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飛驒市(旧宮川村)の高原にある「池ヶ原湿原」を訪ねた。
ここは、標高1,100mに位置する広大な湿原(約3万5千坪)が広がり、水芭蕉・リュウキンカ・コバイケソウ等の
植物が群生して、5月中旬から7月中旬にかけて湿原を彩る。
また、周囲から集まる水量が豊富で湿原を幾重にも小川が流れて、岩魚の祖先である貴重なイトヨの繁殖地でもある。
この周辺には昭和40年代までに、二十数件の集落が点在していたが、林道の整備が進み時代の流れで廃村になった。
訪れた時には、湿原の水芭蕉の開花も終わりを告げて周辺には、リュウキンカの花が鮮やかに黄金色に輝いていた。
6月中旬を過ぎると、コバイケソウも開花して高原の爽快な緑と競い合うことでしょう。
<1.>
<2.池ヶ原湿原の北から西の方角に向かって。>
<3.一面黄色に輝いているのが、リュウキンカ。>
<4.山から親子で出てきたのが、熊では無くて元気なお嬢さんだった。
この方達は高山に住んでいるが、お里がここであり麓で、お祖父さんが帰りを
待つ間に、山でスス竹(竹の子)や蕨を沢山収穫して返ってきた。>
<5.待っていたお祖父さんが、荷物を担ぐ孫に手を引かれて帰って行った。>
<6.新緑が眩しい高原道。>
<7.空に向かって伸びるブナ林。>
<8.湿原から菅沼谷を下る水は、新緑と調和して生命力を与える。>
<9.この谷筋は、桂の大木が林立して素晴らしい風景を見せてくれる。>
<10.標高800mの菅沼集落近くで、岩魚の養殖に励んでいる青年にお話を伺った。
年間30万匹の出荷を行う養魚所であった。>
<11.道筋に「タニウツギ」の花が、癒やしてくれる。>
<12.菅沼集落であるが、年々家並みを減らしている。手前左に「板倉」があるが、
柱の大きさからも丈夫な造りが伺える。>
<13.菅沼集落の入口にも、時代を眺めて来た道祖神が有った。>
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