田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

過ぎ去った時から

2019年11月05日 | 日常生活
 1973年から約10年、サラリーマンで過ごした会社が一ヶ月前に閉じました。破産です。負債は2億円だそうです。事業を停止、財産を処分した金を債権者に分配するのでしょう。
 
 財産と言っても、社屋と寮の他考えられるのは、社長や専務の自宅などですが、財産にはならないと思います。私の幾ばくかの焦付き金が、そのような財産の処分ならば、もらわない方が良いくらいです。
 
 さて破産、倒産で幕を閉じましたが、私は最後の仕事をしたことになります。こんなつまらない浪花節のような話です。知っているのは社長のTさん、専務のM氏、Sさん、県庁のM氏くらいです。大好きだった会社です。社長のTさんは、あこがれた師匠でした。それを知っていたTさん、ぶざまな最期を私には見せたくなかったでしょう。
 
 私の後輩、K女史、今は京都に住み、毎年クリスマスプレゼントを送ってくれます。私の息子より少し年下の子はダウン症候群でした。毎年彼の年賀状が届きます。K女史は忙しいお母さんです。
 
 その後輩が共に働いた会社を気遣ってくれていました。今年のお返しプレゼントには、事の顛末を書こうと思っています。そんな2019年のおしまい頃です。
 
 お昼少し前、電話。なんと今から8年前に倒産した会社の社長からでした。71歳だそうです。オイラと一歳違いと知って驚いてました。ずいぶん若いと思っていたそうです。
 
 倒産後、顧客に世話になり暮らしているそうです。その顧客の一人から昔のような仕事を頼まれ、手伝って欲しいとのことです。私は今年で廃業するし、税の申告も終わることを告げましたが、例によって粘り腰の要求は昔のままでした。これは元気な証拠です。