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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

金砂神社のケヤキ

2016-11-30 00:11:19 | 秋田の季節・風景
県立秋田工業高校の所在地は「保戸野金砂町(ほどのかなさまち)」。
「金砂町」は、町内にある「金砂神社」が由来。他では聞かない名前の神社だけど、ルーツは茨城県で、佐竹の殿様が秋田へ転封された時、いっしょに来たということらしい。
保戸野地区では、「保戸野すわ町」も神社(諏訪愛宕神社)にちなんだ町名。
【30日追記】茨城の金砂神社には「磯出大祭礼」という、72年に1度というハレー彗星接近並み(76年周期)の頻度で開催される祭礼があるとのこと。直近は2003年開催。
ちなみに秋田の金砂神社では、毎年6月が例大祭。保戸野地区の諏訪愛宕神社や勝平神社も前後して同じ頃にお祭りがあり、いずれも夕刻にのろしが打ち上げられ、地域住民に初夏の訪れを感じさせている。
また、茨城県に「金砂郷」という地名の地域がありそこが神社のルーツのようだ。金砂郷は2004年までは独立した町(さかのぼれば郷がつかない金砂村)、現在は常陸太田市に編入されている。常陸太田市は秋田市と姉妹都市提携を結んでいるが、旧・金砂郷町は角館町(現・仙北市)と交流があったとのこと。(以上追記)

工業と旭川の間には、旭川と並行する細い道があり、それに面して建ち並ぶ住宅の間に、金砂神社がある。
金砂神社。奥行きのある敷地
10月下旬、久しぶりに金砂神社の前を通ったら、気づいたことが。
鳥居手前の左側に、切り倒された大きな木の幹と切り株がある。周りにはのこくずが散らばって残っており、切られて間もないようだ。


 
在りし日のこの木の姿は記憶にないが、ケヤキのようだ。
写真では伝わりにくいかもしれないけれど、相当太く大きな木だったことがうかがえる。

幹にはしめ縄

木の上側から根元・道路方向を見る
ご神木のような存在の木だったのだろうが、強風や老朽化によって、部分的に折れるか倒れてしまった、もしくは伐採せざるを得ない状態になり、こうなってしまったと思われる。10月は上旬から中旬にかけて、何度か強風が吹いた。
1976年に秋田市の保存樹に指定されていた

2012年10月撮影のGoogleストリートビューより。左側が在りし日のケヤキ
年輪は数えられなかったけれど、神社や町の歴史を見続けてきたケヤキだったのだろう。

※2018年1月時点でも、倒れた大きな幹はそのまま残っている。切り株は雪で埋もれて未確認。
※2021年にはなくなったいた。そして境内にはこんなツツジもあった
コメント (3)
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