パンの話題が続きますが、今回はたけや製パンの新商品から。
今月は、アベックトーストの派生商品に「シュガーバター」、細々と続いているフレッシュランチに「ハムマヨ」が登場するなどしている。
フレッシュランチハムマヨは、ハムをカットしてマヨネーズに和えてある。本家ヤマザキランチパックの「ハム&マヨネーズ」は、ハムがそのまま挟まれているので、それが違うことになる。
そして、びっくりなパンも登場。
いぶりがっこのパン 243kcal
菓子パンではなく「惣菜パン」扱い。
「いぶりがっこ」は、秋田県内陸南部特産の、ダイコンやニンジンをいぶしてから漬けた漬物。たくあんを燻製にしたような味で、県外の人にも好まれることがある。ちょうど1年前には、その味のポテトチップスが発売されていた。※「がっこ」は秋田弁で漬物のこと(「雅香」が語源)。
それが入った、つまり漬物そのものが中に入ったパンが出た!
パッケージやホームページを見ると、「いぶりがっこ」に「○R」が付いており、「株式会社 雄勝野きむらやの登録商標です」とある。
秋田県民には、この手の漬物の一般的な呼び名として、広く浸透している「いぶりがっこ」が商標だったとは知らなかった。「ババヘラ」が商標なのと同じようなものか。
だけど、昨年のポテトチップスには、そんなこと書いてなかった気がするけど… ※登録商標に関してはこの記事にて
商標のことはよく知らないけれど、調べてみると、秋田県内の他の漬物メーカーなどにも、「いぶりがっこ」を登録している所がある。それはロゴやパッケージデザインってことなの?
マルアールが付くのならば、安易に「いぶりがっこ」を使わず、Wikipediaの項目名「いぶり漬け」とでも呼んだほうがいいのかもしれない。
開封。
見覚えのある形
2012年1月に発売されていた「秋田の大判焼き風パン」とそっくりの外観。
パッケージによれば、中にスライスしたいぶりがっことチーズクリームが入っているとのこと。
たしかにパンの中には(分かりにくいけど)クリームと漬物が!
普段食べるのと同じくらいの大きさ・厚さのいぶりがっこ。思ったより厚い。
けど、数は2~3枚程度で、思ったより少ない。
間違って入ってしまったかのような場違い感…
食べると、まず、パン生地部分だけでも、ほのかに燻製の味がする(ような気がするだけ?)。パン生地はほんのり甘みがある。
いよいよ、チーズクリーム&いぶりがっこ部分。パンを食べているのに、「ポリポリポリ」とがっこを食べている時の音と食感がするのが、おもしろい。
味は、悪くない。うまく合っている。
いぶりがっこにチーズを載せて出す飲食店や、その組み合わせのお菓子も出ているから、同じ方向性なんでしょう。
しょっぱくもない。むしろ、チーズクリーム部分だけを食べると、少々しょっぱい気がした。
ちなみに、パッケージ記載の1製品当たりのナトリウムは371mg。これから食塩相当量を換算(*2.54/1000)すると0.94234グラム。
「日本食品標準成分表2010」の食パンは、100グラム当たり264kcal、食塩相当量1.3グラム。そんなに違わない。
意外にもなかなかのパンだった。
(ピクルスは別として)漬物が入ったパンなんて、これが唯一じゃないかと思ったけど、そうではなかった。
滋賀県長浜市では、刻んだたくあんをマヨネーズで和えたコッペパンが「サラダパン」として、60年以上親しまれているとのこと。
じゃあ、いぶりがっこのパンも、がっこを刻んでクリームに混ぜたら、また違った味わいかも。どんなもんでしょうか。
あるいは、挟むパンを変えて、フレッシュランチ、もしくはヤマザキランチパックのご当地商品にしても、売れるかもしれない。いぶりがっこのコストが問題かな。
※この後、2016年8月には「秋田のリングエピ いぶりがっこチーズ」なるパンが発売された。
※2017年5月にはシライシパンからもいぶりがっこのパンが発売。
※2018年3月にはヤマザキランチパックにもいぶりがっこが使われた。
今月は、アベックトーストの派生商品に「シュガーバター」、細々と続いているフレッシュランチに「ハムマヨ」が登場するなどしている。
フレッシュランチハムマヨは、ハムをカットしてマヨネーズに和えてある。本家ヤマザキランチパックの「ハム&マヨネーズ」は、ハムがそのまま挟まれているので、それが違うことになる。
そして、びっくりなパンも登場。
いぶりがっこのパン 243kcal
菓子パンではなく「惣菜パン」扱い。
「いぶりがっこ」は、秋田県内陸南部特産の、ダイコンやニンジンをいぶしてから漬けた漬物。たくあんを燻製にしたような味で、県外の人にも好まれることがある。ちょうど1年前には、その味のポテトチップスが発売されていた。※「がっこ」は秋田弁で漬物のこと(「雅香」が語源)。
それが入った、つまり漬物そのものが中に入ったパンが出た!
パッケージやホームページを見ると、「いぶりがっこ」に「○R」が付いており、「株式会社 雄勝野きむらやの登録商標です」とある。
秋田県民には、この手の漬物の一般的な呼び名として、広く浸透している「いぶりがっこ」が商標だったとは知らなかった。「ババヘラ」が商標なのと同じようなものか。
だけど、昨年のポテトチップスには、そんなこと書いてなかった気がするけど… ※登録商標に関してはこの記事にて
商標のことはよく知らないけれど、調べてみると、秋田県内の他の漬物メーカーなどにも、「いぶりがっこ」を登録している所がある。それはロゴやパッケージデザインってことなの?
マルアールが付くのならば、安易に「いぶりがっこ」を使わず、Wikipediaの項目名「いぶり漬け」とでも呼んだほうがいいのかもしれない。
開封。
見覚えのある形
2012年1月に発売されていた「秋田の大判焼き風パン」とそっくりの外観。
パッケージによれば、中にスライスしたいぶりがっことチーズクリームが入っているとのこと。
たしかにパンの中には(分かりにくいけど)クリームと漬物が!
普段食べるのと同じくらいの大きさ・厚さのいぶりがっこ。思ったより厚い。
けど、数は2~3枚程度で、思ったより少ない。
間違って入ってしまったかのような場違い感…
食べると、まず、パン生地部分だけでも、ほのかに燻製の味がする(ような気がするだけ?)。パン生地はほんのり甘みがある。
いよいよ、チーズクリーム&いぶりがっこ部分。パンを食べているのに、「ポリポリポリ」とがっこを食べている時の音と食感がするのが、おもしろい。
味は、悪くない。うまく合っている。
いぶりがっこにチーズを載せて出す飲食店や、その組み合わせのお菓子も出ているから、同じ方向性なんでしょう。
しょっぱくもない。むしろ、チーズクリーム部分だけを食べると、少々しょっぱい気がした。
ちなみに、パッケージ記載の1製品当たりのナトリウムは371mg。これから食塩相当量を換算(*2.54/1000)すると0.94234グラム。
「日本食品標準成分表2010」の食パンは、100グラム当たり264kcal、食塩相当量1.3グラム。そんなに違わない。
意外にもなかなかのパンだった。
(ピクルスは別として)漬物が入ったパンなんて、これが唯一じゃないかと思ったけど、そうではなかった。
滋賀県長浜市では、刻んだたくあんをマヨネーズで和えたコッペパンが「サラダパン」として、60年以上親しまれているとのこと。
じゃあ、いぶりがっこのパンも、がっこを刻んでクリームに混ぜたら、また違った味わいかも。どんなもんでしょうか。
あるいは、挟むパンを変えて、フレッシュランチ、もしくはヤマザキランチパックのご当地商品にしても、売れるかもしれない。いぶりがっこのコストが問題かな。
※この後、2016年8月には「秋田のリングエピ いぶりがっこチーズ」なるパンが発売された。
※2017年5月にはシライシパンからもいぶりがっこのパンが発売。
※2018年3月にはヤマザキランチパックにもいぶりがっこが使われた。