Sketch of the Day

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ジャジャジャジャーン

2008-06-20 | Media
ヤルヴィカンマーフィルのベートーヴェン・ティクルス第3弾。やはり(輸入盤発売まで)待ちきれなかった。

一般的に国内盤より輸入盤の発売のほうが早いと思うが、今回は来日記念ということで、国内版が先行発売されたもよう。でもSACDで2,520円はリーズナブルだよね。

さて、問題の演奏だけど、いやはや、この5番はスゴイ(もちろん1番も)。場合によったら、クライバーのあの5番以来の衝撃かもしれん。こいつを聴いてしまうと、クライバーさえもがオールドファッションに聴こえてくる。また、件のカラヤンよりもさらに快速で、今回もまた古楽器演奏を取り入れている。先にご紹介したアンデルジェフスキのベトコン1番(オケはカンマーフィルだけど指揮はヤルヴィじゃなくて、アンデルジェフスキ自身の弾き振り)もそうだったが、ティンパニがものすごい。ハードロックのよう。

ライナーに「ハイビジョンで撮影された高画質映像を見ているかのよう」とあるが、より正確には、高速でパンしても映像がブレない最新型のハイビジョンというべきだろう。この精度と絶妙のリズム感が、演奏にものすごい説得力を与えている。聴き飽きた曲なのにグイグイと引き込まれていく。ヤルヴィもすごいけど、それに応えるカンマーフィルのテクがむしろすごいんだよな。


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