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気になる事  blueのためいき

日々気になる事を記します。共感してくださる方もそうでない方もちょっと立ち止まって考えて頂ければ、うれしいです。

無計画な〈計画的避難区域〉

2011-04-12 16:43:53 | つぶやき
4月12日付 よみうり寸評(読売新聞) - goo ニュース

きのう11日夕は福島、茨城で震度6弱、けさは千葉で震度5弱と連日かなり強い余震が続いた。緊急地震速報が頻発している◆大震災発生から1か月、なお余震は続く。放射能漏れ事故は収束の見通しが立たない。〈想定外〉はもう許されないが政府、東京電力の対応は依然、場当たり、後手後手の感が否めない◆〈計画的避難区域〉が11日、新たに設定された。1か月以内をメドに避難を迫るものだが、具体的にはどうすればいいのか説明がない。「牛がいるのにどうする」「学校は?」……対象の市町村は戸惑い、不満は募るばかり◆これまで半径20、30キロで定められていた避難指示区域、屋内退避区域の外に拡大したものだが、屋内退避区域とダブって、〈緊急時避難準備区域〉も新設された◆屋内退避区域は自主避難も求められているからややこしい。〈計画的〉というが、長引く先の見通しも見えず、わかりにくい。〈無計画的〉といいたくもなる◆泥縄で無計画、抜き打ち的だった東電の〈計画停電〉を思い出す。



本当にややこしいです。

計画的避難区域、避難指示区域、屋内退避区域、緊急時非難準備区域・・・・

よくわからないです。


どの区域が一番危ないかよくわからないです。


しかし、やっと重い腰を上げ出したという感じです。

いつもの事ながら後手後手です。


牛がいるから離れないという酪農畜産家。

もう少し早い時期に牛だけでも避難させられなかったのでしょうか。


こういう事態になった時、どうするか自治体は考えておくべきでした。


関西にも福井県を始めとして多く原発があります。

各自治体は放射線量に応じた退避方法をよく考えているのでしょうか。


政府や自治体は当てにならないかもわかりませんので

原発を抱えた地域に住む畜産酪農家は

あらゆる場合を想定しておくべきかもわかりません。





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武田邦彦氏のブログより   生活と原発 07 汚染された瓦礫の処理

2011-04-12 16:34:33 | つぶやき
武田邦彦 ブログ

震災で汚れた福島の瓦礫を、川崎市が処理するという話が出ています。

震災で苦しむ福島を少しでも助けようという川崎の人の心はとても良いと思います。

ただ、福島の瓦れきは放射性物質で汚染されている可能性が高く、それが川崎まで来るということに川崎とその周辺の人が不安を感じるのも当然のことと思います。

・・・・・・・・・

わたくしは福島の瓦れきを川崎で処理するのに賛成できません。

たとえ、川崎が瓦礫の受け入れに当たって瓦れきの放射性物質を測定し、それが基準内であっても、わたくしは川崎に持ち込むのは問題と思います.

通常では「規制値以下」の放射性物質を含む野菜を食べても良いのですが、現在のように身の回りに放射性物質が多くあるときには、「可能な限り放射性物質に接しない」方が良いからです。

つまり現在は、空間、内部、食品、水などからの被曝の「足し算」をせざるを得ない時期です。

川崎や横浜の放射性物質の量はなんとか安心できる範囲ですが、それにさらに放射性物質が加わるから問題なのです.

・・・・・・・・・

福島の瓦礫や土壌は放射性物質で汚れました。それは「福島原発という限られた場所に閉じ込められていたものが、福島県を含めて広く散らばった」ということを意味しています.

これからは、「散らばった放射性物質をできるだけ、福島原発の近くに集める」ことをしなければなりません.従って、福島のゴミなどは早く原発の近くに放射線物質を回収できるフィルターのついた焼却炉を作って、そこでドンドン放射性物質を回収する必要があります。

そうしないと放射性物質が徐々に日本全体に拡がります.その第一歩を川崎がすることになり、同情は良いことですが、決して放射性物質を「拡がらせる」ことになってはいけません。

それは今、福島の人が苦しんでいることと同じ事なのです.

川崎に運ぶ予定の瓦礫などから「拡散させない」という行動を開始するべきで、これは東電に期待しても、到底できませんから、自治体もダメで、政府が指導力を発揮しなければならないと思います.

(平成23年4月12日 午後1時 執筆)


                    武田邦彦






コメント (14)
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武田邦彦氏のブログより 「原発  原発事故はどのように変わっていくか?」

2011-04-12 16:33:20 | つぶやき


浅草で「空間の放射線」は0.1マイクロ(シーベルト)ぐらいなのに、地面は2マイクロと20倍も高い値がでて、不安に感じている人がおられます.

そこで、「原発が破壊すると、その影響はどのように進むか」について整理をします.進み方は単純なので、「ああ、そうか!(粒の飛び方が目に見えるようになる)」と判ると一つ一つのことが、やや予想しやすくなります。(項目13の表現が逆になっていて、ご心配をおかけしました。)

・・・・・・・・・

原発から激しく放射性物質がでると(水素爆発など)、風に乗って「小さな粒」が飛んでいきます.目には見えませんが、ちょうど「黄砂」のようなものと思ってください。

1.まず、「粒」は空間を飛んできますので、空間の放射線が上がります。

2.次に、その粒が地面に落ちます。雨で落ちることもあります。「雨に濡れない方が良い」というのは、原発から放射性物質がでている間(まだ少しでている)が大切です.

3.次第に、空間の放射線の粒が減って、地面の粒が増えます、私が「余り高いところの放射線だけを測っていると、子供の被曝量を間違える」と書いていたのはこのことがあるからです。

4.放射線の粒は、畑に降り、川に落ちるので、ホウレンソウなどの葉物野菜や水道に最初の汚染がでます。

5.少し経つと、家の中の方が外より放射線が高いこともでてきます。つまり、黄砂の激しいときには窓を閉めると良いのですが、しばらくすると家の中に入り込んだ黄砂が床にたまっているというように考えてください。

6.この時期(今)は、窓を閉めるより床や壁を拭くのが、放射線量を減らすのに有効です。

7.次第に海や遠くの方に少しずつ放射性物質が拡散します(今回の場合は、海に直接、流れた放射性物質がありますが)。

8.海に流れた放射性物質は、海流に流れ、おそらく千葉沖まで南下、そこで拡散すると考えられます.

9.プランクトンが放射性物質を取り込み、それがすぐ小魚に移ります。特に、小魚の骨にたまるストロンチウムが問題ですので.汚染の可能性のある魚は、骨ごと食べないようにします。

10.放射性物質は小魚から中型の魚、そして大型の魚に移りますが、大型の魚に移るまで6ヶ月かかるので、今年の秋には大型の魚で放射性物質が検出されるでしょう。

11.土壌は、ジワジワとしみこんで徐々に深くなります.しかし、根菜類への移動は少ないと思います。

12.汚染された場所から、もの、ゴミなどについて少しずつ他の場所に移動していきます.その点では、できるだけ少ないようにする必要があります。川崎に移動するゴミはできれば(申し訳ないけれど)福島の東海岸、原発の近くで処理したいものです。

13.原発から危険な量の放射線の漏れが止まるのは、普通に考えると連休明けです。漏れるのが止まると放射性ヨウ素の危険性が下がるので、子供は安全になります(今回の原発事故の特徴です)。

14.原発の放射線が下がり、作業がやりやすくなるのは、9月頃でしょう。

15.それから原発に処置をして10年ぐらい、寝せておくことになります。半減期は30年ですが、防護服をきて少しずつ作業することができるので、少し短いと思います.

今のところ、原発が不意に爆発しなければ、このような順序で進みますので、警戒し、恐れず、生活とのバランスを考えていくのが良いと思います.

(平成23年4月12日 午前7時 執筆              
                      武田邦彦



上記12で「川崎に移動するゴミ」という意味がわからなかったんですが

4月8日付読売新聞「川崎市が福島の粗大ゴミを引き受ける」という記事で

合点しました。


最初のうちは同心円で飛散するような報道がありましたが

その後30キロから外れる飯舘村でもかなりの飛散量だとわかりました。


これは専門家ならわかることだと思いますが

地形や風向きを勘案した飛散図の公表をすべきでした。


因みに「飯舘村周辺放射能汚染調査チーム」が4月4日付で

『飯舘村での放射線量率の最大値は、3 月15 日18:20で

3月15 日06:10 の格納容器破壊で放出された放射能雲が

約12 時間かけて飯舘村近辺に達し滞留・沈着した』と報告しています。
3 月28 日と29 日にかけて飯舘村周辺において実施した放射線サーベイ活動の暫定報告

ですから、屋内退避圏外の飯舘村で子供が外で遊んでいたら

砂埃と一緒に放射性物質を吸い込んでいる可能性もあります。


枝野氏は記者会見で「直ちに健康に影響がない」という

曖昧な表現は無責任そのもので、腹立たしいです。



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川崎市、福島から震災の粗大ごみ受け入れ  4日前のニュースですが・・・・・

2011-04-12 15:46:42 | つぶやき
(2011年4月8日15時13分 読売新聞)

川崎市の阿部孝夫市長は7日、福島市内で佐藤雄平・福島県知事と会談、東日本大震災で大量発生した木材などの粗大ごみを受け入れるほか、ごみ収集車、消防車などを提供し、復興を支援する考えを伝えた。

 阿部市長は福島市出身。市長によると、被災地の粗大ゴミは、貨物列車で運搬し、川崎市内の処理施設で焼却する。既にJR貨物と調整を進めており、月内にも始まる見通し。復興の過程で必要となる車両は、消防車10台、バス二十数台などを提供する。

 阿部市長は「福島県は地震、津波、原発、風評被害の『四重苦』に苦しんでおり、(福島で育った)自分も身を切られる思い。早期復興に役立てれば」と話した。甚大な被害を受けた宮城、岩手の両県についても、「要望があれば対応していく」としている。
(2011年4月8日15時13分 読売新聞)




このニュースは見落としていましたね。 


阿部・川崎市長の故郷を思う気持ちはよくわかります。

何か手助けは出来ないかという事でしょう。

誰もが福島県の今の状態を少しでもよい方向にと思っています。

しかし、やはり原発の放射線物質飛散の事があるので

簡単にはいかないようです。



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ニュースの深層 2011.4.8『これからの福島第一原発と放射能汚染』(3/3)

2011-04-12 10:08:38 | つぶやき
ニュースの深層 2011.4.8『これからの福島第一原発と放射能汚染』(3/3)
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