7/2旅人 

山と旅が好きです。

市境縦走その5 牧草の行方

2019年06月07日 | 静岡市境縦走

 

さて前回の続き。

七ツ峰への道に入ってから足跡が無い。植林帯も増え天気は相変わらずの曇り。足は痛いし、なんか気が重い、もう泊まりたいのだが。

明日の富士見峠のバスは8時48分。朝5時に出発するとしても4時間半くらいの行動時間か・・・・・

今のペースだとコースタイムの1.5倍はかかるから、なるべく先へ進まねば。 

 

空は相変わらず。

前回の山行はこの辺から来たのだ。 

 

崩野方面 派手に山を削ってますねえ。

 

益田山は超えておかないとね。 

 

益田山に到着。

この辺でも泊まれるけど。

1351m付近まで登る。 

 

おお、ここなら良さそうな感じ。^ー^

散らかった枝を片付けてと。。 

 

 吊り張りでツエルトを張る。

 やっと此処まで来たね。

 さてさて、今晩もやりますか。

何故かゴルゴ13を持ってきてしまった。

 

そして翌朝。ありゃ4時に起きるのに4時半頃起床、寝坊した(-_-;)

元通りにして曇り空のなか、5時半に出発だ。 

 

40分ほど急登を登ると七ツ峰だ。

展望は0。

 

七ツ峰周辺もテントを張れそうな所がある。 

今年は雨がすくないせいかバイケイソウが枯れている。 

 

崩野方面からの分岐がある。 

 福養の滝へ・・・・・・

 

降っていくと、幅広な道。 

なにかの土台だろうか? 

なにやら、動物の気配。

 

タヌキだろうか?一生懸命土を掘っています。

全然僕に気が付かない。^ー^ 

 

ぐわっと!

広い草原に出た。此処は元牧場だね。

 

今は離農して誰もいない・・・・・・・・・・・・

 

昔、井川高原は牧場農家がたくさんあった。

現在は無い(たぶん)。離農した人たちは、農機具や家財を運び牛もそれなりに処分しただろう。だが広大な牧草地はそのままだった。

この牧草という奴は、改良に改良を重ね。栄養価の高い品種を植えていたので、乳はよく出るし、繁殖力も増したであろう。

人っ子一人いなくなった牧草地には当然、山の動物達の餌場に、なったはずだ。山の草食動物では、ニホンジカがこの栄養価の高い牧草を食べて。雄鹿は繁殖絶倫になり、雌鹿はオッパイがドバドバ出たに違いない。そして強靭な種族を残せたはずだ、だから鹿は増え。昨今、食害どうこうと騒がれているんじゃ無いかしらん??と思うのだ。

今まで全然、展望がなかったけど、此処は南アルプスが見える。

風イラズ、大無間山。 

 

 大無間山、小無間山。

前黒法師岳、黒法師岳。 

 

たぶん、赤石岳。 

車のコンテナを改造した。作業小屋。 

 

お。昔、バカ山と此処に来たときにこのバスで休んだね。

雪山で行ったから、ありがたかったな^ー^ 

 

大井川鉄道のバスだ。 

登山道は林道から、車道に変わり三峰をとばしてしまった。

牧草地でのんびりしていたら、バスの時間が迫ってきた。

ヤベ、先を急ぐ。

 

あ、なんか発見!!

 

誰か~、車落ちてますよ~

 

 

時間はどんどん過ぎて、あと5分しか無い。

半分走るように急ぐ。ハアハア・・

 

あ。やっと着いた富士見峠。

 

なんとか間に合った。

 荒川岳

赤石岳 

時刻表を見たら、8時48分じゃなくて、8時56分発だった。_| ̄|○

まだ15分ある、ヤレヤレ。

次のバスは16時10分だからね。

 

ありゃ、バスじゃなくてワゴンだった。

井川から二人乗っている、次の横沢が終点だから乗客は3人だ。

予定通りの車に乗れた、これで今回の山旅は終わりだ。 

 

足のリハビリにしては、やはりキツすぎた山行だった。山に行きたくて行きたくてしょうがなかったからね。それでもなんとか、予定通りの山行ができた次回は此処から井川本村にでて白樺荘に向かうのだ。

お疲れ様でした。m(_ _)m

 

 

 

 

 

6/4.5           2019 

 

 

 

 

 

 

 

 


市境縦走その5 八草辻 智者山 天狗石山

2019年06月05日 | 静岡市境縦走

さて今回の山旅は、 

前回、市境縦走の続きだ。

随分間が空いた。何故?

 

それは、前回の山行が終わり自宅で夜中に用足しに立ち上がろうとした時、なんか左足がグキ!っとなった。痛っと思ったけど。山で疲れていたのかそのまま寝てしまった。

翌朝、起き上がろうとしたら左足が痛くて起き上がれない。布団をめくって左足を見ると赤ちゃんの足みたい、プックリ腫れて痛い。登山用のストックを二本だして、なんとか近くの外科に行った。

「骨は折れて無いようですね、湿布を出しときます」ストックでは仕方無いので松葉杖を借りる。5日間は松葉杖で移動。一週間立つとなんとかビッコを引きながら歩くように、そしてまた一週間、なんとか歩ける。

そして一日、少し歩ける

そしてまた一日、少し長く歩ける

結構、歩ける。

3時間位はなんとか歩けるようになった。まだ少し痛いけど。

 

もう、山に行きたくて行きたくてしょうが無いので、あまり高低差の無い所は無いかしらん??と地図をみる。市境縦走の続きの智者山が該当する。まあ、あんまり痛ければ引き返せばいいやと。なにはともわれ電車に乗った。

冒頭の写真の八草辻にワープだあ!^ー^

いつもはストックを使わないのだが、足のリハビリ山行なので積極的に使用する。

八草辻ってんだから、八草って所があるんでしょ、って初めて知ったけど八草。地形図にも載っていた。 

林道を登っていくと、立派な登山口。 

すぐに植林帯を登る ずっとこんな感じ。登りで道も平らなので足も痛みが少ない。智者山で無理だったら、引き返すつもりなのだが。

植林の向こうに緑の森が見える。嬉しい^ー^」」 

新緑の森を少し登ると、智者山の山頂だ。 

天気予報では晴れマークだったけど、曇り空は朝から変わらない。 

あ~腹へった。

さ~~て、きょうのお弁当は?? 

 じゃ、じゃ~~ん

おでん弁当だあ!

くわちゃん、唐辛子かけすぎ!!

智者山の登りで、たいした痛みが無かったので先に進む。

ギョリンソウ がうつむき加減で、見ている。

「俺様は登山標識が好物なんだぜ・・fふふ。」

古くからある登山道でよく見かける、標識を食べる木。

今度は標識を食べている木の特徴を調べてみよう!! 

 

なにやら、ゴロタ石がゴロゴロした場所にでた。 

ふむふむ、天狗。仕事が雑だねえ。 

で、天狗石山に到着。 

ここまで来ると、もう前へ進んだほうが、千頭に戻るより近くなってしまった。

登りはゆっくり登れば大丈夫。

しかし、降りがキツイ。

足が痛くない時には気が付かなかった。僕の足は、色々な動きをしていた。特に軸足にして踏ん張ると、痛い。やむを得ない。軸足は痛くない右足とする。慎重に下るので時間がかかる二倍は手間がかかる。でも仕方無い_| ̄|○

 

大井川鉄道に降りる最後の分岐を越えると、途端に道は人の気配が無くなった。 

 ありゃ、ボケボケ。

七ツ峰に向かう。

此処からは、人の踏んだ気配が感じられない。

でも、明日の富士見峠のバスに間に合わせるには、少しでも前に進まねば。

う~ん

続きまする・・・・・・・・・・・

 

 

 6/4.5          2018

 

 

 

 


静岡市境縦走その4 笹の鞭はお好き?

2019年05月18日 | 静岡市境縦走

さて前回の続き。

清笹峠から三市境には行かず島田市方向に進み、目指します。 

お、ちゃんと道型があるじゃないすか!!。 

と、思ったら。 

すぐに道は無くなり笹薮に突入です。_| ̄|○ 

 

笹は重なり合い、掻き分けると。跳ね返って腕と言わず顔と言わず、鞭打つ。チキショウ痛てえよ、また顔に一発、そして目にも当たる。涙が出てくる。ビシビシ、バチバチ笹が身を打つ。快感に変われば良いのだが、鞭打ちは嫌いだ・・・・・・

 

笹薮をぬけると、いきなりこれだ。

でっかいウンコだね。 

これはクマちゃんに違いない。

ほかにもウンコがある、すぐ近くにいそうな感じ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

ちょと、歌なんぞを歌います。

最近オキニ^ー^

「君はロックなんか聞かない と思うけれども~~」

 

って、また笹薮かい。

ハアハア、笹間峠に到着。

確かに笹間だ。 

 

ここの登りの笹薮は、キツかった。笹薮と倒木が絡み合って、地面に足がつかず空中戦だ。

 

此処を超えると稜線沿いに林道が現れた。

もう鞭打ちは沢山なので、林道沿いに進む。もう午後4時回った。そろそろ幕を張る場所を考えないとね。 

酷道362号線 に着いちゃった。

この山行をgぐぐっていた時、この先に「はなのき休息所」という所があり蕎麦うどん、オデンやお稲荷さんを売っているらしく。そのへんに幕を張って。お酒持参でおでんをつまみ、土地のオバちゃん達の初恋話でも聞き出して。酔っ払ちゃおうかな!!な~んて

考えていたけど、もう5時回っているし、無理無理・・・・・・・・・

 

酷道沿いの看板。

そうか、子どもたちが通るんだね。

でも車のスピードでこの文字がみえるかな? 

あと1kmだあ。 

もう疲れた、幕を張らないで、東屋があるはずだから、そこで寝ちゃおうかな。

 

はなのき休息所に到着

東屋って、これかい!道路が近すぎ。此処では寝れないね_| ̄|○

 

ちょっと、山に入ってツエルトを張る。 

もう暗くなってきた、ビールビール!!スコッチスコッチ!!

そして、バタンキューだあ。 

朝、空が高い。 

今日は天気が良いね。 

洗沢という集落から杉尾山に登る。

途中にあった祠の道標。

ここから、秋葉山への街道があるんだね。

うめえ!!

連発^ー^ 

洗沢の集落から神社へ 

 その裏手に、杉尾山はあった。

 

千頭を目指し、稜線を行く。

展望の良いところに出たよ。

 

左から朝日岳、風イラズ、大無間山かな。 

 

八草辻 馬込への分岐。

ここから降りだ。

智者山神社にお参り。

少し降ると、アナグマ君の登場だあ。可愛いね^ー^

写真を撮ろうと構えていたら。どんどん近寄ってきた。僕に気が付かないみたいだ。動きながら近寄って来たのでボケボケだ。 

 

目の前で来て、やっと気がついて。

(゚∀゚)びっくりして逃げていきました。ははh。 

 

やっと千頭が見えてきたよ^ー^ 

午前11時到着。次の列車は??

12時45分 か、随分待つね。もっと本数があると思ってた。_| ̄|○

鉄道むすめ。。

家山かなか、さん

井川ちしろ、さん

だそうです。 

 

まあ時間もあるし。昨夜読めなかった本で読んで。

まったり待ちますか。

これで今回の山旅は終わりだ。

三ツ野から杉尾までは想像以上に時間がかかった。笹薮が無ければ一時間は短縮したかも、なんか久しぶりに登山をした。天気は良くてカモシカ、ニホンシカ。そうそうアナグマ君に近くで逢えたしね。あ~~面白かった。

 

おしまいm(_ _)m。 

 

5/16.17         2019

 


静岡市境縦走その4 三ツ野から清笹峠。

2019年05月18日 | 静岡市境縦走

さて今回の山旅は、市境縦走の続きだ。

 

前回は西又峠からダイラボウ富厚里峠へ出て、朝比奈川源流の三ツ野まで進んだ。

今回は三ツ野のこのT字路からまずは大鈴山を目指す。

今回のルートは悩ましい。本来の市境は、T字路を西へLの字に大鈴山へ繋がっている。しかし、三ツ野から北に林道が伸びていて、そちらの方が距離は近い。道があるかどうかは解らないけど??

5分ほど登ると。林道は荒れ放題。

これでは山仕事に入る人もいないだろう。 

道はもう死んでいるな_| ̄|○ 

なにやら不気味なものがぶら下がっている。

登山者だろうか?それにしても古すぎる。 

2つ目の堰堤で完全に林道跡も消えた。

沢を詰めるか、適当に尾根に取り付くか? 

堰堤を巻くと。新しい感じの標識があった。誰かが入っているんだね。

しかし、標識の先には道型らしきものは無し。

地形図を見ると沢をつめたほうが、早そうだ。沢伝いに進むと倒木が幾重にも積み重なり、とうせんぼしていた。こりゃだめだ。止む無く急な斜面に取り付く。

キツイねえ、朝っぱらから!!

急斜面を喘ぎながら、登っていくと。踏み跡らしきものが現れた。それに乗っかって進む。

なにやら、祠があった。そういえば~祠って書いてあった。 

右、とさわ 

左、くろまた

道標だ。 

進む方向に目をやると、道があるのか無いのか??? 

ズンがズンが、登っていくと幅広の道に車もなんとか通れそうな、林業で使った道かな、途中にあった手作り階段、なんかカッコイイね。 

この幅広の道を使い、大鈴山に一番近づいたところで尾根に乗った。

大鈴山に到着。 

しっかり三角点がある。^ー^ 

大鈴山から、ハッキリとした道は無い。 

市境は、複雑に折れ曲がって、それ沿いに進むのは難儀だ。

また、山仕事用の林道が現れる、進む方向にあるので利用する。

お休み処だね^ー^ 

もう使用していない道なのだろう。倒木もほったらかしだ。 

ショベルカー 忘れてますよ~~。

高曇りだけど、新緑が眩しい。 

途中に見えたピーク、あれば「インノ山」かな。 

歩いてきた道はゲートで塞がれていた。 

この先も林道が残っている。 

インノ山に直接登るのは、藪がキツイ。うまく避けながら。インノ山らしき場所に、それにしても、インノ山ってなに、陰嚢山か、金タ〇なのか^ー^? 

やっぱり、陰嚢山ではなく インノ山なのだ。

さあ、もうお昼だ。メシだメシだ。

晴れ間が見えると、新緑が映える。

くわちゃん、指指!! 

インノ山から林道を降り。車道に出て、清笹峠に到着。 

この先、地獄が待っていようとは・・・・・・・・・

続きまする・・・・・・・・・・・。。。__ 

 

 

5/16.17        2019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


静岡市境縦走その3 富厚里峠 三ツ野

2019年05月01日 | 静岡市境縦走

さて前回の続き

しかし、ダイラボウには登ったことがあるのか無いのか、よく解らない??遠足で行ったのか、それとも友人たちと登ったのか??思い出せない・・・・・・

 

まあいい、兎も角、富厚里峠へ向かう。

 

さっき別れた、お兄ちゃんの事を思い出すと。

うふふん、あふふ!と、つい笑いが止まらない。

だって、言ってるそばから、反対方向にいるんだもの。

もちろん悪い意味ではないのだ自分もあんなんだっただよね。^ー^

誰かがみてたら怖いだろうな^ー^ ふふf

 

山頂付近は新しい植林帯で、下山道がよく解らない ので、林道を降ってきたが、下山口を見つけたのでそこを降る。

30分位で富厚里峠に到着。

ここは、まだ静岡市だ。 

降りきった所が境橋で、静岡市との市境になっている。

次回の山行のために、林道を三ツ野まで歩いておく事にする。

北上していくと、中藁科中小学校があった。 

しかし、今は、誰もいない・・・・・・・・・

小布杉 に到着。

お。。三ツ野の標識があったね。 

現役の炭焼き? 

それとも陶器の窯かな?

 

朝比奈川も源流に近く水も綺麗だ。

此処に来るまで、放し飼いの猟犬がはしゃぎまわって、バウバウ走り回っていた。そして、カモシカが一頭林道にいた。

 八重桜、満開!!

三ツ野の集落の真ん中あたり、T字路になっている、此処を次回は北上する。

よっしゃー、では戻りますか。

途中にあったお地蔵様、

もうお顔が風化してよく解らない。貫禄あるねえ^ー^

さすがにお腹が空いた。

玉取の公民館かな?

ここを弁当会場とする。。。

 

藤の花の下で、手作り弁当を食す。

うまし~=~^ー^ 

 

腹もくちくなった。

西又峠へ登り返します。

単純なアスファルト道をテクテク歩く、車がほとんど通らないのが救いだ。

 

この山行は市境縦走をお題目びしているので、市境についてふれておく。 

この藤枝市の看板と静岡市の間にある沢が市境になっている。

 

市境沿いに道があるか、覗いてみたが皆無だ。

迂回してダイラボウに登ったのは正解だったようだ。 

西又の集落を超えると。

すぐに西又峠に着いた。

ゲ、ゲゲ。車、いっぱいじゃん。

朝は僕の車だけだったんだけど。此処じゃなくて少し前後の林道にもっと広い場所があるのにね_| ̄|○

登山靴をサンダルに履き替えて、車に乗り込めば、この山旅も終わりだ。

 

西又峠からダイラボウは随分早く着いてしまった。でもお兄ちゃんとお話ができて面白かった^ー^お兄ちゃんは夏に南アルプスに行くトレーニングと言っていたからまた何処かの山で逢えるかもしれないね。

次は、三ツ野からが続きとなります。 

 

では、おしまいm(_ _)m。。。。。。・・・」」」 

 

4/28        2019