田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

すさんだ生活

2013年08月21日 | 宗教その他
 8月9日の記事『兄には別の同意書を作り、署名捺印をいただく予定である。』と書いた件で、実姉と姉のご主人様が署名捺印をいただくように、酷暑の本日、兄の住む街へ3時間も車を走らせてくださった。
 昼少し前、姉から怒り心頭で電話がありました。私は床屋さんの予約をキャンセル。ここで兄一家の概略を書いておきます。兄は田神家の長男です。兄嫁は田神お婆の実兄の長女、すなわち二人は従兄妹同士の夫婦です。夫婦には二人の娘がいます。兄以外はエホバの証人であることを聞いていました。私が直接聞いたのですが、定年退職後の兄は聖書を規範として生活していると言ってました。そのせいか、二年ほど前に、親戚縁者に東日本大震災を思うと年賀の挨拶などとても言えないので、今後は年賀の挨拶を控える旨の通知を一方的に送りました。年賀状を止めていた我が家には送ってきませんでした。理解しがたい文意について、親戚から私にいろいろな話が聞こえてきました。
 さて、本日姉が兄宅に到着するも、カーテンが閉め切られた窓や消えかかった表札などから、生活がとてもすさんでいる様子がうかがえたそうです。玄関チャイムを押せどもなかなか反応が無く、何度も押したところで、少し開いたカーテンの隙間から誰かが外を確かめ、鋭くカーテンを閉じたそうです。その動きで初めて人の気配が確認できたと言っておりました。姉は大声で「私だ、○○から来た。」と周囲を気にせず何度も叫んだそうです。その声が周囲に響き始め、長女がようよう玄関先へ出てきたそうです。しかし決して家の中へは入れてくれず、家から離れた空き家の軒先に姉と姉の夫を誘ったのでした。しかも炎天下だったそうで、姉は怒り狂ってました。
 姉が訪問の目的を話しても、父や母には決して取り次ごうとはしなかったそうです。業を煮やした姉が、兄への面会を強く求めると、しばらく待って欲しいと言って家の中へ入ったのですが、ずいぶん待たせたあげく「父は縁を切る手紙を郵送しました。そのお返事は一切いただいていません。」と父の言葉の代弁をしたそうです。姉が高齢の母の話をすると、「縁を切りましたので、一切の連絡は要りません。お葬式にも参列しません。」と言ったそうです。私は想像できたことですが、姉はずいぶん腹がたったそうです。
 姉が「エホバのMチャンはそれで良いかもしれないが・・・。」と姪に言うと、「おばさん、私は脱会しましたから。」と気味の悪い笑顔を作りながら両手で姉の手を握ったそうです。姉は「あの粘っこい両手の感覚が嫌だった。とても正気の沙汰とは思えない。」と言ったのでした。
 M恵の言う『脱会』の言葉はネットのブログでも見ないし聞かない言葉でとても不可解です。断絶なら解る、排斥された結果ならばそれも理解もできるが、そうでまでして自ら孤立の道を選ぶ家族は、もうどうしようもありません。
 今まで私の言葉に半信半疑だった姉とご主人に、事実を見ていただいたことで満足しよう。お婆がいつも言っていた「○○(長男)は最初からいなかったのだ。」が正しかった。さすが田神家のお婆だ。さすがハスラーだ。お婆の勝負の勘は最期まで間違っていなかったなぁ。その勘を引き継ぎたかったぜ!。縁を切るとか切られるなど、そんなことができれば世の中どんなに身軽になれるか、兄達家族は解っちゃいないねぇ、ったく!!。姉ちゃんありがとうな。


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2 コメント

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読んでいて悲しくなりました (55)
2013-08-22 01:06:53
グッチさんのお兄様は、その昔は利発な自慢の長男さんだったはず…

身内に対して「縁を切る」なんぞと言う悲しい言葉が出てくるなんて…

同じ親を持ち、同じ環境で育ち、幼い頃の思い出を共有出来る血を分けた兄弟、かけがえのない存在のはずなのに…

同じ組織にいた私がコメントするのも何ですが…

悲しくなりました
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Unknown (六兎)
2013-08-22 12:56:24
昨日姉も言いました。
「あの時代に大学まで行かせてもらって少しは親に感謝しても良い。」と怒ってました。

私は組織のせいばかりだとは思いません。
兄も年金生活者です。妻も働いたことがなく、二人の娘も一人身で未就労なのです。
婆さまの入所費用の援助を断りたく、あのような行動になったのでは、と思います。
怖いのは、精神の病ですが、こればかりはどうしようもありません。
つくづく恐ろしい宗教です。
でも、悲しませてごめんなさいね。勇気を持って離れた方は素晴らしいと思うのです。
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