7/2旅人 

山と旅が好きです。

ヨタカの夜

2019年06月01日 | 

前回の山行の話だ。ツエルトに入りビールを飲んだ、ビールも無くなりスコッチに変わる頃、あたりは真っ暗になってしまった。

と、キョキョキョキョ と随分近くで、ヨタカが鳴き始めた。

ヨタカか、久しぶりにヨタカの鳴き声を聞いたな^ー^

 

鳥の聞きなしって知ってる?

鳥の囀りを、意味のある人の言葉やフレーズに当て嵌めて憶えやすくした ものだ。

有名なのが、ウグイスの聞きなしは「方法華経」ホトトギスは「東京特許許可局」なんてのがある。

ではヨタカ君は、きゅうり刻み、嫁起こし、なんて呼ばれている。

なんで、きゅうり刻み、嫁起こし、?? キョキョキョキョって声が、きゅうりを刻む音に似ている、でお姑さんが、「ほら、隣の家ではもうキュウリを刻んでいるよ。早く起きな!!」とか言われがあるんだけど・・・・・・・・・・・??

自分も浅漬けを作ったりする時にキュウリを切る時があるけど、キョキョキョキョなんて音はしない。

 

 

ヨタカは渡り鳥、日本では夏鳥だ最近はめっきり数が減ってしまったようだ。

ヨタカ「僕、キュウリなんて刻まないよ!。」

いつの間にか、ヨタカの声は遠ざかっていった。

 

 

すると、ホ、ホ、ゴロスケホッホと聞こえてきた。

今度はフクロウだ。

聞きなしは、ゴロスケホッホのところを「ボロ着て奉公」「糊付け、干せ」なんてのがあります。

夜は更けていく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 6/1     2019

 

 

 

 

 


爆発な夜

2014年07月06日 | 

土曜日は雨だった、日曜日の天気予報は ☼マークが付いた。

真富士山に行ってきた。

前回は人混みを嫌って登るのをやめてしまったので、リベンジだ。

また、平野の林道から登ると人が多そうだ

そうだ、昔、よく登った俵峰から登ってみよう。

 

真富士の里に車を止めて、一番のバスに飛び乗り

俵沢で降りた。

 

林道を歩くこと小一時間、

俵峰の集落へ

 あ、懐かしいねえ

ここ、俵峰には思い出あるんだ。

山を登り始めた頃、僕は静岡歩行会という山の会に仲間と入っていた。

この時期、7月になると「夏山前夜祭」と称し宴会を行った。

 

ここ、俵峰には水月院というお寺があって、ユースホステル、キャンプ場、バンガローなどあり

みんなでワイワイ飲んだものだ。

 

なんか、昔の記憶を掘り起こし、歩いていると

ここじゃないかな?と思われる場所が見つかった。

中に入って行くと女の人が洗濯物を干していた。

あれ、人の家かな??

静かに退散して

先の林道へ

 すると、バンガローの傾いたのが

やっぱし、ここだ。

 近くの案内板を見たら

間違いなく水月院と書いてある。

しかし、今は、ユースホステルもキャンプ場もやめてしまったようだ。

寂しいねえ(;_;)

 おお、雨が降ったり、寒い時期の宴会で使った

大部屋のバンガローだ。

そうだ、ここで

こんな事があったのを思い出した。

 

宴会の鍋をバカ山と一緒に作っていた。

ガスのバーナーで作っていたのだが。

火力が急に落ちてしまった。

最近のガスバーナーは断熱材が入っていたり、

ガスの内容を火力あるものに変えていたりで、あまり火力は落ちない。

まだ、この頃のガスバーナーは出始めで、冷えてくると火力が落ちる欠点があった。

 

すると、バカ山は、

「おい。くわ、鍋を下ろせ。こういう時はこうするんだ。」

バカ山は、もう一つのガスバーナーに火をつけ

火力の落ちた方のガスボンベを火をあてて温め始めた。

すると、ガスバーナーの火力は徐々に勢いを増していった。

「ほら見ろ、くわ、火力が戻ってきただろう」

バカ山、ドヤ顔で俺に話しかけた瞬間。

 

ボッカーン!!!!!!

目の前が真っ赤になり、耳が聞こえなくった。

なんかいや~~な予感はあったのだが。

やっぱし、バカ山は正真正銘のバカだ。

爆発したガスボンベはチューリップの様に接続口が開いて、

五徳は なんと天井に突き刺さっていた。


「五徳があんな所に刺さっているよ、ハハハ」

バカ山は嬉しそうに笑っていた。


まったく、バカ山の奴は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昔を思い出し、少しクスクス笑いながら

僕は、林道から登山道に入っていった。

続きます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



7/6 2014




 


焚き火な夜

2014年07月02日 | 

前回の続き

さて、暇なので、焚き火を楽しむことに決定

ここは、沢筋だけど、鬱蒼と木々が茂っているので、

日があまり当たらない、湿った木しか集まらなかった。

 

まずは、火床を作ろう。

川の流れと平行に、穴を少し掘る、一人であたる小さな焚き火を作るので

穴もそんなに大きくしない。

周りの土は、焚き火を消したあと、被せるのだ。

薪は、細い、中位、ちょっと太い、で集めてきた。

上の石はリフレクター、熱を反射させる。

火床には石を敷いた。地面が濡れているので、

焚き火の燠{木が燃えて炭火になったもの}が早く貯まるようにしてみた。

なんか、久しぶりに本格的に焚き火をするねえ。、楽しいねえ^ー^

今回は、湿った気が多いので

非常用品袋に常備しているガムテープを火種にしてみた。

ガムテープをクシャクシャして

その上に細い木をグイグイ押し付け

その上に中細の木を並べる、川とは直角にだ、

そして、すべて同じ方向に並べていく。

 

よしよーし

この煙が出れば、大丈夫だ。

煙は熱を出し、湿った木を乾かし、そして火になる。

いいねえ~

もう少し太めの木を並べてもいいよ。

やっぱい焚き火はいいねえ。

火も落ち着いて燃えてきたし。

そろそろ、一杯やりますか。

 

 そして、この焚火の宴は、5時間は続いたのだ。

 

次の日に続きまする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

6/29 2014