飛驒市「旧宮川村」に点在する板倉の里(神通川支流宮川の渓谷沿い集落)で、ここに立つと一瞬タイムスリップ
したかのような錯覚に遭遇する。
今では。整然と周囲の耕地が整備されて来たが、段々の棚田風景の中に点在する板倉(主要な食料保管庫)が世代の
移りを遡る。
これこそ日本の原風景であり、後世に末永く伝えて行くことが重要であるが、ここでも高齢化が急速に進み休耕田が
増えて家並みが消えて行く。
これから個人の財産を、どのような形で残せて行けるのか早急に取り組む姿勢が必要であるが、今日の政治は国民の
将来を担う構想よりも、自分たちの権力の抗争でしかないように見受けられ悲しい限りである。
<1.里山の原風景。>
<2.段々の棚田が時代を遡る。>
<3.棚田周辺にも板倉があり、民家の在りし日が伺える。>
<4.鯉のぼりと赤い蕎麦の花が、遠い故郷を忍ばせる。>
<5.集落に立つ「鯉のぼり」も、週末に帰ってくる孫達の顔に出会える日を楽しみに
お祖父ちゃんお祖母ちゃんが待っているようだ。>
<6.集落の中に管理の行き届いた、お寺が誇らしげに夕日を浴びて輝いていた。>
<7.急斜面の道路沿いにも民家が並び、近隣の深い絆を持っていたであろう。>
<8.板倉の里に1年で最も良い季節、風の香りと花の匂い。>
<9.ここは標高600m台の南西斜面「板倉の里」で、斜面を下ると宮川の
男性的な清流が流れ下って行く。>
<10.夕日の中に新緑と棚田、こんな光景が数百年に亘り村人の生活を眺めて
来たであろう。>
<11.集落の最上段に村の鎮守が奉られていた。>
<12.夕景の中に板倉が個々に、独立して立っている。昔は火災から守るためで
あったが、今日だったら、泥棒の巣になったであろう。>
<13.これッ-何に使うのかな~!ひまわりの風車かな~!!。>
<14.搗き屋(つきや)で、穀物は表皮を取り除いて食べるが、昔は、どの農家も
搗き屋に頼っていた。
この集落では、一戸に一つの搗き屋があって、毎日ドーンドーンと賑わしい
音がしていたそうで、昭和30年代前半に新しい機械にその座を奪われて、
姿を消したようである。>
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