田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

正義マンって笑える

2019年11月15日 | 日常生活
 消費税の軽減税率の8%は食品、その場で食べれば10%となるそうで、テレビ局はそのことばかりを取り上げて笑っている。取り上げ方が間違っているような気がしてなりません。
 
 持ち帰ると言いながら、その場で食べてしまえば2%の脱税と伝えていました。それを指摘する『正義マン』なるものが現れそうだと、イラストで紹介していました。イラストの正義マンは小太りの高齢男性、頭髪はバーコード風の横分けです。世間のいう融通の利かない人のイメージらしい。
 
 そんなことより消費税は納税者の税金を、お店の一時の預かり金だということを忘れているような気がしてなりません。今騒いでいるのは差額の2%だけのことです。
 
 消費税が始まった、竹下内閣のころは盛んに言われましたが、最近はすっかり聞こえない問題についてです。
 
 ネットには『課税売上高が1千万円(竹下内閣時は2千万円)以下の事業者は、消費税免税事業者となり、消費税を徴収できますが、消費税納付の義務は免除されます。しかし、免税事業者という理由で消費税を請求していない方がたまにいますが、免税事業者でも、経費などの消費税は支払っていますし、あくまで免除されているだけで請求していいお金なので、請求しないのは大きな損失といえます』『免税事業者であることを理由に、消費税の支払いに難色を示す業者がいるかもしれませんが、免税事業者が相手でも、請求された消費税には納付の義務があります』これを、益税などと言いごまかしていました。
 
 課税売上高が1千万円以下の個人事業主は多くはありません。普通のお店は物を売って利益を得ます。利益率は多くて十数パーセントですから、売り上げ額はあっという間に1千万円を超えます。しかし売り上げのすべて利益になる個人事業主は少なからずいます。いわゆる『報酬』を受け取る仕事です。
 
 昔々大学でアルバイトをしていた頃、多くの講師たちは、原稿料、デザイン料、出演料等などを定期的に受け取る人もありました。非常勤講師は一コマ90分が一万円でしたから、それよりはるかに多い報酬に消費税を請求していたそうです。それを『益税』って言ってました。
 
 声には出しませんでしたが、消費税は消費者からの預かり金です。私は支払先に、消費税で、私の経費が増す分を別途請求しました。全額いただけました。とんだ正義マンでしたが、あくまでも自己満足でした。