広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

大雨雑感

2017-07-28 00:23:27 | 秋田の季節・風景
大雨から1週間経とうとしている。復旧はおおむね進んでいるものの、被害状況の全体像は分からず、まだ不通の道路もある。被害がなかった秋田市中央部は、まったくいつもと同じ。

秋田市の太平川では、東部の広面辺りでは道路が冠水したとのこと。それより下流、桜並木がある楢山~牛島一帯ではおそらく冠水・浸水はしなかったと思われるが、危ないところまで水位が上昇していたのは同じ。そこの現在。
羽越本線の橋の1つ下流側・百石橋。川は左から右へ流れる
水がいつもより若干緑がかっている気もしなくはないが、澄んだ水がさらさらと流れるいつもの太平川。橋や道路、桜も大きな変化はなし。
水に浸かったであろう土手の斜面の草も鮮やかな緑色を保っている。ただ、写真では分かりにくいけれど、草は全部下流方向に倒れている。低い草は、今後の風や自分の力でまっすぐに戻るだろうけれど、背の高い草や、枝が柔らかい低木などは、完全に倒れてしまっているものもあった。しかもそこへ流れてきた枯れ草が引っかかってしまっている(写真中央手前)。
また、写真右側の川面近くまで枝を伸ばした桜の太い枝にも、枯れ草が引っかかってしまっている。除去してあげればいいのでしょうけど…

川岸近くまで下りられて公園風になっているところ。
柵が倒れている
基礎を地面深くまで埋め込んでいない柵なのかもしれないが、下流方向に倒れていた。


その他、個人的に気になったことなど雑感。
・水パック
ほぼ復旧しつつあるようだが、道路や橋もろとも水道管が寸断されるなどして、断水した地域が県内各地に複数ある。由利本荘市岩城(旧・岩城町)では、土砂が水道管に詰まったのが原因で、道川や亀田など比較的広範囲で断水したようだ。【30日追記】この影響で、道の駅岩城の温泉も27日まで休業。

断水した時は、タンクを積んだ給水車が出動し、住民が容器を持参してくんでいく光景が、これまでよく報道されていた。
今回、被災地域に関する生活情報をまとめたマスコミの告知では、「給水車が巡回している」という地域もあったが、別の対応をする所もあった。
「パック入りの水を配布する」というもの。10リットル入りが相場なよう。

初めて知った対応方法。
宅配水・ウォーターサーバーみたいなのかと思っていたら、27日付秋田魁新報に岩城亀田の写真が出ていた。
「非常用/飲料水」と書かれた透明なビニール袋。わりと薄手で柔らかそうな袋で、上部に白いプラスチックの縁取りで補強した穴の持ち手が2つついている。ウォーターサーバーとちょっと違った。

給水車ならば、専用の車両と操作技術を持った職員が必要だが、これなら普通の車と人で配布できる。
受け取る側も、ありあわせの容器より大容量かつ衛生的で、受け取りの待ち時間も少ないだろう。
でも、各家庭から配布場所までは車で行かないとだめだろうし、運ぶにも力がいる。岩城では配布場所は2か所で、必要に応じて各戸に届けているそうだけど。
どっちがいいのか難しい。


・応援アナウンサー
NHKの県域放送局には、原則として正職員アナウンサーが6名配置されているが、応援要員として他の放送局から一時的にアナウンサーが派遣されることがある。

秋田放送局では、これまでも選挙報道やスポーツ中継で人員が不足する時は、仙台や東京から1~3日程度派遣されることがあった。かつて秋田放送局勤務経験のある人が来ることも多く、最近では内藤啓史アナウンサーや津田喜章アナウンサーが来ていた。

災害発生時にも派遣は行われ、今回もそうだった(高校野球中継が重なったこともある)。山岡裕明アナウンサーと高橋康輔アナウンサー。
山岡さんはまったく初見の人。福島放送局所属だそうで、(仙台でなく)珍しいところから来たもんだ。
康輔さんは2014年まで秋田放送局にいた。水戸放送局を経て、今春から東京の放送センター(「おはよう日本」レポーター)。久しぶりにニュースを読む声を聞いたけど、聞きやすい。
週明け頃から来て、テレビでは主に山岡さんが昼、高橋さんが20時45分を担当。もう帰ったのかもしれない。


・こまちリレー
不通となった秋田新幹線の対応は前回の通り。JR東日本関係者の努力により29日始発から平常に戻ることになった。【31日追記】30日付秋田魁新報によれば、工事はまだ続いていて、8月いっぱいは現場付近で徐行運転。※現場の写真はこの記事末尾

秋田駅の発車標は、26日まではちょっと変な表示だったけれど、今日27日は、
「こまちリレー」

「Komachi relay」※前回の記事へのコメントによれば、これではネイティブの人には通じないらしい
名前は欠けることなく表示されたけれど、今度は「号」数が消えちゃったよ。
文字サイズは大きいままで、「こまち」の上端が切れている。日本語の場合「リレー」は半角にすれば、改行しなくても収まりそう。全体に文字の横幅を詰める設定もできなかったっけ?
【30日追記】ところが、28日には、再び以前と同じ表示に戻ったらしい。


それにしても、前回の記事に、異様なほどのアクセスをいただいている。
原因が原因だけに手放しでは喜べないし、見てもらったところで(鉄道好き以外の人には)役に立っているかしら…

あまりアテにならないgooブログのアクセス数表示によれば、記事単独では26日1日で1100人。通常は多くても100くらいなのに。【追記】27日には635、28日には372、29日には112。
ブログ全体では2208IPで、平均の倍弱。gooブログ全体で59位になってしまった。【追記】27日は1793IP、86位、28日は1546IP、109位、29日は1323IP、149位。
瞬発的(1日単位)には東北観光博の誤訳とか東北六魂祭の写真をしのぐ数であり、SNSなどのリンクからではなく、検索エンジンで各自検索してのアクセスが多いのが特徴的。


さて、太平川の桜並木の下には、いろいろな花のアジサイが花を咲かせていた。人為的に植えているのだろうか。
白い装飾花が目立つガクアジサイ。両端は別のアジサイ
アブラゼミが本格的に鳴き出し、夏本番になりつつあるけれど、しばらくすっきりしない天気が続きそうで、梅雨明けは8月にずれこみそう。
コメント (4)
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