7/2旅人 

山と旅が好きです。

旧天城トンネルをぬけて・・・

2016年05月18日 | 山の怪

さて、前回からの続き

登り尾から寒天林道を歩いているとバスが来た

 

この寒天林道は、一般車両は通行禁止

路線バスのみが八丁池口まで通行できる。

しかし、本数は少ないので注意。

 

バスが行ってしまえば、また静寂が訪れる。

寒天林道を降り終えて、T字路にでる

左に登っていくと旧天城トンネルだ。

 

 

 

昨夜は八丁池の奥で寝ていたのだが。

太鼓の音が聞こえてきた。

祭り太鼓のお稽古かな?と思っていたのだが

時計を見ると10時を回っていた。

その後も時々、聞こえてきた気がしたのだが睡魔には勝てず

そのまま、朝をむかえた。

 

歩きながらふと、思い出した。

3年ほど前、同じ天城の二本杉峠に泊まった時

同じように太鼓の音を聞いていた。

 

なんかなあ、旧天城トンネルは心霊スポットらしいし

天城山心中事件もあったし

 

何故に太鼓なのかよく解らないけど?

でも天城の山は別段、気味の悪いことは無い

 

旧天城トンネルは、ちょとね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トンネルって 苦手だ。

 

 

閑話休題

 

旧天城トンネル、車はこないと思っていたら

少ないけど車が行き来していた。

トンネルを抜けるまで、車が入ってこなければいいなあと

思っていいたんだが。

残念ながらバイクが2台入ってきた、怖え~

 

途中の木に忙しく飛び回っていた^-^

メジロ この子達は動きが敏捷で、写真を撮るのが難しい。

 ツツジが咲き始めているねえ^-^

 旧天城トンネルから

踊り子歩道を歩いて、昭和の森会館へ到着

 

今回の山旅は

ひと月ぶり 

ちょっと疲れたけど天気が良くなって

最高の気分になれた^-^

 

今年も、たくさん山の空気を吸いたいねえ!

 

 

おしまい・・・・・・・^-^」」

 

 

5/7.8          2016

 

 

 


山の怪 天狗倒しⅡ

2014年03月12日 | 山の怪

 

天狗倒しの続き

大熊小屋を早朝出た、

東京君と僕は単独行で来ているので

付かず離れず、杁差岳へ自分のペースで登っていく。

 

この頃の僕は、東北の山にハマっていた。

飯豊、実川本流という沢に仲間と行って

山の原始性、息苦しい程の生命感にいたく感動し通うようになっていた。

 

この夏は中央ア大田切本谷を遡行して空木岳へ登り、仲間と別れ

そのまま、縦走して超百山まで、それから北アに登る予定だったのだが。

大型の夏台風が日本列島に近づいていた。

急遽、予定を変更

東北は飯豊連峰に矛先を変えた。

 

台風は日本中部に向かっていた。

今日の天気は晴れ時々曇り。

山行は無事、計画通り、飯豊本山まで進めるはずだった。

 

しかし、主稜線に上がると風が強くなってきた。

杁差小屋についた、早速テントを張る。

しかし、風が強すぎてテントを上手く張れない。

東京君に手伝ってもらいなんとか張ろうとするが、無理

すると、東京君「僕のテントは4人用なので、一緒に入らないかい?」

「それは名案だあ!OK ^-^]

一人が中に入りなんとかテントを張り終えた。

天気予報をラジオを聞くと、どうやら台風はこちらに向かっているらしい!!

まっ!それはともかく「今日もお疲れした。かんぱ~~い」 と

ビールを飲もうとした瞬間、テントはひっくり返った。

うひゃー

天と地が逆になったテントでビールだらけになった、顔を見合わせ

「ヤバイ、撤収だ、小屋に逃げよう」と同じことを言った。

 

もしかしたら、あの「天狗倒し」は、山の天候が荒れるから気をつけろと教えてくれていたのかもしれぬ??

 

小屋に入ってやっと落ち着いた東京君と僕は今度こそ、幸せに乾杯をした。

小屋は次々とずぶ濡れの登山者が入って来た。中高年のパーティのようだ。

だんだん、夕暮れが近づいてきた。

一人、二人、切れ切れに入ってくる。

心配になった小屋の主人が「まだ、お連れの方々は到着しませんか?」

そのパーティと思しき人達が顔を見合わせ「まだ、何人か到着していない。」と言った。

この、パーティにはリーダーは居ないようだ。 怖ろしい事だ。

夕暮れギリギリ二人の登山者が倒れこむようように入って来た。

 

小屋は人いきれでムンムンしていた。

台風は直撃らしく小屋は時々グラグラと揺れた。

 

 

朝、

だいぶ、風雨は治まってきたが、まだ荒れた天気だ。

昨日の特攻中高年パーティは、まだ濡れている合羽を着込んで出発の用意をしている。「先に行ってるぞ」おっさんが独りで風雨に突っ込んでいった。

バッカじゃないの。

 

僕はトイレ行こうと外に出た。

小屋の向かいにある一つだけトイレに近づくと

「来ないでー」と悲鳴が聞こえた。

別に見たくはなかったが、おばはんの大きなお尻が目に入った。

 

台風で、トイレの戸は吹き飛んでいたのだ。 あーあ orz

 

 

僕と東京君は、天候が落ち着くまでのんびり支度して。

また、それぞれのペースで歩き始めた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・