■ TOWN & COUNTRY PLANning, November 2005, Vol. 74 No. 11
・Fundamental Questions for the ESDP, by Peter Hall, p.330-331 ピーター・ホールは、ESDPについて、フランスの計画概念を欧州のスケールに拡大したものであり(かつて1969年代にフランスのプランナーが、パリの一極集中をできうるかぎり避け、地方都市の内部や周囲にcounter-magnetを創出したのと同じことが1980年代の欧州で行われた)、大きな二重の問題を抱えているという。一つに、当のフランス自体でうまくいかなかったように、地域レベルにおいてESDPは決して完全には機能しないであろうということ。二つには、フランスの産業力が保たれている限りにおいて申し合わせた決定に到達しうる能力を持ち得たであろうということ。言うまでもなくそれはグローバリゼーションによって終焉した。----欧州レベルでの多核心化(polycentricity)は、皮肉にも国家レベルでの極端な単核心化(monocentricity)を推し進める。----問題は、どの程度の、どのような介入が必要かということであるが、つまるところそれは政治の問題である。----
・Going European with sustainable communities, by Liz Mills, p.334-335
■ 司馬遼太郎『土地と日本人 対談集 改版』中公文庫,1996 再読
■ 「世界」1月号,No. 747,岩波書店,2006 特集「東アジア共同体」-未来への構想
■ 池橋 宏『稲作の起源 イネ学から考古学への挑戦』講談社メチエ,2005
■ 小林 茂・杉浦芳夫『人文地理学』放送大学教材,2004
・Fundamental Questions for the ESDP, by Peter Hall, p.330-331 ピーター・ホールは、ESDPについて、フランスの計画概念を欧州のスケールに拡大したものであり(かつて1969年代にフランスのプランナーが、パリの一極集中をできうるかぎり避け、地方都市の内部や周囲にcounter-magnetを創出したのと同じことが1980年代の欧州で行われた)、大きな二重の問題を抱えているという。一つに、当のフランス自体でうまくいかなかったように、地域レベルにおいてESDPは決して完全には機能しないであろうということ。二つには、フランスの産業力が保たれている限りにおいて申し合わせた決定に到達しうる能力を持ち得たであろうということ。言うまでもなくそれはグローバリゼーションによって終焉した。----欧州レベルでの多核心化(polycentricity)は、皮肉にも国家レベルでの極端な単核心化(monocentricity)を推し進める。----問題は、どの程度の、どのような介入が必要かということであるが、つまるところそれは政治の問題である。----
・Going European with sustainable communities, by Liz Mills, p.334-335
■ 司馬遼太郎『土地と日本人 対談集 改版』中公文庫,1996 再読
■ 「世界」1月号,No. 747,岩波書店,2006 特集「東アジア共同体」-未来への構想
■ 池橋 宏『稲作の起源 イネ学から考古学への挑戦』講談社メチエ,2005
■ 小林 茂・杉浦芳夫『人文地理学』放送大学教材,2004
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