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産業景観シンポジウム+写真展:風景としてのテクノスケープ

2007-08-10 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースを転載します。

No.193 配信日:2007年8月10日
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産業景観シンポジウム+写真展 : 風景としてのテクノスケープ

【概要】
産業観光,文化的景観,あるいは芸術表現の対象として、テクノスケープをはじめ産業の形成する景観について価値を見出す試みが内外各地にて行われている。2000年には英国ウェールズのBlaenavon産業景観(石炭産業,精製産業等)が文化的景観として世界遺産に登録されているほか、わが国でも産業施設群や鉱山の景観が重要文化的景観の候補として議論され始めている。
このような時代趨勢にあって、近代ランドスケープ遺産,工業都市の原風景,あるいは芸術的景観としての可能性など、さまざまな切り口から産業景観の特質を議論することによって、その有効な活かし方や価値の置きどころを明確にしていく必要がある。
本シンポジウムでは、フランス土木史学の第一人者であるアンドレ・ギエルム氏(フランス国立工芸院教授)をお迎えし、産業景観の国際事情に関する基調講演をいただく。加えて、わが国における景観工学,造園学,ならびに写真芸術の専門家による話題提供及びパネル・ディスカッションを実施し、産業景観という新たな価値の諸相を解明することとしたい。
なお、当日会場にて大野繁氏の写真展をあわせて開催する予定である。

■日 時 : 2007年9月10日(月) 16:00~19:00
■場 所 : 土木学会講堂
■主 催 : 土木史研究委員会、景観・デザイン委員会
■参加費 : 一般1000円、学生500円(当日、資料を配付します。)
■プログラム
1.開会の辞(土木史研究委員長 小西純一) 16:00~16:05
2.講演「産業景観を考える:パンタンの旧製粉工場を事例として」
(フランス国立工芸院教授 アンドレ・ギエルム) 16:05~16:55
3.ディスカッション
 1)話題提供 17:00~17:55
  ・「日本における産業景観の現況」(近畿大学 岡田昌彰)
  ・「産業・生業の風景と自然環境」(東京大学 小野良平)
  ・「文化的景観としての産業遺産」(文化庁 井上典子)
  ・「被写体としての産業景観」(写真家 大野繁)
 2)パネル・ディスカッション 18:00~18:40
   (ギエルム、中村良夫(東京工業大学名誉教授)、各話題提供者)
 3)フロアとの質疑応答 18:40~18:55
4.閉会の辞(景観・デザイン委員長 田村幸久) 18:55~19:00

【問い合わせ先】
土木学会研究事業課 橋本剛志 (電話:03-3355-3559、メール:hashimoto@jsce.or.jp)
近畿大学理工学部社会環境工学科 岡田昌彰
(電話:06-6721-2332、メール:okd@civileng.kindai.ac.jp)

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