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7/2旅人 

山と旅が好きです。

晴れの日曜日

2018年10月31日 | 安倍奥

さて前回の続き、

またもや梅ヶ島に行ってきた。

今回は珍しく、単独では無く、相棒付きだ。

ひょんなことから知り合った、すーさん。

スーさんは。全国あちこちを登っている、フルマラソンは3時間15分、富士山は吉田口から二時間半で登る強者だ。

僕とは登山スタイルの違う相棒だが、安倍奥東山稜には登った事がないのでご招待した。

 

出発のさい、ザックを見るとデカイ!!

く「何が入っているの?」

ス「買ったけど、使った事が無いので今回使ってみようと、いろいろ持ってきました。20kg位あるかな?、ふふf。」

く「あ。そう」

僕の荷物は二人分の夕飯入で10kgだけど・・・・・・・・・

 

まあ、なにはともあれ、出発だあ!!

 

今回の山行は安倍の大滝経由、安倍峠経由、奥大光、三河内の予定だ。 

安倍の大滝から林道へ出る道は、通行止めになっているが、行ってみた。

 

特別、崩れや、難路感は無い、普通に通れます。

ちょと急なだけ・・・ 

僕の都合で、遅くの出発になり今日は安倍峠泊まりだ。

夜半、少し雨が降り明日は天気が良い、予報だ。

しかし、安倍峠に到着する前に雷が鳴り出した。井川方面に雷雲が近づいている。

まじーな ともあれ、テント場に。

パラパラ降り始めた雨。

今回は各自テントを持っているので、荷物を木ノ下に置いて幕を張る。

 

テントも張って。たいした雨になりそうもないので、スーさんに。

く「薪を集めてください、極細、細い、中位、太いの、お願いします。」

ス「解りました、で、タープは何処に張りますか?」

く (え!、タープまで持ってるの・・・・・・)

そだね、焚き火の場所が決まったら、そこに張るかな?????

 

雨は止んだかと思うと、またパラパラ。

これはタープがあったほうが良さそうだ。

焚き火の火床が被せるように、折角持ってきてくれたタープを張る。これで焚き火もOKだ。

かなり、雨で湿っているのので、苦労するかな?と思ったが、まめに薪を集めてくれたスーさんのおかげで なんとかなりそうだ。太めの薪を地面に敷いて、極細を積み上げて着火、いつも煙が出て大丈夫、火は着くな。・・・・・

煙が出て、火が起こる、時折被せものをすると、熱がこもって火が起こる。

10分後、大丈夫な感じ。

スーさんに、魚肉ソーセージの串を渡して、炙りながら酒を飲む。

単独では無い楽しみだ。

スーさんは、乳頭温泉に二十回も行った温泉好き。

あちこち、登っているけど、単品が多いなと思っていたら温泉中心なのだな。

なんとなく、解った。

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝。

パッキングに苦労するスーさん。

荷物が多いからね。

 さて、安倍峠から奥大光に向けて出発だあ!

 今日は晴れ

先週と打って変わって、ドピーカンだ。^ー^

バラの段から富士山。

バラの段から、二回程登り返し。

僕の大好きな場所、ワサビ沢の頭 から大笹の頭の稜線だ。^ー^

二重稜線や巨木の間をたおやかな道を

スーさんに「いいでしょ。ね。いいところでしょ。ね。」

とくりかえし尋ねながら歩いていく。

 

残念なことに、台風の強風で倒れてしまった巨木があちこちにあった。 

ベッキリ、折れている。 

あ、大笹の頭に着いちゃった。 

紅葉はわずかだが始まっている。あと二週間かな? 

今回の目的地、奥大光山。 

ここから大河内へ、

また安倍の大滝の遊歩道に戻る。 

この道は、この後ガレの縁を下る。

結構、悪い。

急下降と両側の切れ落ちた所もある。

慎重に降る。 

このバッテンが悪い道も終わり北方向に降る。

まだ、急下降だけど。 

 

 揺れる吊橋を渡り。

もう一度、今度はしっかりした吊橋を渡れば。今回の山旅も終わりだ。

スーさんは、天気も良く楽しんでくれたようだ^ー^

ま、めでたしめでたし。

おしまいm(_ _)m。

 

 

10/20.21    2018 

 

 

 

 

 

 


雨の日曜日 

2018年10月30日 | 安倍奥

ちょっとボーーっとしていると、月日は経ちブログの記事が溜まっていく・・・・・

 

さて今回の山旅は。

9月から、何故か山に行こうとすると雨が降る、天気が悪い。 

今回も八ヶ岳方面を狙っていたのだが、天気がいまいち。

三週間も山に行っていない。遠出は諦めて山伏でも行くべえとバスに乗った。

山伏方面はガスがかかり今にも泣き出しそうな天気だ。

こりゃ、だめだ_| ̄|○

 

え~い、いつもの別荘に予定変更だ。

別に建物が建っているわけではないが・・・・・・・・・

すすきの穂はまだ膨らんでいないね。 

安倍峠に続く林道はまだ通行止め。しかし300m程先で崩れた法面は土砂を取り除いてあった、また台風24号の爪痕も随所にあったが そこも修復しているようだ。

林道名物、竹箒だ。 

作業用のモノレール、乗りた~い^ー^ 

紅葉は始まったばかり。 

ドシャっと!土砂が道に流れている。 

結構、崩れているね。 

まあ、なにはともあれいつもの場所で幕を張る。 

そして、いつものビールと本だ。

向田邦子さん、面白いよ。 

今回使用したテントは、エマージェンシードームだ。

ベンチレーターが直径20cm位の大きさで、とても大きい。

これはシェルターに入ったままザイル操作、確保が出来ますよ、と作ったものらしい、しかし確保はしない僕には、この大きなベンチレーターが仇になった。

夜半からの雨がダダ洩りになり、

中はシェラフからマットからすべて、濡れてしまった。_| ̄|○

おまけにテント内の水を少しでも外に出そうとタオルで、拭き取った時にコンロの火に炙られたのだろう。モンベルのパーカーに大穴が空いてしまった。その下に着ていたフリースも焦げてしまった。。。。

朝、なんか青空とか出てきたので、少しでも乾かして下山しようと、散歩に出た山梨側の様子はどうかなと、歩いていった。

しか~~し30分後、雨が降り始めた_| ̄|○

せっかく、干したものはまたもやビショビショ・・・

 

え~~い、勝手にしろ!!!!!

雫が滴る、ザックを背負って降る。

すると、また雨、そして晴れ

なんだかなぁ~

そしてこの山行は、次週に続くのだよ・・・・・・・・

 

 

10/13.14      2018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


TJAR選手との出会い。

2018年09月06日 | 安倍奥

さて前回の続き

湯の岳から見た真富士山 

 

差し掛け小屋を経て湯の岳の北端に着く。

この辺はテント泊、適地だ。

湯の岳に到着。 

湯の岳から、結構しつこい登りをくりかえし、第二真富士山に到着。

夏富士が雲海から顔を出している^ー^ 

此処は二等三角点だ。 

ここからは、ちょっといやらしい急下降と急登を二回繰り返すと。真富士峠に着くヲイ平とのT字路になっている。

ここから第一真富士山まで少しだ。 

 第一真富士山に到着。

ここでも富士山!

例のごとく、何処まで行こうと決めていないので兎も角稜線沿いに進む。

あ、案内図があった。う~んっと。

よし!決めた。

 

一本杉まで行って俵峰経由で俵沢のバス停を目指すことにした。 

 

なんか久しぶりの大滝、水を飲んだけどあんまり美味くない。 

 大滝からのトラバース、引き落とし峠へ。

 そして俵峰、ユースホステル水月院のキャンプ場跡地に着いた。

あとは林道の歩きだ。

途中の林道にある、つづら折りの茶畑。

一見の価値ありですぞ。。^ー^ 

 

 俵沢の学校が見えたら。

バス停はもうすぐだ。

 疲れた体を俵沢のバス停で腰を下ろしていたら、なんかボロボロのヨレヨレで~すな登山者が、目の前を通り過ぎた。なんだありゃ・・・・・・・・・

 

そっか、今日はTJARの最終日だったんだ。そういえば行きのバスで望月将悟選手が応援の人達に囲まれているのを見たっけ。415km山超え谷越えロードを走り累積標高差27000mを超えまさに鉄人レースだ。たかだか30km程の山越えしてきた僕とは段違いの過酷な道程をを踏んでゴールまで後20kmの俵沢に降り立った勇者だったのだ。行っちゃったけど_| ̄|○。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、バスはこない・・・・・・・・・・・・

 

すると、名も知らぬジャガイモみたいな髭だらけのTJARの選手がヨレヨレで現れた。

僕は「がんばってくださ~い。あと少しです。」と声を出していた。

名無しTJAR選手「ここまできたら。」

名無しTJAR選手「ここまできたら、がんばりまーす。」

急にシャキとして、前を見て小走りにあるき出した。

 

 

 

感動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回の山旅は、これで終わりだ。

ペルセウス座流星群は20日まで、はくちょう座K流星群は極大日そんな日に山で泊まれば流れ星の一つや二つ、いや沢山の流星が見れるんじゃないかと出かけてみたが、生憎の曇り空。流れ星は少ししか見れなかったけど。差し掛け小屋があったり最後にトランスジャパンアルプスレースの選手と出遭ったり。面白かったな。久しぶりに感動してしまった。

 

 

 

 

あ~~面白かったな。

おしまいm(_ _)m

 

 

 

 8/18.19           2018

 

 

 


山窩考。

2018年09月03日 | 安倍奥

さて前回の続き

う~ん朝から写真がボケボケだあ。

林道終点まで歩き浅間原へ向かう!

 

いきなり金属橋を渡る。

4.5本 沢を渡る。 

ここは、右を行く。これは鉄塔の巡視路だね。

安倍奥東山稜には標高1100m~1200m に横道が存在する、仕事場の先輩に鉄砲打ちをやる人がいて、教えてもらった。確かに関の沢のツメは、たいがいその横道を使った。青笹周辺はいかがなものかと?と歩いた事があったがガレが発達して、危険だった。

此処は巡視路だから、しっかりしている。鉄塔までは、ね・・・・

浅間原には二本の送電線があり、北側の鉄塔に出た。

湯の岳、第二真富士、第一真富士。

お、!!なんか変なもの。発見!! 

送電線 系の、碍子かな?? 

浅間原に到著。

展望は良し^ー^ 

駿河湾、伊豆。海。。 

夏富士 

 愛鷹連峰。

前回、青笹から浅間原は笹ヤブがきつかった。 

浅間原からはヤブがキツイだろうと覚悟していたのだが。

 

ファンタの缶の指導標を後に、ヤブに突っ込むのだ。

ありゃ、

伐採してある。 

こちら側は誰かが管理しているんだね。

 

樹間からの湯の岳。

そして、その手前でそれは、あった。 

 

焚き火の後、

自分も焚き火をするので解るけど、最近のもの

それも、尾根上ではこの後始末は無いでしょ。 

で、差し掛け小屋。 

熊笹の色からして、最近のもの

これは、誰かが此処で寝たんだね。 

まあ、それはいいんだけど。登山道のど真ん中ってどうよ。

ななめに倒れた倒木に差し掛けた木それに被せた木・・・・・・・・・・

一瞬、山の民の跡かと思ったけど、これは違うな。

 

 

僕は山で暮らす人々にに興味がある、というか自分もいつか、その端くれで有りたいと思っている。

マタギ、山菜採り、キノコ採り、山師、山窩。

そう、山窩 山そのものに暮らす彼らの生き様は、数少ない記録しかない。

 

今は昔、

僕の家から一番近い一等三角点、竜爪に行った時のことだ。

表参道は人が多い、いつも僕は則沢から登る。いつもように則沢の公園に車を止め林道を詰めた。道白堂をすぎると、林道のどん詰まり、季節は初秋だった。そこで二人の人と出遭った。二人はノミのようなもので何かを作っていた。なにか不思議な風景にちょっと、唖然としたので、間があったけど、コンチワと挨拶した。二人は作業の手を止め、軽く会釈してくれた。しかしこれ以上は、コミニュケーション取りませんオーラが、伝わって来た。

で、僕は不思議な出会いを感じながら、登山道に入って行った。

 

彼らはとても、よく似ていて、双子のようだった。周りにはいくつかの道具が置かれ焚き火のあともあった。もしかしたら彼らは今でも山から山へと渡り歩く山窩と、なにか関わりのある人なのでは、なかろうか?・・・・・・・・・・・・・

 

山窩。

僕はこの人達の事を詳しく知っているわけではない、初めて興味を持ったののは五木寛之の「戒厳令の夜」という本だった。四人のパブロが織りなす不思議な関係そして第二次大戦に運ばれた美術品が九州の炭鉱にある、その争奪戦。古代日本からある海人、山人、そして今尚生き続ける山窩が物語に絡んでいく。山窩独自の伝流の文化、人脈。これは今でも、あるんじゃないか、僕はあると思っている。

その他にも同じく五木寛之の「風の王国」大和は二上山、疾風歩にて歩行する女と出逢う主人公、その女性は、二上講「へんろう会」山窩の末裔たちの物語。

映画では、「瀬降り物語」せぶりとは、山窩たちの使うテントの名。山窩達の生活、風習を描く。

竜爪で遭った人たちは、その人達に関わりのある人達であるまいか?

 

今、山窩の人達は現代社会に溶け込み、姿を現さない。

しかし、昔からの伝統文化は守っていると聞いた・・・・・

 

そして、山小屋を管理する人達、山で出会う登山愛好家以外の人達は、もしかしたら山窩の血脈を持っていいる人達では無いのか。

垣間見る深い知識に僕は驚愕し、リスペクトするのだ。

 

また、何処かで自然との関わりを本当に知る者と、出会いたいと。

あまり人がこない山をとウロウロしているのだが・・・・・・・・・・・・・

 

 

僕が行っている山登りではなく。

真逆に意外と里に近い山に、今でもかれらは、生きているのかもしれぬ。

 

 

 

長くなった。

またして、続くのだよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

8.18.19.        2018

 

 

 

 

 

 

 

 


はくちょう座K流星群

2018年09月01日 | 安倍奥

さて今回の山旅は、

 

安倍奥は僕のホームグラウンドで、馬蹄型に縦走するのが毎年の恒例行事だ。

一月ほど前フラフラと安倍峠を南下し、浅間原から渡村へ降った。そして今回は浅間原から南下するつもりだ。

 

渡村からは、ヒルが恐いので真富士の里から登る事にする。いつものように平野の集落を歩いていく。

すると何処かの飼い猫が「山に行くのかニャ?」と挨拶してきた・

「そうだよ今晩は、はくちょう座K流星群の極大日なんだよ、見れたらいいなと思ってね。fふふ」^ー^

「気をつけて、ニャ(^_^)/~」

平野からの林道にはいくつかの支線がある。暇な時に寄り道した。

此処はまだ行っていないな・・・・・・・・

今日の泊まり場は決まっているし行ってみるか。 

結構しっかりした林道なので、長くなるかなと思ったら茶畑に出てすぐにどん詰まりになってしまった。

でも景色はいいね! ^ー^

初めて見るロケーション、上からの真富士の里だヘリポートもあるんだね。

足元に動物の骨 どんな動物の下顎なのだ?

林道に戻り歩き始める、伐採した材木をいっぱい積んだトラックが山を降っていった。最近この山は伐採が進んでいる。その後どんな木を植えるのだろう?

 

 

ぼんやり林道を歩いていく

 

 

木の端くれが、動いていると思ったらナナフシだった。 

 足元に宝石が転がっていると思ったらコガネムシだった。 

だった。シリーズはこれくらいにして、先を進む。

真富士の登山口を過ぎ、泊まり場に向かう 

なになに、 この赤は??

まあ、いい

水を汲んで行く。 

宿泊予定地に到著。此処は結構広くて空が開けている。天体観測にはちょうどいい場所だ、

日中は晴れていたのだがガスが広がり始めた。

え、嘘でしょ_| ̄|○

転がってる丸太にマットを敷いて。本でも読むか。 

ふと足元を見ると

ぎゃ~~~~!!ヒルだあ!!

二匹のヒルが僕の足元めがけ突進してくる。

なんか何処でもいるなあヒル。

渡村からの道はヒルがいるからわざわざこの道を選んだのに意味ないね。

テントに戻り、ヒルがいないか確かめて中に入る。

仕切り直しビールと読書だ。

空はどんよりしているし、ヒルはいるし。

なんだかなぁ~ 

 

暗くなり何度か空を見る。

天気は曇り。

 

 

 

一回だけ雲が切れて、ひとつだけ星が流れた・・・・・・・・・・・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朝が来た。

 

続くのだよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

8/18.19        2018