない。
株式会社札幌海鮮丸は本社が札幌市にあるから、北海道のアイスクリームを扱うのは分かる。津軽海峡を越えた本州でも扱うのは、輸送が大変かもしれないが、もっと宣伝すれば付加価値になるかもしれない。
だけど、北海道にはご当地カップアイスもたくさんあるだろうに、どうして札幌から近くもない黒松内を選んだのか。黒松内の運営会社とのつながりなどもあるのかもしれない。
ともかく、そのおかげで、自宅にいながらにして、おいしいアイスクリームを楽しむことができるのがうれしい。
【8日追記】札幌海鮮丸では、2020年12月1日から全店で取り扱い販売開始とのこと。
【2023年10月5日追記】その後、2023年夏までの間に、札幌海鮮丸でアイスクリームを扱わなくなってしまった。残念。
【2024年5月7日追記】2024年4月時点では「札幌海鮮丸 北海道ミルクアイスクリーム」というものを280円で扱うようになった。「北海道町村農場の牛乳使用」。町村農場は江別市にある。この記事にて。