其先@野洲市野洲:醤油ラーメン&塩ラーメン

三週間前、このお店を目指して一旦出かけたのだが、ラーメン自体が久しぶりだったこともあって、近くにある名門守山店に急遽行先を変更してしまった。あん時は、未知の新店よりもソウルなコッテリスタミナスープがやたらと恋しくなっていた。
で、今回、あらためて話題のシソテソに行ってみることにした。
お店の前に駐車場3台分の駐車場はあるが、歩道と車道の間に縁石が突き出たままになっているところもあるので要注意。交通量の多い交差点のすぐ近くだけに、コレに気づかず乗り上げたりしたら思わぬ事故の引き金になりやしないかと、ちょっと心配になってしまう程。実際、縁石には黒いタイヤ痕が結構付いてるし…。
土曜日の正午過ぎ、店内満席、外待ち5名程度。しとしと雨が降っていたが軒下で濡れずに待てるのが(雨の日には)いい。やがて食券機に案内される。
お店として、一番の推しは「特製醤油ラーメン」及び「特製塩ラーメン」であることがうかがえるボタン構成。また、ジェラートのボタンがあるのが珍しい。
で、キホン渋チンな私たちは「特製」を選ばず、敢えて「醤油ラーメン」と「塩ラーメン」の小さなボタンを押した。
厨房に面するカウンター席、椅子は四角く 削り出した丸太。
随分高価なモノに見えるが、年輪の密度は粗いところから、相当早く生長する樹木であることに間違いはないだろう。また、着席時に足を乗せる部分の高さをコンクリートブロックの積み重ねで設えている。シンプルかつ、おしゃれな印象だが、年季が経つとどうなるって行くのだろう???
製麺機が厨房内で存在感を放っている。というか、存在感を放つように製麺機を置いているのかも知れない。ま、こういうのを見て悦に入るのは、ごく一部の変態的マニアだけだと思うけど。
やがて出来上がって来た醤油ラーメン。綺麗に麺線を整えたところにデカい煮豚チャーシュー、ネギの白い部分を小口切り、線切りの青ネギを載せたところに紅蓼を散らせて彩を添える。「特製」を選ばなくても、見た目は決して貧相ではない。
麺は結構な太さで啜ると小麦感の豊な中太麺。切羽番手15番程度?ウチにある永井式鋳物製麺機の切刃で少し厚手の麺帯を切り出すと、ああ、こんな感じになるよねー、という感じの麺。(と、そう書いたものを、フムフムなるほどと理解するのもまた、極々一部の変態的なマニアだけだろうけど。)
スープの味わいも上々ながら、いささか麺が勝ちすぎているようにも感じられるところから、むしろ麺を主体的に楽しみたいという嗜好をお持ちの方には、なかなかよろしんじゃないでしょうか。この日の券売機には「つけ麺」のボタンはなかったが、お店公式サイトには「醤油、塩、つけ麺の三種のラーメンに…」と明記してある以上、近々につけ麺をリリースするであろう。そのつけ麺がなんだか期待できそうな予感も感じさせる。そんな麺。
一方の「塩ラーメン」、こちらはレアチャーシューに細い芽葱を載せ、細かく刻んだレッドオニオンをスープに浮かべ、またスープの色に同化して目立たないが、長い穂先メンマがスープの周囲を囲む、醤油ラーメンとは完全に違うルックス。穂先メンマ、醤油にはなかったけど塩にはある…。この具材の違いについて、現時点での公式サイトには醤油も塩も「特製」の画像のみが掲載されており、その「特製」は煮豚チャーシューとレアチャーシュー両方と煮玉子丸一個が載った結果、ネギのあしらい以外は、ほぼ同じルックス。その結果「特製」ではないスタンダードメニューの、このルックスの違いについては、サイト上から判断することが出来ない。
もしかして、「なぁなぁ」と言えば醤油ラーメンのレアチャーシュー+穂先メンマバージョンとか、塩ラーメンの煮豚チャーシューバージョンとか、出来るんだろうか???
厨房で忙しくされているスタッフや店長さんに、初訪問でそんな細々したことを根掘り葉掘りと尋ねるのは迷惑だろうて、何も聞かずに出てきたが、実は、根掘り葉掘り、とことん聞いてみたいし、知りたい。けどそんなことを思うのは極々一部の変態的なマニアだけであろう…。


其先ラーメン / 守山駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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