広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

竿燈2015

2015-08-03 21:52:06 | 秋田の季節・風景
前半は空梅雨で終わり間際にたくさん雨が降った2015年の秋田の梅雨は、「7月29日ごろ(仙台管区気象台による)」に明けた。平年日+1日、前年比+4日。
梅雨明け後は、からりと晴れることは少ないものの、おおむね最低気温は25度手前、最高気温は30度前後の日が続いている。秋田市ではこの程度の気温まで上がることは珍しくはないが、今年はほぼ連日継続している気がする。

木々ではアブラゼミがにぎやかで、千秋公園ではヒグラシも鳴いていた。
昨年、「例年、竿燈期間中に秋の虫が鳴き始めるが、今年(2014年)はウマオイが7月20日に鳴き始めて早い」などと書いたけれど、今年も7月25日に初めて聞いた。実は毎年、竿燈より先なのかもしれない…ただし、7月25日以後毎日は鳴かず、思い出したように聞く程度。
昨年は8月4日にコオロギが鳴いたけれど、今年はどうなるでしょう。【12日追記】結局、竿燈期間中には鳴き出さず、12日に初めて聞いた。今年は遅い。

8月3日から6日は、竿燈まつり。
初日の竿燈の模様を少々。例年通り初日は見物客が少ない。
会場中央部のやや西寄り、北(大町二丁目)側はゆったり

 
過去最多(毎年微増しているので)の279本が出竿(しゅっかん=竿燈が披露されること)。
市立旭北小学校の竿燈
上の写真手間中央2本が最小サイズの「幼若(ようわか)」、右がその次の「小若(こわか)」。
子どもたちが竿燈を上げる姿はほほえましいものだけど、フルサイズの大若(おおわか)と比べると、迫力に欠けるのは否めない。町内単位の竿燈だと大小サイズが混ざっているが、学校の竿燈だと小型サイズだけだから特に。(そのために、途中で演技を一斉に中断して竿燈全体が移動することにより、動けない観覧席の観客の不公平感を解消しているのだろう)

今日は心地よい風が吹く程度で、なかなかの竿燈日和。
今年は4日間とも平日ではあるものの、東北六魂祭が前宣伝の効果になったのか有料観覧席の売れ行きは好調だとか。天気も持ちそう。



前後しますが、竿燈開始に先立ち、秋田駅みどりの窓口前上部には自由通路に向かって、
各町内の紋が入った竿燈の提灯が並んだ
みどりの窓口上の提灯は、2013年のデスティネーションキャンペーンの時も設置された。
今年は灯りが入り(昼間も点灯)、より目を引くようになった。

このように、例年、改札前から自由通路にかけて、竿燈に関する何らかの装飾が行われている。
2009年には、みどりの窓口前にも小さい竿燈が立てられたが、今年はなし。(秋田杉のテーブルが置かれたせい?)

中央改札口を出た所にある、常設の斜めになった「置き竿燈」も、
灯りが入った
これに灯りが入ったのは初めて見たかもしれない。

改札前の斜めの置き竿燈は、まつり期間に関わらず通年設置されている。ただし、付属する垂れ幕の文言は時々変わる。
この置き竿燈が、竿燈シーズンだけの設置だと勘違いする人がたまにいるのだが、秋田魁新報の3日付社会面(22面)「竿燈まつり きょう開幕/大若、観光客出迎えJR秋田駅」でも、この点を誤解しているかのように受け取れる言い回しなのが気になった。
リード文では「明かりのともされた大若1本とちょうちん50個が飾られ」とある。「竿燈のために今だけ飾られた」と明言されてはいないものの、記事全体の内容からすればそのように解釈してしまう人もいそう。


【8日追記】2015年の竿燈は、珍しくまったく雨に祟られずに終わった。毎日暑かったけれど。
そのため、人出は計140万人。昨年より14万人多く、歴代で2013年の141万人に次ぐ多さ。
コメント
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