
判決を受け会見する(左から)榊原富士子弁護団長、原告の塚本協子さん、小國香織さん=16日午後、東京都千代田区(大西史朗撮影)
(産経新聞)
最高裁判決を受け、それぞれの訴えを起こした原告や代理人弁護士らは、東京都千代田区の参院議員会館で記者会見を開いた。
夫婦別姓訴訟の原告、塚本協子さん(80)は「合憲判決を聞き、涙が止まらなかった。(戸籍上は別の姓のため)自分の名前で死ぬこともできなくなった。これから自分で生きる方向を見つけなければならず、つらい」と声を震わせた。
原告の30代女性、吉井美奈子さんは「判決は残念だったが、訴訟を通じて夫婦別姓問題の社会的な理解が進んだことはよかったと思う。今後は世論に訴え、規定撤廃への機運を高めていきたい」などと話した。
一方、再婚禁止期間規定の100日を超える部分は違憲と判断されたことを受け、原告側代理人の作花(さっか)知志弁護士は「速やかな法改正を国会に期待したい」と話した。その上で「最高裁の判断根拠は、規定が作られた明治時代より現代は科学・医療技術が発達したということ。その趣旨に照らせば、『妊娠していない』と医師に診断された女性については、離婚から100日以内であっても再婚を認めるべきだ」とし、行政面での柔軟な運用も訴えた。
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昨日の夫婦別姓訴訟の最高裁判決後、原告は記者会見をしたようですが、
その中で、塚本協子さんが「自分の名前で死ぬことが出来ず辛い」 と発言。
これを聞いて、なんか物凄く違和感を覚えました。
へえ~、自分の名前?
塚本協子の名前で死にたいって事?
戸籍上は「小島さん」だそうですが、今でも塚本さんって呼ばれているみたいだけど・・・・。
なんか、その発想に付いていけないです・・・・・。
今年3月29日、毎日新聞地方版に塚本協子さんを紹介する記事がありました。
夫婦別姓訴訟原告、塚本協子さん /富山
塚本協子さん、子供の時から苦労はされているようですが、
昭和10年ぐらいのお生まれですから、時代が時代です。
今の時代に当てはめて考えるのもどうかと思うし、
地方で、もしかしたら由緒ある家柄だったのかもしれません。
かつては、今よりも家を大事にしていましたから、
「跡取り」に拘りがちで、家を絶やさない為に婿養子も普通の時代です。
塚本さん宅はどうかわかりませんが山や田畑を持っている家なら、
先祖代々の土地を子供に受け継がせる気持ちが強かったはずです。
個人的な事情で塚本さんは苦労され、依怙地なまで姓に拘りがあるみたいです。
しかし、それはあくまでも個人的事情。
今回の選択制夫婦別姓だと、親と子供が別の苗字になってしまいます。
それで果たしてよいのでしょうか。
塚本さんは苦労をしたでしょうが、夫も塚本さん以上に苦労された様な気がします。
夫の両親も・・・・・。
そんな事を考えつつ、昨日の最高裁判決が妥当でよかったと感じています。
ただ、ニュースでは「違憲だと言ったのが3人の女性裁判官全員」
と報道されたのが少し気になりましたが・・・・・。
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