7/2旅人 

山と旅が好きです。

天狗の庭

2019年02月23日 | 独り言

今は昔。

夏山の記録を思い出した。・・・・・・・

 

 

天狗ノ庭。ご存知だろうか?

苗場山の南南西広がる湿原帯だ。北にある八合目の天狗の庭ではない。

ここに行くのに登山道は無い

沢をつめるか稜線から、地図とコンパス頼りに行くしかない。

当初、栃川を遡って沢からこの台地に出ようと試みたが、増水のためあきらめ。

平太郎尾根を登って山頂に出て次の日天狗ノ庭に行ってみた。

道は無いのでこんな感じ



で・・・たどり着いた天狗ノ庭は、素晴らしい所だった

 
尾瀬を小さくした感じでも、木道とかは無い。

あるのは、ワタスゲと自分だけ

まったりとした時間を過ごし。

この場所を後にしました。



ニッコウキスゲの群落の間を縫って。

今度は、小松原湿原へ



でも途中で土砂降りの雨に打たれて、避難小屋に、もうずぶ濡れだ。



苗場山はとても人気ある山だけど。

この、小松原湿原には、一人も登山者もいませんでした。

良いとこなんだけどね。

そして次の日

まだ、昨日濡れたものが、乾かない。

ザックに木を二本くくって、そこに濡れた物を引っ掛けて。

パンツいっちょで、下りました((我ながら凄い格好だった)

どーせ人も来ないだろ・・・・・

(写真はありません。良かったね)



で 暫く降ると天気も良くなり夏の青空がこれで、濡れたものも乾くぞ!

(パンツいっちょってのも、ありだなあ涼しいし、でも広い登山道じゃないとな、
 それと人に会わない所だ。公然ワイセツだもんな。)

その時、なんかいやーな匂いが、

そして10m程先のフキの葉っぱが不自然に揺れ始めた。

フキの根元に、黒い クマがいた。

見つめるクマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

口を あんぐり開けて呆然とする俺・・・・・・・・・

この状況を打開するには??

まてよ、今俺はパンツしか穿いていないそれも、ブリーフタイプの、

このまま襲われたら、遺体を見て、みんなこう思うだろうな。
 「衣服を皆剥がされてますね可哀想に素っ裸だ。」


 いか~ん。せめて、Tシャツ一枚でも着なきゃ。

見詰め合っていた視線を、ちょっと逸らしたらガサガサ、と。

クマさんは回れ右をして、逃げていった。

怖いのは、クマのほうだったかもしれないな。

この格好だしな

背中から、角が二本生えて、なんかヒラヒラしてるし、

これじゃ、奴の完敗だ。 へへへ!




※注意、平太郎尾根は迷いやすく、渡渉点もあります。地図が読めてコンパスを使える人
 初心者向きではありません。
 天狗ノ庭に行くのも同様です。
 
 
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