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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

MMS計測車?

2019-06-23 20:41:35 | 秋田の季節・風景
先日、秋田市中央部で不思議な車を目撃。
白いプリウスαで、おそらく車体外観に文字やロゴは一切なし。

歩いている時にすれ違う形で遭遇したのだが、屋根上に何か載っているのが目についた。一瞬、NHKの小型の中継車かと思った。秋田放送局には白いランドクルーザーの中継車があり、まれに見かけるので。
だけどこのプリウスαは、中継車にしては屋根上に機材が少ない。代わりにカメラらしきものが外側のあちこちを向いている。
後ろ姿だけ撮影できた
名古屋ナンバー。
車の屋根のカーブを無理やり平坦にするべく、箱を載せて、その上に各種機材を並べている。

カメラもしくはセンサーらしきものは正面と後ろだけで、少なくとも左横向きにはなさそう。正面のカメラらしき箱の側面にはロゴか文字のようなものがあるようだ。
コードがつながった白いどら焼きのような物体が、左右と後ろの3つ確認できる。GNSS(GPSなどの総称)のアンテナはこういう形のようだ。


車の上であちこちを向いたカメラといえば、Googleストリートビューの撮影車。あれは実物を見たことがあるし、ネット上に写真も多く、それとは明らかに違う。
ストリートビューのカメラはサッカーボールのような形だし、車体はGoogleロゴなど正体が分かるデザイン。全体にもっと洗練されている。

いろいろ調べると、「モービルマッピングシステム(MMS)」とか「移動式3次元計測システム」という言葉が見えてきた。
走りながら道路や周辺の各種データ(細かな路面の凹凸、道路標識等々幅広い情報)を収集し、それを道路管理、ライフライン、自動運転技術などに活用できるというものらしい。ストリートビューは静止画とGPSデータだけだけど、それに加えてより多くのデータを集められ、幅広く活用できるのがMMSといった感じか。
ネットでMMS装置搭載の車の写真を見ると、このプリウスαのものに、かなり似ている。

何らかの分野において、秋田のMMSデータが必要になり、その役所なり企業なりが、名古屋ナンバーのプリウスαを所有する企業に委託して、調査走行に来てもらっていたといったところかな?

こういうのがあってこそ、持続可能なインフラや期待される自動運転車が実現がされるのだろう。でも、せめて計測車には「何をしているのか」か企業名くらい、表示してほしいとも思う。こんなにごちゃごちゃカメラみたいなのを外に向けて走り回っているのだから、周りの人や車には怪しい車に過ぎないだろうから。


調べている途中、Appleも、Googleストリートビュー的なものの提供を進めていることを知った。
Apple Mapsの「Look Around機能」というもの。現時点で日本では、3大都市圏とその周辺地域で撮影をしている旨が告知されている(https://maps.apple.com/imagecollection/jp)。
撮影車の目撃情報も多く、ストリートビューに比べると、車のデザインは地味でカメラの位置が高いようだ。(ストリートビューは日本では外国よりもカメラを低くしている)
コメント
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