橋下氏「戦時中ってこういう感じかな」営業バッシングを危惧
2020/05/06 14:57
元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が6日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演し、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためにがまんする日本人の「怖さ」を語った。
冒頭で、観光地などの生中継で人がまばらな様子を紹介。司会の宮根誠司が「要請、お願いしかできない状況でみなさん頑張ってらっしゃる」と感嘆の声を上げた。
橋下氏も堪え忍ぶ日本人をたたえつつ「国民の素直さに日本の政治はあぐらをかきすぎ。本来だったら(行動を)強制して補償しないといけないのに、『お願い』で聞くもんだから補償のところに全然気がいかない。こういう政治はよくない」と苦言を呈した。
続けて「ちょっと怖いのが、ぼくは戦争を体験してませんけど、戦時中ってこういう感じだったのかな」とコメント。「今は自粛しなかったら非国民扱い。法律の建前は自由。自由だから保障しないわけです。でも、自粛せずに営業してたらものすごいバッシングだから」と“自粛警察”がはびこるような状況を、太平洋戦争当時の状況と重ね合わせて危惧した。
「国民は従順で賢明だと思うけど、一方で怖さもある。『自由じゃないか』と言う声がでてきてもいい」と声を上げることを求めた。
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武漢コロナウイルスの流行を何とか止めようと多くの人は我慢をしています。
法律上、日本は海外のように行動を禁止できない中、個々人が努力しています。
だからこそ、パチンコに行く人や帰省する人、サーフィンをする人たちを非難するのです。
こんなに我慢しているのに、何て勝手な事をするんだ、
こんなに勝手な事をする人がいたら、収束は遠のく、
そう思うのは当然です。
自粛要請を真面目に守る人にとっては勝手気儘な人は我慢ならないのです。
こんなに我慢しているのと腹立たしく思うのです。
「自粛警察」は度を越していますが、バッシングする人の気持ちは理解できます。
橋下さんは戦時中を連想し「自粛しなかったら非国民扱い」と言っていますが、
そうでしょうか。
それは言い過ぎではありませんか。
要請に従い、営業自粛した事業主が経営困難に陥り、
補償がないからと営業を続けた事業主が生き残っていいのですか。
パチンコ店が自治体から自粛を要請されて休業した店と、
自粛要請を無視して営業を続けて多くの客が集まった店と比べてみて下さい。
要請を無視した店の方がぼろ儲けではありませんか。
正直者がバカを見るような社会でもいいのですか。
狡い人が生き残る社会っておかしくないですか。
戦時中に闇市を拒否し、配給品だけで我慢して餓死した人がいたと聞きます。
我慢。。。。
同じ我慢でも今と戦時中とは大きな違いがあると思います。
戦時中の闇市を利用した人は生きる為で、仕方ない事でした。
しかし、禁止ではないからと自粛要請を無視する人は勝手過ぎます。
勝手な人の為に、武漢コロナで苦しむ人が増える事を橋下氏はどう思うのでしょう。
自粛は禁止ではないから自由にしてもいいとの理屈は理解できません。
そんな人が増えると、益々緊急事態宣言が終了するのが遅れ、
その結果、個人事業者を中心に生活が困窮します。
橋下さんの「自由じゃないか」という人が増えれば社会の統制が乱れ、
自粛も無視する人が増えれば収束が遅れ、経済損失が増えるのではありませんか。
私は煽るような発言の多い橋下さんを警戒します。
橋下さんの意見を聞くと、ある面スカっとします。
しかし影響力がある人です。
彼の意見に振り回されないように、そして誘導されないように気を付けたいです。