牧師室だより 2012年4月1日 十字架の道
今日から受難週です。そこで、主イエスの生涯最後の十字架の道を祈りをもってたどってみましょう。伝統的に十の場面が設定されています。
十字架の道、ヴィア・ドロロサ(悲しみの道)
第一場。死刑の判決を受ける。(マタイ27:15-26)……(祈り)無垢なるイエスよ、あなたは全き従順をもって私たちのために死に定められました。私たちが偽りの証言、冒涜的な言動、中傷、悪口の罪を犯したからです。しかし、主はこの不当な判決を進んで受け入れたまいました。このことを心に刻みつけ、主を死に至らしめた罪を悔いる心を持ち続ける者にしてください。
第二場。イエス、十字架を負う。(マタイ27:26)……(祈り)恵みの主よ、あなたの十字架と御苦しみとを覚えて、私たちもこの地上の旅路に起こるすべての試練や困難の時に、御旨に従い、喜んで、日々、自分の十字架を背負う者にしてください。
第三場。イエス、十字架の重みに倒れる。(マタイ27:37)……(祈り)主よ、あなたは私たちの罪のために重い十字架を背負い、その重みのもとに倒れたまいました。あなたの御苦しみを思い、試練や誘惑に会う時に心を戒め、悲しむべき罪に陥ることがないように御手を差し伸べ、私たちを助け導いてください。
以下、祈りは割愛します。自分で聖書を読み、祈り、十字架の道をたどります。そのようにして十字架の苦難を自らのこととして追体験していきます。
第四場。キレネ人シモン、十字架を負わせられる。(マタイ27:37)
第五場。イエス、嘆き悲しむ婦人たちに語りかけたもう。(ルカ23:27-31)
第六場。イエス、外套を脱がせられる。(マタイ27:31)
第七場。十字架に釘打たれる。(ヨハネ20:25、コロサイ2:13-14)
第八場。十字架の死をとげる。(マタイ:45-56)
第九場。十字架より降ろされる。(マタイ27:57-61、ルカ23:53)
第十場。イエス、墓に葬られる。(マタイ27:57-66)