かなざわ風便り

変わり行く季節の中で、あの町この町で出会った風景や人情、イベントを訪ねて行きます。

池ヶ原湿原

2011年06月06日 | Weblog

飛驒市(旧宮川村)の高原にある「池ヶ原湿原」を訪ねた。

ここは、標高1,100mに位置する広大な湿原(約3万5千坪)が広がり、水芭蕉・リュウキンカ・コバイケソウ等の

植物が群生して、5月中旬から7月中旬にかけて湿原を彩る。

また、周囲から集まる水量が豊富で湿原を幾重にも小川が流れて、岩魚の祖先である貴重なイトヨの繁殖地でもある。

この周辺には昭和40年代までに、二十数件の集落が点在していたが、林道の整備が進み時代の流れで廃村になった。

訪れた時には、湿原の水芭蕉の開花も終わりを告げて周辺には、リュウキンカの花が鮮やかに黄金色に輝いていた。

6月中旬を過ぎると、コバイケソウも開花して高原の爽快な緑と競い合うことでしょう。

<1.>

 

<2.池ヶ原湿原の北から西の方角に向かって。>

<3.一面黄色に輝いているのが、リュウキンカ。>

<4.山から親子で出てきたのが、熊では無くて元気なお嬢さんだった。

   この方達は高山に住んでいるが、お里がここであり麓で、お祖父さんが帰りを

   待つ間に、山でスス竹(竹の子)や蕨を沢山収穫して返ってきた。>

<5.待っていたお祖父さんが、荷物を担ぐ孫に手を引かれて帰って行った。>

<6.新緑が眩しい高原道。>

<7.空に向かって伸びるブナ林。>

<8.湿原から菅沼谷を下る水は、新緑と調和して生命力を与える。>

<9.この谷筋は、桂の大木が林立して素晴らしい風景を見せてくれる。>

<10.標高800mの菅沼集落近くで、岩魚の養殖に励んでいる青年にお話を伺った。

    年間30万匹の出荷を行う養魚所であった。>

<11.道筋に「タニウツギ」の花が、癒やしてくれる。>

<12.菅沼集落であるが、年々家並みを減らしている。手前左に「板倉」があるが、

    柱の大きさからも丈夫な造りが伺える。>

<13.菅沼集落の入口にも、時代を眺めて来た道祖神が有った。>

 

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