山の手入れをしなくなって何十年・・・
里山では 農家は南に向いて家が建ち 表には 作業や干し物をする庭を持ち
裏には山があり 前に 畑や田んぼを耕して 生活してきました。
収穫が終わって冬になると 山で 家で使う一年分の燃料を
自分で賄えます。
生活道具をこしらえる木や竹が手に入り 実の成る木もあります。
手入れ=薪と焚きつけ(この辺りだと松の葉っぱ)の確保で
必要な仕事でした。
炭を焼く人もいました。
山の手入れをすることで 田畑を潤す水を確保できます。
もっと大きく俯瞰してみれば 山をきれいにすることで
海をきれいにし 生態系を守ります。
手入れをしなくなったきっかけは ガスや電気の普及で
台所やお風呂に薪が必要なくなってからですね。
スイッチ一つですぐにお湯が出てきて お風呂にはいれ
ご飯も炊けるようになったのですから。
家族総出で 一年分の燃料を確保する必要が
なくなるのは当然です。
その結果 家のすぐそばだって こんな感じ。
日本中に見られる光景だと思います。
竹が進出して日の光を遮り 木に蔓が巻き付いて締め付けられ
広葉樹が枯れていきます。
夏には葉を茂らせて涼しく 冬に葉を落として日当り良く
日本の気候風土に合った広葉樹は
とても 重要ではないかと思います。
山の奥では 建築資材として 杉や檜などの針葉樹が植えられましたが
安い外材の輸入で 売れなくなり
林業では 食べて行けなくなったと思います。
枝を払ったりして長年手入れをし まっすぐ大きくなった木が
時期を迎えて売れたら また新しい木を植林するなどの
健全な営みが続くといいのですけど。
もう それができる人は少ないでしょうね。
葉が茂って日当たりが悪くなり 落ちた枯れ枝などが積もって
大雨が降ると 山の保水力に限界が来て 山崩れを起こします。
まあ 長々と そんな大きな話をしていても始まりません・・・
少しでも 自分でできることをしよう。
家のすぐそばの山の 裾あたりだけでも 冬の間に少しづつ
きれいにしないとうっとおしいので たまに片付ける気になったときに
時々 すこしづつでも頑張ります。
ちょっとすっきり。
本当は ここは 山も田んぼも よその家2軒分のものが
入り組んでいるのだけど
当家は どちらも お年寄が亡くなって 街に暮す若い人は
ここまで通って片づけることはないし
見ないから知りもしない。
かといって うちからは 生活していると毎日 目に入るので
とっても見苦しいことで 我慢ならず 了解を取って
田んぼの草を刈り 山の裾の方だけでも スッキリさせてもらいます。
集めた枯れ竹や 杉の枝などは しばらく乾燥させて
風のない日に 田んぼで すこしづつ焼きます。
約2時間頑張ったので 10時のおやつはお餅です。
夫は みかん餅にきなこがけ。
私は 豆餅にお醤油と海苔を巻いて。
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その方が 「もう年だから できなくなったので返したい」と言われたとき
その土地が 例えば またほかの人の手で管理してもらえることがないとか
でも 売れるとかいう可能性のある土地であれば 今回を機に 手放すことをお勧めします。
持っているだけで何も変わらないようなものなら いらなければ捨てられるけど
土地は無くならないばかりか 日々の手入れなくしては いずれ 大変なことになります。
「許可をもらって」に関しては とても ここに書くわけにはいかない
情けないやりとりがありました。
うちで 出来るうちは 黙々と草を刈って最低限の管理だけはするから
それに関して文句を言わないで欲しい でもその次の世代までずっと管理してあげられるかは
わからないので 今のうちにどうするか 考えておいてと 伝えております。
いや ひとによっては どうにもならない隣の田んぼの大草を仕方なく刈っていると
持ち主が家の中から見ていて 飛んできて
「耕作を放棄しているんだから 勝手に人の土地の草を刈るな!」と
叱られたという話もあります。
いまは 日本中の人の心がおかしい。
ましてや 農地に関して 国や自治体が介入して 美しい日本を維持できるようにするなんて
とても無理だなと思います。
お上のやることは なにか災害でも起きたときは まず調査をして 予算をとって
業者を選択して 年度末辺りか その次の年度に工事に入ります なんていうのが精一杯です。
土地の持ち主が日々見回ることで災害が防げることがいっぱいあり
それが 持ち主の責任だと思うのです。
いまは 人がどんどん減ってきており 水路掃除などでも 出てこれないひとが多くなり
何とか動ける人の負担が ますます重くなってきています。
はい おもちのおかわり いただきます~~
近所に 相次いで両親がなくなり それでも片道1時間の所から
通ってきて 田んぼに畑 椎茸にブドウを作っている人がいます。
仕事もしているのにです。
もう まるで人間ブルドーザーの様な働きぶりです(笑)
それでも やはり 来るたびに めちゃくちゃ無理な仕事をするので仕事は荒く
いろいろ本人の気づかない弊害も出ています。
が 見ていると 放置しているわけにもいかず やるしかないのですね。
問題は次の世代です。
街で生まれ育った人たちが相続して 管理しなければならない時代になると
何をどうしていいか みていないのですから わかるはずもなく
それは この辺りばかりでなく 日本中 皆の問題です。
みんな 自分の置かれた場所で 一生懸命生きているのですから。
でも コロナをきっかけにいろいろ考える人も多く その機会を投げかけられたような気がします。
ただ田畑と違って山は、手入れを頼む相手も簡単には見つからないでしょうから荒れる一方ですよね。ようさんは許可をもらって、とおっしゃってるけど、本来は所有者がお願いして、と言う流れになるべきことだと思う。
こう言うことは、自治体や国が防災の一環として、もうちょっと踏み込んでもいい分野ではないかと感じます。目に触れなければ、面倒なことに腰をあげる人はいないですからね。
所有は責任を伴う、それは納税だけで済む話じゃない、って言うことを、自分や主人の実家の相続に感じさせられてます。
お手入れお疲れ様でした。お餅お代わりしていいよ(笑)
田舎で生まれ、大家族の中で育った私も、その様子のままで暮らしていました。
縁あって後継の私が実家を離れ 四半世紀 土の無い生活を経験し その過程で自然を全く知らない3人の子供達を育てました。
夫の実家の近くに帰って自然豊かな生活になり、実家にも度々行く事が出来るようになりましたが、老いた両親の代わりが出来るような体力も知力もありませんでした。
昔、育った環境で何をすべき!かは頭では分かって居ても、動けません。
又、1人では限界も来ます。残念ながら嫁ぎ先や実両親介護もありで、実家はみるも無惨な姿になって行きました。
いつも実家に行く度に、周りの荒れ具合を見て心が重くなります。
今は亡くなられましたが、実家の近所のおばさんが「通いで百姓は出来ん!」と私によく言ってましたが、言われる通りだと思います。
国全体でもっともっと地方を大切にしないと、近い将来生きていけなくなると思います。
私は街の中で暮らしているので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。なんにも知らないのですから。
農業や林業をおろそかにすると、それが災害につながること。目の前の便利なものが、はたして私たちの生活を本当の意味で良くしてるのか・・・・とても考えさせられました。
海で魚を獲る漁師さんや 海苔の養殖をする人たちが きれいな海を守るために
山の手入れを手伝いに 相当遠くの山奥まで行く様子を テレビで見たことがあります。
国や自治体は 山を削りトンネルを掘って道路や鉄道が通したり
災害が起きればそこの修復をするけど 先回りして
災害が起きないようにするとか
荒れた土地をきれいにする方法まではしないと思います。
それぞれの土地の持ち主が最低限責任をもって手入れするだけ かなり違うと思うけど
それはもう できる人がいなくなりました。
土砂崩れを起こしたところを見ると 山を削って造成した団地だったり
逆に 人の手が入らなくなった山に木が倒れて 台風などの大水の流れが詰まり
一気に崩れるケースも多いです。
また田んぼを作らなくなったので水路の掃除をしなくなったり
川に蓋をして上に道路を作ってしまって 見えないけど 地面の下では 水があふれて
行き場を失い マンホールの蓋を持ちあげている様子も見られます。
あ 豆餅に塩ね。皆さん このあたりでも 塩を入れて搗かれますね。
我が家では 昔から塩なしで搗いて お醤油とか きなこで食べる習慣なのです。
うちでは「まつご」とよんでいました。
焚き物小屋に まつごと 薪がいっぱい入っていて 夕方になるとそこから
焚き物を持ち帰ってお風呂を沸かしたり かまどでご飯を炊いていました。
その前に水も汲んでいましたね。
水道ができたときは うれしかった~~
色んな所が 便利になってきれいになったはずなのに 道路べりや
耕作放棄した田畑 住まなくなった多くの空き家の荒れようには驚くばかりです。
農業も家事も すべて手作業でしたから 朝から晩まで働いても足りないほど
身体を使って生き抜いて来られました。
近所の 80歳以上の人たちの働きぶりは とてもまねができません。
あの時代に戻りたいとはとても思えませんが 今の世の中 便利になった分
逆に 人の身体の能力が衰えてしまっている気がします。
UターンやIターンで 田舎に越してこられ 嬉々として田舎生活を楽しまれている
人たちもいますね。
でも 日本中が安心できる環境のバランスを取り戻すほどには至らず
やはり 人が都会に集まるのは 生活のためを思っても 当たり前のことです。
戦後の経済の成長で変わってしまったのです。
いま 野菜や花を育てるのが好きな人が増えているのは せめてもの救いと思います。
でも その人の 次世代の家族は そこに暮していたのでは学校や仕事先がないので
山を下り 街に暮していますね。
つまり その人たちが住めなくなったら 山を下りて施設にはいるか 子の家に厄介になるか
とにかく そこの一軒や周辺の土地は おしまいなのです。
それは もう遠くない将来の話です。
そして 所有しているばかりに 負の財産だなんていわれています。
竹にしても木にしても ちゃんと手入れをしないと 材として使えない事すら知らないと思います。
いま 里山は 松が枯れたり 竹の繁殖がすごいことになっていて
竹は根が浅く横に伸びて広がるばかりで 地面に張らないので 地滑りを起こしやすくなっています。
これからどうなっていくのだろうと思いますね。
ずいぶん 山に取り込まれています。
まして 都会に暮している人はもちろん もし同居していても
いまは 親が山仕事をしなくなっているので 足を踏み入れたことがない土地が
沢山あることも その境界がどうなっているかも よくわからないと思います。
日本中の国土が荒れて 災害が起きるはずだなあと思います。
チーズをのせたお餅にのりを巻く。。。それは美味しそうですね。
でも やっただけスッキリして気持ちいいです。
切り倒しただけでは 山に入っていけなくなり逆効果ですね。
筍が生えてもとれないで放置しておくと 見る間に竹が伸びますから
田んぼなどに引っ張って帰り 枝は払って集めて焼いたり
竹は竹で 使えるところを長さをそろえて ひとまず保管するなど
色々 切ったあとも大変です。
しかも 木と違って成長が早いので 毎年この仕事をしないと どうにもならない状態になります。
ぼつぼつ疲れない程度に やりましょう。
日本は国の真ん中が山ばかりですから なるほど
手入れをしなければ住環境どころか自然環境にも影響が及ぶという事が
ようちゃんの説明でよくわかりました
地方自治体も国も手が回らないのか考えていないのか^^;
国土が荒れる直近の問題に手をつけてほしいなあと思いました
山の手入れをしなくなったからという話も聞きますね
子供のころは何でも大切にしました
枯草も乾かして牛のえさになったし
まきは一家総出で用意しましたね
懐かしくもある光景でしたね
豆餅に味を付けてつかないのですか?
こちらでは塩で味を付けます
だから何もつけなくても焼いたときにすぐに食べられる
その重宝さが人気です
潮吹き昆布などを突き込む方もあります
子供の頃は両親と山に行き 焚きつけのスクズ(って言ったかな 松葉)集めをしていましたね
便利になった反面 山々は荒れ放題 何だか悲しいです
家の周りの放棄地 この冬は調子のよい時
枯れたセイタカアワダチソウやガマの穂を刈っています
少しでも手入れが出来たら見栄えだけでもいいかな~との思いですが
手に負えない所もあります
マイ畑に隣接している国有地 これも荒れ放題
何とかならないものでしょうかね~
全てじんかい戦術で維持してきたわけですから
ようちゃんが以前話されていた
毎日タケ1本を抜き取れば30日で30本
この気持ちで頑張られた姿に頭が下がります。
人の手が入らなくなれば、あっという間に荒地に
これを前の状態に戻すエネルギーは
3倍以上のパワーが必要ですものね。
健康であってこそできる事
ご夫婦共々健康で頑張ってくださいね。
車で40分くらいの実家の畑で菜園をやっていますが 週1・2回くらいしか行けず
今は菜園の事で精一杯で 周りの事は見て見ぬふりをしています。
若い頃には 周りの藪の枯れた竹を整理したり 山の中も枯れた枝を掃除したりしましたが
今は出来ず 少しずつ手を付けなきゃと反省していますが 身体が動きません。
周りの田んぼや畑も 親御さんが年取ったり亡くなったりで
田んぼがクズなどのツルで覆われたり笹やススキで
田んぼの面影も無くなっていますが
ご先祖様から受け継いだ田んぼを それだけは私たちの時代には避けたいと頑張っていますが
いつまで出来るかな?です。
テレビでポツンと一軒家で知るしかないのですが、明るいうちに出来る事をしておかないと、
山道は通れなくなり、山の水はとまるし
農作物は、イノシシやシカ、さるに食べられてしまう、
洋さんのお家は、山の中ではなくても
生活の為にすることは 終わりはないですね
他人の土地迄 整備しないと、自分の生活が困ってしまいますね
本当に ご苦労様です
美しい日本、守っていらっしゃるのは
ようさん と思います
お体に気を付けて頑張ってください
当店には「竹を買ってくれませんか?」という相談がよくありますが、大抵は荒れてしまってどうにもならない竹藪の処理に困った方から。買えるような竹は無いんですよね。ようさんのように自分で片付ける人、なかなかいません。山の整備は重労働ですから。なんとかしようと取り掛かる姿勢は素晴らしいです。
これからますます直面する問題ですね。
なんて偉そうに言う私も口ばかりで整備は出来ませんが。
我が家はアチコチに畑が点在しています。私は何処にあるかも知らなかった、、、
作ってくださってた方々も高齢で返されました。
一つは、荒れ地のさらに奥なのを幸いに無視
近い方は年に何度かの草刈のみ、
チーズをのせた焼餅に海苔を巻いての朝ご飯でーす。
どこもかしこも手が入らずひどい里山です。
鹿や猪が増えるのも無理ありません。
里山がなくなると、花も蝶も昆虫もいなくなってしまいます。
頑張ってくださいね。