政府は安定的な皇位継承策を協議する有識者会議を年内に設置する方向で検討に入った。議論の前提として現在の皇位継承順位は維持した上で、その後の具体的な安定継承策について女性・女系天皇の是非や皇族減少対策を議論する見通しだ。前提条件なしに女性・女系天皇に関する議論に踏み込み、今の継承順位を変える事態となれば、皇室制度が揺らぎかねないと判断した。政府関係者が27日、明らかにした。

 皇位継承を巡っては、上皇さまの天皇退位を実現させた特例法に関する国会の付帯決議が「法施行後の速やかな検討」を政府に要求。政府は11月の「大嘗祭」終了後、会議を設け、議論を進める予定。

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2年前の6月に「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が制定されましたが

同時に女性宮家創設等を含む付帯決議も制定されています。

https://www.sankei.com/life/news/170609/lif1706090058-n6.html

具体的の議論は一連の儀式を終えた大嘗祭後にするとの発表もありました。

この事について菅官房長官が定例会見で述べた為、あたかも菅氏の個人的意見だと誤解している方もいます。

安定的な皇位継承 秋以降議論本格化へ 菅官房長官(19/05/01)

安心してください。

これは菅さんの個人的意見ではなく、天皇陛下退位に向けての有識者会議で出て来た意見で、

国会でも議論され平成29年の皇室典範特例法の付帯決議が成立しています。
 

天皇陛下即位後には雅子皇后や愛子さまを異常なまでに持ち上げる報道が多い事に違和感がありました。

その中には愛子さまを次期天皇にとの声もあり驚きましたが、

現在の皇位継承順位はそのままでという上記記事で安心しました。

当然です。

皇位継承順位を変更する案が出る事自体おかしなこと。

また女性宮家創設をしたところで根本的解決にはつながりません。

皇室は日本独自であり2700年近く男系継承が続いた伝統です。

世界に誇る伝統を簡単に変えていいとは思えません。

あらゆる方法を考え、万策尽きた時には女系天皇も仕方ありませんが、

GHQの政策で仕方なく皇籍離脱された元皇族方の復籍という方法が残っています。

安易に女性宮家創設を許せば、女性天皇へそして女系天皇容認になるでしょう。

これは男女同権とは別次元の問題です。

皇室は男女同権を超越した伝統です。

日本の皇室は長期に渡り伝統を守り続け、日本の誇りでもあります。

皇室は特殊です。

参政権もなければ戸籍もありません。

単に現代社会の常識である男女同権の議論を皇室に当てはめる事は出来ません。

万策尽きた時は女性天皇や女系天皇は仕方ありませんが、

まずは旧皇族方の年齢やご意向を確認する事が先決です。

そしてそれは早急に該当者に打診してもらいたいです。

追記:70年も前に皇族離脱した人は国民となじみが薄いとか、一般人で長年生活してきた人は皇族として敬えないとの意見もありますが、今も皇室と親密な交流があり、当主を中心とした菊栄親睦会や皇室の慶弔事を通じて緊密な関係を保っているとの事です。

https://special.sankei.com/f/seiron/article/20190611/0001.html