7/2旅人 

山と旅が好きです。

笠松山 倉尾山、そして茂倉集落へ。

2017年11月12日 | 南アルプス

 

さて前回の続き

北岳も快晴である。^ー^ 

 

一月あまり山に行っていない体は、もうヨレヨレ。

足がつりそうな感じ、いっぱいいっぱいだあ_| ̄|○ 

 

なんとか、岡松山に到着。

展望は無し。

次なる倉尾山はいかがものか?? 

このあたりは、まだまだ訪れてる人が少ないらしく。

踏み跡は薄く、倒木もある。

はあ、はあ、ゼイゼイで、倉尾山に到着。 

おお、此処は展望が良い山だ。^ー^

東にど~~んと富士山。

西に荒川、赤石岳。 

これで、三等三角点。

もう、謙遜しちゃって、この展望は一等三角点だよ。^ー^

西側は伐採した跡があるので、南アルプスフロントトレイルの整備で展望を良くしたのかもしれぬ。

でも、とってもいい山だ。 

 

倉尾山からの降りは、曲者だ。

幅広い同斜面を250m降るんだけど、

西側の尾根や南の沢に引き込まれやすい。

道迷いは降りが多い。地図読み泣かせの地形だ。

まずは、東にコンパスを合わせてっと・・・・・・・

 

あれ、派手に白いロープがある。

これだね。ありがたや

これで、ルートはまちがいなさそうだ。^ー^

しかし、この道標のロープ。所々にあるのではなく、ここから2、300mは張ってあった。ヒマラヤのルート工作の固定ロープみたいだ。

ヒマラヤ遠征に行く予定がある人には、固定ロープの登りでユマールの掛け替えなど、いい練習になりそうだ。急斜面だし。

此処の降りは、キツかった。

最後の方はロープを握りしめっぱなし。 手袋がだいぶ傷んだ。

 

もう、足が限界だ。

尾根に乗りちょっとした登りで派手に足がつった。

痛い、イテイテ。

こむら返りの特効薬、「芍薬甘草湯」を飲む。ふ~~。

 

そっと歩きはじめる、なんとか大丈夫そうだ。

しかし、また登りが始まると、こむら返りが。きた~~

こりゃダメだ。降りはなんとかなりそうだけど、登りが始まると右の内腿がつる。。

これは、エスケイプルートを探さねば。

幸い、西に直線的に降れば、茂倉集落に続く林道にブチ当たる。

地形図を見る限り、岩場は無さそうだ。

一番ヤブが薄そうなところを突っ込んで行く。

 

スズタケの枯れたやつが、僕の顔や体中に纏わり付く。

バリバリバリ、ホコリが凄い。突撃だあ!!

なにやってんだろうね・・・・・・・・・

バリバリ

ああ、紅葉が奇麗だ。。。。。。。。。。。。

格闘の末

林道に飛び出した。

やれやれ~^ー^ 

この林道を降りさえすれば、茂倉集落だ。

林道のすぐ脇に、鉄檻の罠がある、こんな林道の近くでいいのか?? 

早川側も紅葉が奇麗だね^ー^ 

林道に出て一時間くらいか、

目的地である茂倉(もぐら)集落 に到着。

しげくら集落で、いいと思うんだけど、何故もぐらになってしまったんだろう?

坂、坂、に家並みがある。

集落のかたと、ちょっとお話なんぞしてみたかったけど。

あいにく人気がなかった。

バスの時刻もあるしね。 

茂倉集落 gぐってみると、いろいろ面白い。

では、さらば茂倉集落(^_^)/~

早川町の町営バスの最終身延行まで、あと一時間半。

足早に林道を降っていく 

 

茂倉集落から歩くこと一時間、新倉に到着。

此処はベンチすらないので、次のバス停へルーシー美里まで、歩く。

途中で見つけた。

茂倉川の看板

ね、MOGURA川って書いてあるでしょ。

たどり着いたヘルシー美里のバス停も

ベンチもなにもなし。_| ̄|○ 

ここまでくれば、今回の山旅は終わりだ。

 

櫛形山のほこら小屋は、相変わらず綺麗で良い小屋だった。

作ってから17年も経つのにね。しかし凄い満月だった。

 

巨摩山稜は始めてで。新鮮だった。まだまだ人が少ない山域で源氏山の分岐からは独りも出会わなかった。倉尾山はとってもいい山だ。しかし北から行っても南から行っても、大変そうだ。

 

茂倉集落は想像通り、静かな山間の村でいい雰囲気。

もちろん、初回に書いた妄想は妄想でしか無かったけど。

 

一日目はともかく、二日目はドピーカンで最高だったね・^ー^

あ~~面白かった。。

おしまいm(__)m。。。。。。。

 

 

 

 

11/4.5        2017

 

 

 

 


巨摩山稜、南へ。

2017年11月11日 | 南アルプス

 

さて前回の続き

満月の夜が開けて、天気はドピーカンだ。^ー^

 

茂倉集落に向け、巨摩山稜を南下する。

池の茶屋登山口までは行ったことがあるのだが、その先は未踏だ。

池の茶屋から南への記録を調べてみたが、少ない、トレラン で走破した方や、超ロングな縦走をする方など健脚すぎて、亀足の僕には、あまり参考にならない。どれ位時間がかかるか未知数である。

兎も角、早出しようと思っていたが、

夜明けの遅い今の時期、6時に出発が精一杯だった。

 

もうすぐ、夜が明ける。

日が当たってきたよ。

岳樺の白い幹が、オレンジ色に輝いていく・・・・・・・・

山は朝一が、いいねえ~^ー^ 

 この辺もサルオガセが多い。

これはまた、サルオガセでいっぱいだあ!!

サルオガセは、寄生植物だと思っていたが、

空気中の水分を取って自生している。

ホラー映画の森には必ずと言っていいほど、登場する。こわい) ゜o゜( ヒィー

日の当たる時間に見ると幽玄な雰囲気で僕は好きだけど。

ほこら小屋を出て、櫛形山の管理道で池の茶屋登山口へ向かう。

あまり使われていないようだ。 

この鹿よけ柵を超えれば、池の茶屋登山口だ。 

池の茶屋登山口には休息所と、トイレが有る。

休息所のなかは、ベンチと土間だけ

ま、泊まれないことはないと思うけど。 

すぐそばに、新しい櫛形山トレッキングコースがある。 

櫛形山の西側を巻きながら、付いているようだ。

北岳展望台なんかがある。 一度行ってみたいね^ー^

ここから暫く車道を 歩く。立派な舗装路だ。

池の茶屋の名前の由来か、すぐそばに池があるらしい地形がある。

 丸山林道に交差する、池の茶屋峠に到着。

この、丸っこい山が、丸山らしい。

可愛い山だね^ー^ 

 

西に目をやると、白峰三山が見える。

安倍奥では、南アの南部の山の眺望がいいけど。

この辺はやっぱり白峰三山だね^ー^」」

農鳥岳。 

間ノ岳。

そして、北岳だ!! 

池の茶屋峠から、また南へ

途中、木を保護しているのだろう、 梓川で見たものと同じだ。

墓標のようで、なにやら気味が悪い。 

池の茶屋峠に南アルプスフロントトレイルの標識が、

まだまだ、整備中らしい。

ここからは、源氏山に行く標識が出てくる。

赤石岳かな?

未舗装の林道をはなれ、登山道へ

此処は、大峠山、源氏山、そして足馴峠への交差点。

源氏山、大峠山は別の機会に。

南へ向かう。

道は途端に、フカフカ人が通っていないんだね。

振り返ると、大峠山 

そして、横に源氏山。 

 時折、南アルプスフロントトレイルの標識がある。

この標識から、50m程行った、尾根に乗り

5分位降ったところで、東に見える尾根が主脈縦走路と気付き、

登り返し、トラバースして主脈縦走路に戻るあ~しんど。_| ̄|○ 

足馴峠に到着。

お次は岡松山か、聞いたことが無いね。 

歩き始めて、4時間。

久しぶりの山行でかなりへばってきたよ_| ̄|○

でも、まだまだ続くのだよ。。

 

 

11/4.5          2017

 

 

 

 


月光

2017年11月08日 | 南アルプス

さて前回の続き

11/4、一番の特急富士川号で、南花輪へ。

そして登山口11時に到着だあ。

 

南尾根からほこら小屋に行くつもり、だったけど。

櫛形山では、一番北のはずれから、山旅は始まった。

 

お天気お姉さんは、お出かけ日和の晴天を予想していたが、雲が多い。

 

マムシグサが実をつけて残っている。

寄ると、グロいねえ。 

紅葉はいい感じで、

それは良いのだが、天気がねえ・・・ ・・

歩き始めて小一時間、腹が減った

見晴らし平、らしき場所に到着、オニギリを一つ食べる。 

富士山は見えている。。^ー^ 

おお、何やらオブジェが。 

「花の百名山」の田中澄江さんの文字だね。

此処は新緑、紅葉時に何度か訪れている。 

新緑の時期に訪れると花がいっぱいだ。

 

写真を撮りに来て、滑落して亡くなったようだ。合掌 

およよ、ポツリポツリと雨が降ってきた。

稜線に出て、ゆるゆると、ほこら小屋に行くつもりだったけど。

やっぱり、中尾根から最短で、ほこら小屋に行く事にする。 

 おや、こんな時期に咲いている花が。

 

近くによると、種子だった。

なんの花の種だろうか?? 

中尾根の登山口に到着、一時間ちょいでほこら小屋に着くはずだ。

雨は強くはならないが、ポツリポツリと降っている。 

なんか、地味な紅葉。

なんぞや?

これが、オオイタヤメイゲツなんだ。

安倍峠のオオイタヤメイゲツはいつも、葉っぱが落ちていて、紅葉を見たことが無かったけど。こんなに地味なのか。ちょっと、がっくり_| ̄|○。 

お、派手にマーキングしてますねえ。 

葉脈のみの、葉っぱ。 

 

このサルオガセが出てくれば

ほこら小屋は、もうすぐそこだ。。

此処は、キャンプ場かな? 

そして、今晩のお宿

ほこら小屋。。 

いつ来ても、ちゃんと掃除がしてあって。

綺麗な小屋だね。

快適だ。水場は近いし。 

 

誰か、ここでハロウィンだったのか?

ハロウィンって、さっぱり、わかんねえけど??? 

さ~て、明日は南下して茂倉集落へ

 

今晩は、例の如く本を読みながらお酒を飲んでゴロゴロしますか^ー^ 

お酒を飲んで、本を読み、ご飯を食べて、そして夜がきた。 

窓が明るい、小屋よりもなんか外の方が明るいみたい。

何時しか、雨も止んだようだ。

 

小屋を出てみると、すごい月明かり。

そうか今日は(11/4 )

満月だあ^ー^

 

明るい明るい、腕時計の針まで見える。

なんか嬉しくなって月光の森をウロウロしてみる。

月光浴だ。

ちょっとgぐぐってみたら、月の光を浴びる事で、

いろいろ浄化作用があるそうだ。

特に女性は、美容にいいそうだ。

 

 

夜中に何度か起きて、夏用シェラフで寒かったので、、

月光を浴びた。

 

 

 

 

そして、朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

やったね~!

ドピーカンだ。

 

それでは、茂倉集落に向け稜線を南下するのだ。。

 

続くのだよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

11/4.5              2017

 

 

 

 

 


ドンドコ沢へ

2015年10月03日 | 南アルプス

 さて前回の続き

下山道をドンドコ沢を選んだ。

ドンドコ沢って、何?

ちょとぐぐgってみた。

 

地蔵岳にあるお地蔵さんを一体持って帰り。

祈願すると子宝に恵まれる、という風習があったそうな。

子を授かったら里から新しいお地蔵さんと借りてきたお地蔵さんを背負って

隊列をくんでドンドコ太鼓を叩きながら地蔵岳にお返しにいったそうな。

それからドンドコ沢の名前がついたそうな。

 

鳳凰三山には何回登ったのだろう、御座石から冬に行った事は覚えている。

兎も角、ドンドコ沢はお初だ。

鳳凰小屋を降ると沢の源頭の様子。

なだらかに、沢沿いを降ってゆく

いいね、こんな感じで、時折現れる、滝を愛でながら降って行くのだね。

しかし、緩やかな道はすぐ終わり、急下降が始まった。

ガタンガタン降りまくる。

 

 

まずは五色の滝

 なかなか見事である。

でも、ガスが掛かって残念

 

 五色の滝を過ぎても。急下降が続く

そろそろ、ガラスの膝が悲鳴を上げだしたので、

ストックをダブルで使い、膝を庇いつつ降る。

 何故か、ホラーな感じの指導票

もう少し、なんとかならんか・・・

 木の根が張り出し、岩が大きな、段差を生み出す。

帰ってから調べたんだが、此処の平均斜度は30度以上あるそうだ。

キツイわけだ。

 

鳳凰小屋を出る時、一時間位コースタイムより余裕を持って出た。

しかし、このペースでは、余裕どころか。バスに間に合うかも怪しい。

あ~しんど _| ̄|○

 まだまだ、続く急下降

看板も斜度に耐えられず、斜めになっている。

 こんな角度の枝尾根を降って来たのだろう

膝が痛いぜ。

 この、ホラーな指導票は、、、、、、、、、、、、

やっと。

まともな、指導標が

なんか、もうすぐ着くんだって、気がする?^ー^

 今回の山行で、一つ穴があった。

南御室からの鳳凰三山は、問題なし

 

ドンドコ沢についても、沢筋を降る登山道だと安易に考えていた。

ここは、下山途中、滑落したり、道迷いがあったりと、

事故の多い所だった。

 

多くの登山案内には、南アルプス入門コースに

夜叉神峠から鳳凰三山、ドンドコ沢経由で青木鉱泉

なんて、書かれている。

ここは、南御室からのコースタイムは一時間位、甘い

そして、ドンドコ沢コーズは一時間位、辛い

これは、エアリアマップのコースタイムのお話、

同じ執筆者とは、思えない差だが??・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そして、やっとこさ青木鉱泉へ

もう、バスの時間は、ギリギリだった。

 

とても。立派な、建物

そして、温泉も評判が良いようだ。

入りたかったな。

 

今回の山行は、初日こそガスガスだったけど

主稜線では、快晴に恵まれ最高の登山になった。

 

鳳凰三山は始めて紅葉の時期に訪れたが、想像以上に素晴らしかった。

あ~~~~~~面白かった。

 

 

おしまいm(_ _)m。

 

 

 

 

 

あ、忘れてた。

僕が青木鉱泉に到着して10分後

うふ~んオジサンが降りてきた。

バスを待つ間少し話しをした。

「51歳で、山を始めて、4年目です、今日は仕事サボっちゃいました。」

はは、いいじゃん、(うふ~ん) サボれサボれ

そんでもって、山に行くんだ!!

 

うふ~んオジサン!!!

 

で、

本当に終わりなのだ。m(_ _)m7777

 

 

 

 

9/28、 9/29                           2015

 

 

 

 

 

 

 


鳳凰三山、紅葉2

2015年10月02日 | 南アルプス

 

前回の続き

 

書き忘れていた。

うふ~んオジサンとバタバタオジサン

そして、熊鈴娘はどうなったか?

 

うふ~んオジサンは、南御室から行方不明だ。

 

バタバタオジサンは南御室小屋にテントを張った。

あのでかい荷物だったので、早川尾根に縦走するのかと思っていた。

 

登山道のど真ん中で、カメラを振り回しているオッサンがいた。

なかなか動かない

僕の後ろも登山者が詰まってきたので、

エへん、と咳払いをしたら、やっと気がついたようだ。

振り返った顔をみたらバタバタオジサンだった。

 

サブザックを背負っている

どうやら南御室小屋から、往復しているようだ。

あのでかい荷物なんだったのだ。?

 

熊鈴娘とは、観音岳の手前で逢った。

昨日とは打って変わって、ニコニコ顔だった。

「晴れてよかったね」

「良かったですー(^^)」

 

いいペースだった彼女は、薬師小屋は通過、鳳凰小屋に泊まったそうだ。

昨日はガスガスの中歩いたので、

今日の快晴は、本当に嬉しそうだった。

 

自然が作る芸術だ。

誰かが木の株を守ろうと、石を周りに積んでいる。

 

もうすぐ、アカヌケ沢の頭だ。

 アカヌケ沢の頭、此処から早川尾根が続いている

 地蔵岳、

オベリスク、

僕には、手を合わせて拝んでいるように見える。

 

 オベリスクの鞍部が、地蔵岳の頂上になっている。

たくさんのお地蔵様。

 僕は、このお地蔵様が好きだな^ー^

 ここにも、ウラシマツツジ。

 降ってきた、アカヌケ沢の頭

 今日は本当にいい天気だ。

降りたくなくなっちゃうねえ!

 ああ、去りがたい。

 でも、降らないとね。

 あ~ 降りたくないね。

去りがたい、振り返り、振り返り、しぶしぶ降る。

 奥秩父は、金峰山を真正面に見ながら

鳳凰小屋へ。

鳳凰小屋から、ドンドコ沢へ降る。

 

天国の鳳凰三山の稜線慢歩は終わり

地獄のドンドコ沢の降りは、

 

次回に続きまする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

9/28                      2015