半年近く経って今さらですが、今年4月から秋田ケーブルテレビ(CNA)の自主放送・コミュニティチャンネルがリニューアルされた。
従来は、10チャンネル(リモコン番号)で自主編成、12チャンネルで天気予報と道路ライブだったものを、両チャンネルのサブチャンネルをフル活用した4チャンネルに再編。
101chが「デイリーあきた」、102chが「全国CATV局便り」、121chが「スポーツ&カルチャー」、122ch「お天気・交通情報」と銘打たれた。
101~121チャンネルについては、従来の10チャンネルの番組を振り分けたり、県外CATV局の番組を流したりするもので、長期間に渡って毎日同じものが何度も流れている印象。
122チャンネルは、従来と同じく天気と道路ライブカメラの映像ではあるが、1つのチャンネルにまとめられたせいか、画面構成は大きく変わった。
3月までは、秋田市内7か所に設置されたカメラの映像が、北から順に15秒ごとに切り替わる繰り返し。
※南から北に戻る時は、タイトル画面的位置付けでもう1か所のカメラの映像が5秒だけ映ったので、厳密には8か所の映像。
ライブカメラの画像に重ねて地点名や道路の方向のテロップが固定表示されるだけで、その他の情報はなし。
4月からは、1つの画面にライブカメラと天気が同時に表示され、さらにそれ以外の情報をも表示する画面も登場。
おそらく時間帯で使い分けているのだと思うけど、電子番組表やホームページではではどれも「道路LIVE情報」という番組名なので、よく分からない。次のパターンがある。BGMは従来と同じ曲がローテーション。
・「情報伝言板」

画面右上に道路ライブカメラの映像を1つずつローテーション。下に天気予報(天気の表示位置は全画面共通)。
右下には「交通情報」を表示。秋田空港の出発と到着便が表示される。
左側には、コミュニティチャンネルで以前からやっていた、催し物の告知「情報伝言板」の静止画面。
・「写真投稿ひろば」
情報伝言板の代わりに、視聴者から投稿された写真が表示される。
・「交通機関情報」

下段に天気。上を3分割し、そのうち右にライブカメラ1つ。
左には、秋田空港の出発情報と到着情報を表示。
中央には「秋田新幹線」とあり「秋田新幹線こまちの到着情報をお届けする予定です。」とあるものの、4月以来表示される気配なし。(当初は「4月下旬から~」と出ていたはず)
ホームページや番組案内誌のサンプル画面では、秋田駅中央改札上の到着表示と同じデザインっぽいものが表示されていたが、JRとの交渉が不調でしょうか。
(再掲)これっぽいのが収まる予定?
※その後、2015年12月末時点でも、「お届けする予定です。」のまま。その後、2016年4月までに、やっと情報が表示されるようになった。
・「道路情報」
7つの道路情報カメラを、4地点ずつ同時に表示。南北の2画面に分かれ、文化会館前は両方に表示。
背景は、秋田市中央部から見たであろう街並みと太平山の山並み。ライブではなくいつも同じ写真。

以上。
このシステムの構築や運用は、鳥取県の「サテライトコミュニケーションズネットワーク」というCATV関連のこういうことをやる企業が行っているようだ。
個人的には情報が多すぎてごちゃごちゃして見づらくなったと思う。
1画面の表示時間が長すぎて、目的の画面にたどり着くのが待ち切れないことも多い。
だから、天気予報なんか見る気がしない。
従来は隣県の天気とか天気図なんかも出ていたはずだけど、それはなくなったのだろう。
そして道路情報。以前のようにライブカメラの画像だけが画面いっぱいに表示されることはなくなったが、カメラの解像度が低かったから、小さくなってもその点はさほど問題ない。
7か所のカメラは画面内に表示される文字も含めて変わっていないが、インターバルの5秒のカメラの映像は見られなくなった。新屋のどこかに設置されているはずで、いつか場所を突き止めてやろうと思っていたのに…
ライブカメラの一覧画面ができて便利かと思ったが、そうでもない。逆に従来よりも見づらくなった。
従来は、15秒×7か所だから2分弱あれば、全地点の映像を見たり、目的の地点のカメラにたどり着けた。
ところが、この一覧画面は同じものが2分間表示され続けるから、タイミングによっては従来より長く待たされてしまう。
また、情報伝言板や交通情報などとともに1画面ずつ表示される時は、1つのライブカメラにつき従来の倍の30秒ずつになってしまい、1周に3分半かかり、もどかしい。
残念なのは、道路情報画面の地図。
データ放送の渋滞情報とは別の地図だし、渋滞箇所に色が付いたりもしない。
模式化されているのは分かるけれど、その地図がヒドイ。
北側
道路の配置はともかく、「26」とか「56」じゃあ分からない人もいる。「山王大通り」「新国道」とあれば親切。
問題は鉄道。「奥羽本線」でなければならない秋田駅よりも北側に「羽越本線」と「秋田新幹線」が“延伸”してしまっていて、秋田貨物駅付近が新幹線の“終点”。
秋田駅以南では、秋田新幹線と並走しているはずの奥羽本線はなくなってしまっている。(これは他の地図でもたまにある)
南側
国道7号線がこちら側をまったく走っていないように受け取れるが、まあ地図の範囲外にあるということでしょうか。
線路が引き続きおかしい。
こちらは川もヘン。「秋田運河」と「雄物川」はつながっていなければならないのに、ニアミスに終わっている。
秋田運河は、雄物川から海までを指すのに、この地図では、国道13号、茨島交差点の北を経て、2本の線路まで続いている。ってそれは「太平川」でしょ!
「太平川」を示すのなら「旭川」もほしいところ。(太平川はまず旭川と合流し、その旭川が秋田運河と合流する)
県道56号線・秋田大橋のすぐ上流で羽越本線が雄物川を渡るのに、地図では並走してしまっている。
地図を作るには、空間認識やデザインの知識と能力とセンスが必要である。(国交省がおかしな地図を公開していた過去の記事参照)
今回は下手な人が作ったのかもしれないが、秋田県外の企業が地図を作ったために、線路や川の境目や取捨選択を誤ったのも一因かもしれない。だったら、事情を知るCNA側がアドバイスなり検証なりをしっかりやって、正しい地図にしないといけない。
※2016年4月頃までに、鉄道路線のおかしな点は修正された。
※そして2016年10月にリニューアルされた。
あと、上の写真で気付いた方がいらっしゃるかもしれませんが、ライブカメラの「明田地下道付近」のアングルがおかしい。
道路っていうより建物ばかり。もちろん「○○方向」の文字は合っていない
本来のアングルよりも70度くらい左側の南方向、明田踏切跡へ至る脇道を写してしまっている。
実は数年前にも同じことがあり、たしか休日が入ったせいか数日間そのままだった。今回は5月16日土曜日に発生したが、当日中(だったか翌朝までだったか)に正しいアングルに戻った。
従来は、10チャンネル(リモコン番号)で自主編成、12チャンネルで天気予報と道路ライブだったものを、両チャンネルのサブチャンネルをフル活用した4チャンネルに再編。
101chが「デイリーあきた」、102chが「全国CATV局便り」、121chが「スポーツ&カルチャー」、122ch「お天気・交通情報」と銘打たれた。
101~121チャンネルについては、従来の10チャンネルの番組を振り分けたり、県外CATV局の番組を流したりするもので、長期間に渡って毎日同じものが何度も流れている印象。
122チャンネルは、従来と同じく天気と道路ライブカメラの映像ではあるが、1つのチャンネルにまとめられたせいか、画面構成は大きく変わった。
3月までは、秋田市内7か所に設置されたカメラの映像が、北から順に15秒ごとに切り替わる繰り返し。
※南から北に戻る時は、タイトル画面的位置付けでもう1か所のカメラの映像が5秒だけ映ったので、厳密には8か所の映像。
ライブカメラの画像に重ねて地点名や道路の方向のテロップが固定表示されるだけで、その他の情報はなし。
4月からは、1つの画面にライブカメラと天気が同時に表示され、さらにそれ以外の情報をも表示する画面も登場。
おそらく時間帯で使い分けているのだと思うけど、電子番組表やホームページではではどれも「道路LIVE情報」という番組名なので、よく分からない。次のパターンがある。BGMは従来と同じ曲がローテーション。
・「情報伝言板」

画面右上に道路ライブカメラの映像を1つずつローテーション。下に天気予報(天気の表示位置は全画面共通)。
右下には「交通情報」を表示。秋田空港の出発と到着便が表示される。
左側には、コミュニティチャンネルで以前からやっていた、催し物の告知「情報伝言板」の静止画面。
・「写真投稿ひろば」
情報伝言板の代わりに、視聴者から投稿された写真が表示される。
・「交通機関情報」

下段に天気。上を3分割し、そのうち右にライブカメラ1つ。
左には、秋田空港の出発情報と到着情報を表示。
中央には「秋田新幹線」とあり「秋田新幹線こまちの到着情報をお届けする予定です。」とあるものの、4月以来表示される気配なし。(当初は「4月下旬から~」と出ていたはず)
ホームページや番組案内誌のサンプル画面では、秋田駅中央改札上の到着表示と同じデザインっぽいものが表示されていたが、JRとの交渉が不調でしょうか。

※その後、2015年12月末時点でも、「お届けする予定です。」のまま。その後、2016年4月までに、やっと情報が表示されるようになった。
・「道路情報」
7つの道路情報カメラを、4地点ずつ同時に表示。南北の2画面に分かれ、文化会館前は両方に表示。
背景は、秋田市中央部から見たであろう街並みと太平山の山並み。ライブではなくいつも同じ写真。


以上。
このシステムの構築や運用は、鳥取県の「サテライトコミュニケーションズネットワーク」というCATV関連のこういうことをやる企業が行っているようだ。
個人的には情報が多すぎてごちゃごちゃして見づらくなったと思う。
1画面の表示時間が長すぎて、目的の画面にたどり着くのが待ち切れないことも多い。
だから、天気予報なんか見る気がしない。
従来は隣県の天気とか天気図なんかも出ていたはずだけど、それはなくなったのだろう。
そして道路情報。以前のようにライブカメラの画像だけが画面いっぱいに表示されることはなくなったが、カメラの解像度が低かったから、小さくなってもその点はさほど問題ない。
7か所のカメラは画面内に表示される文字も含めて変わっていないが、インターバルの5秒のカメラの映像は見られなくなった。新屋のどこかに設置されているはずで、いつか場所を突き止めてやろうと思っていたのに…
ライブカメラの一覧画面ができて便利かと思ったが、そうでもない。逆に従来よりも見づらくなった。
従来は、15秒×7か所だから2分弱あれば、全地点の映像を見たり、目的の地点のカメラにたどり着けた。
ところが、この一覧画面は同じものが2分間表示され続けるから、タイミングによっては従来より長く待たされてしまう。
また、情報伝言板や交通情報などとともに1画面ずつ表示される時は、1つのライブカメラにつき従来の倍の30秒ずつになってしまい、1周に3分半かかり、もどかしい。
残念なのは、道路情報画面の地図。
データ放送の渋滞情報とは別の地図だし、渋滞箇所に色が付いたりもしない。
模式化されているのは分かるけれど、その地図がヒドイ。

道路の配置はともかく、「26」とか「56」じゃあ分からない人もいる。「山王大通り」「新国道」とあれば親切。
問題は鉄道。「奥羽本線」でなければならない秋田駅よりも北側に「羽越本線」と「秋田新幹線」が“延伸”してしまっていて、秋田貨物駅付近が新幹線の“終点”。
秋田駅以南では、秋田新幹線と並走しているはずの奥羽本線はなくなってしまっている。(これは他の地図でもたまにある)

国道7号線がこちら側をまったく走っていないように受け取れるが、まあ地図の範囲外にあるということでしょうか。
線路が引き続きおかしい。
こちらは川もヘン。「秋田運河」と「雄物川」はつながっていなければならないのに、ニアミスに終わっている。
秋田運河は、雄物川から海までを指すのに、この地図では、国道13号、茨島交差点の北を経て、2本の線路まで続いている。ってそれは「太平川」でしょ!
「太平川」を示すのなら「旭川」もほしいところ。(太平川はまず旭川と合流し、その旭川が秋田運河と合流する)
県道56号線・秋田大橋のすぐ上流で羽越本線が雄物川を渡るのに、地図では並走してしまっている。
地図を作るには、空間認識やデザインの知識と能力とセンスが必要である。(国交省がおかしな地図を公開していた過去の記事参照)
今回は下手な人が作ったのかもしれないが、秋田県外の企業が地図を作ったために、線路や川の境目や取捨選択を誤ったのも一因かもしれない。だったら、事情を知るCNA側がアドバイスなり検証なりをしっかりやって、正しい地図にしないといけない。
※2016年4月頃までに、鉄道路線のおかしな点は修正された。
※そして2016年10月にリニューアルされた。
あと、上の写真で気付いた方がいらっしゃるかもしれませんが、ライブカメラの「明田地下道付近」のアングルがおかしい。

本来のアングルよりも70度くらい左側の南方向、明田踏切跡へ至る脇道を写してしまっている。
実は数年前にも同じことがあり、たしか休日が入ったせいか数日間そのままだった。今回は5月16日土曜日に発生したが、当日中(だったか翌朝までだったか)に正しいアングルに戻った。