しょーきゅーし

怪しい妖しい尚休の、一寸気抜けの(含む危ない、過激)プレゼンツ&箴言?を

名越の祓

2006年06月30日 16時16分19秒 | こっち
 六月の晦日であります。
 名越の祓であります。
 夏越とも言いますが、疫神を和し(なごし)て祓うからとも言われております。

 この辺では、茅の輪を潜ります。これは、牛頭天王が蘇民将来に教えた、疫神除けの秘法とされております。牛頭天王は、スサノウの尊とも言われる天王祭の祭神であります。夏祭りの御神輿は大体がこのお方であります。

 自分は、残念ながら今年の祓が、地元に行けそうに無いので、何処かで(海に行ったついでにでも)潜ってこようと思っております。

 ので、それなりの作法をひとつ。

 まづ、紙で作った人形(ひとがた)に名前を書き、息を3回吹きかけます。
 次に、手水舎でお清めをします。
 茅の輪の前に行って、祭文を唱えながら、右から8の字を描く様に3回廻り潜ります。

         大祓式祭文
    
        水無月の
        夏越の祓へする人は
        千年の命 延ぶというなり

 読めますよね。みなづき、なごし、はらへ、ちとせ、いのち、のぶ。

 後は、人形をお焚き上げして頂く様に、奉納所に預けましょう。

 気持ちの問題ですが、実感できる筈です。


今日も暑いまだ暑い

2006年06月28日 17時02分44秒 | お莫迦ネタ
 梅雨だと言うのにこの暑さ。
 汗がお腹の上に溜まってしまう今日この頃であります。

 暑いと言えば、この時期は、日焼けが大敵。紫外線ビシバシ!

 自分の場合、一番日焼けし易いのが、頭である。
 知ってる人は分かると思うが、頭も、日焼けすると皮が剥けるのである。
 「大人になったんだね」と、よく言われるが、自分には意味が分からない。いやらしいとか言って笑っているが、ナンなのだろう。そこ!笑わない。

 日焼け防止に、帽子を被り、・・・十分に対策をした筈が、帽子を取ってみれば、綺麗に頭だけが白くなっていたりする。まるで、白い帽子を被ってるように。

 曇り空だから手拭でいいや。・・・と、豆絞り。外して見ると白い水玉模様がくっきりと。悪い病気じゃないんだよ~!!!!!

       今日の箴言
<帽子を被れば暑さが応える。しかし、被らなければ、体温が上昇して危ない。そんな時は、外出しなければ良いものを、そういうときの方が、楽しかったりする。なんて我儘なんだろう。なんて儘成らないんだろう。>

この時期のお勧めコース

2006年06月27日 17時13分02秒 | 尚休プレゼンツ
 今日も、お暑う御座います。
 未だ、梅雨も明けず蒸し暑い日が続いておりますが。いま暫くの辛抱でしょう。

 と言う事で、来月辺りの茨城のお勧めコースを紹介。

 そろそろ、夏越の祓えが御座います。
 茨城の一之宮と言えば、言わずと知れた「鹿島神宮」。此処の夏越は旧の6月29日ですので、7月の24日になります。
 御祓いの当日まで、茅の輪が参道に設えてあります。今年の奉納演武は終わりましたが、茅の輪潜りはいつでも出来ます。故に、

 ハナは鹿島神宮から参りましょう。
 車の場合、駐車場が心配でありますが、参道の左側のお土産やさん兼食堂に停めると、お食事の時に、駐車料金を差し引きしてくれます。

 鳥居の手前では、名産品などを観光協会が扱っております。この時期は、西瓜とメロンですかね。

 参道の中は、鹿嶋の杜。夏でも其の霊気による冷気で身が引き締まります。
 手水舎で、手と口を清めたら、楼門を潜ります。其の先、本殿の手前に茅の輪が在るはずです。右から8の字を描くように祭文を唱えながら三回ほど潜り廻りましょう。
 本殿に御参りした後は、流鏑馬道を通り、鹿園を左に見ながら奥殿の荒御霊様をお参りしましょう。この時期、橙の実が生っているのが見られるかもです。
 そのまま降りていくと、神泉に出ます。そこで一服、涼みましょう。
 行きはよいよい、帰りの坂は、運動不足の解消にピッタリ!
 上り切った所を左に入って行くと、ご存知鹿嶋の「要石」。

 お参りが済んだら、食堂でお食事。この時期生ビールが美味しゅう御座います。
 が、お勧めは朱塗りの高杯で出てくる熱々の「カツ丼」。量もたっぷり、味も満足。此処のお茶は「蕎麦茶」なので、身体にも優しい!のであります。

 神宮脇の通りを道なりに進むと、突き当りが、下津海岸。海水浴場であります。
 此処の海開きは7月15日の土曜日で御座います。サーファーには有名な処ですが、シ-ズン中はサーフィンは禁止であります。水質も綺麗で穴場的存在と言えましょう。そして、釣りも穴場であります。ビーチの両側に延びた堤防は、カサゴ、アイナメのポイントで、堤防の外側は、投げ釣りで、シロギス、メゴチ、イシモチが狙え、蟹や平目、黒鯛なども、運が良ければ美味しい外道となるでしょう。

 釣りがメインでお考えならば、道沿いを南下すると、鹿嶋港魚釣り園が、御座います。トイレに休憩室、売店も完備で、女性にも安心。この時期、アジ、サバ、イワシ、メゴチにシロギス、イシモチにヒイラギ、漁港に下りればハゼにギンポ、子メジナ、子チンチン(黒鯛の子です、変な事考えないように)等、高級天麩羅ダネの勢揃いで御座います。

 運悪く、お天気に恵まれなくても、大丈夫!
 国道を海岸沿いに北上すると、大洋村に出ますが、此処には、露天風呂付きの天然温泉とプール、テニスコート、バーベキュウ施設などが設置された「トップサンテ大洋」が御座います。
 どうしても水着姿をご披露なさりたい方にはお勧めのプールですが、スイムキャップをお忘れなく。
 白砂青松を眺めながらの色の濃い露天風呂。上がって座敷で飲むビール。

 如何で御座いましょうか。途中、某所に某座長の某工房も御座います。

 おひとつ、ご検討戴けますでしょうか。

 

今日も暑い

2006年06月23日 16時20分46秒 | 趣味
 今日みたいな、暑い日には、氷の消費が増大する。
 その氷を作るのは、冷蔵庫の冷凍室である。
 一応、うちの冷蔵庫には、冷凍室の扉が、二つ在る。

 が、食料品と製氷は、上の小さい方に任せて在る。
 では、下の大きい方の中身は・・・ある意味、恐怖の扉かも・・・。

 大物で、保冷剤が入っている。
 そして、魚が入っている。暮れに鍋のイベントが流れた為に、天麩羅ダネ、焼き物ダネ、など、秋から冬に掛けての釣り物が入っている。鯊、鰈、アイナメ、等。
 
 問題は、冷凍の餌も入っていることだ。
 練り餌は未だしも、生餌が塩漬けになって入っている。
 所謂、塩イソメである。当然、餌箱やタッパーに入れジップロックして在る。

 のであるが、氷を作るスペースが無い!と・・・大ヒンシュク!

 そうだろうな~とは思うのだが。
 唯棄てるのは勿体無い。ので、釣りに行って使えばよいのだ。
 しか~し!休みの度に雨が降る。
 梅雨時だ仕方が無いとは思うものの、今日のような暑い時も在る。
 晴れれば晴れたで、布団干しや、押入れの入れ替え等等、お天気でないと出来ない用事がつまってる。
 「このままじゃ、お客さんも呼べないよ!」
 確かに。お客布団も、ビニールパックに入ったままで、押入れの中だ。
 泊りがけで遊びに御出で。なんて簡単には言えなかったな。と反省。
 「仕事と主婦と、色々な顔を持ってるんだから、簡単に遊びにばっかり行けないの!遊びを仕事にしてるんじゃないんだから。」
 はい。尤もです。

 家の仕事は何にもしないので、考えもしなかった。
 では、釣り道具の手入れでもするか。って、手伝えよ!

 来月は、海の日で連休が在る。
 東京あたりは、お盆か?うちの方では夏祭りである。
 去年もサボってお出掛けしたが、今年も出られそうに無い。
 ちょいと訳ありで、お泊りのお出掛けが辛いので、遠出が出来ない。
 一人づつの単品ならば、何とか成りそうだが、文句言われそうだし。

 なんだかな~。
 今日も暑いな~。

二十四節気のうち夏至

2006年06月21日 18時23分22秒 | こよみ
 旧暦五月、午の月の中気である。
 天文学的には、太陽が黄径九十度の点を通過する時の事である。
 
 あ、さて、夏は弱い。暑いのが苦手である。(寒いのも駄目だが)
 太りだしてからは余計に感じる。
 この時期、首にタオルは定番である。
 髪の毛が無いのも、放熱効果を考えればプラスで在るが、耐熱断熱効果的にはマイナス面が出てくる。
 故に、帽子も欠かせないアイテムと成る。

 自分の好みは、キャップよりハットで在る。
 それも、カモフラージュのジャングルハットとデザートハットで在る。
 滅多に外出もしないが、アウトドアーには重宝する。
 殆どが、釣りで使っているが、普段のお出掛けも同じ格好である。

 ファッションに拘る自分としては、ハットはハーフパンツとお揃いで在る。

 何時ぞやの、新島の探訪の時も、脅かされていたので、戦闘服状態になり、ハット、パンツは勿論、ベストからシャツ、タオルまで迷彩にしていた。(笑われたが其の分感心もされた。いかにも、らしい、と。)

 自分の基本は軍装が多い。機能的なのである。但し、自衛隊の物は、素材はともかくデザインに機能性が配慮されていない。昔の米軍のコピーみたいで・・・。
 現在も使用中の、米海兵隊のランニングシャツは20年以上前のだが、頑丈なものだ。ハット、パンツも10年以上になるかも。
 何故か、使いやすいし、目的にも合致しているのである。
 渓流釣りには最高である。ポケットは多いし、物を装備し易いのである。
 目立たないし、動きやすいし、濡れても丈夫なのである。
 それに、放出品だと安いのである。
 であるから、御徒町の中田商会にはよく行ったものだ。

 要は格好ではないのだ。機能性重視でありながら、ある種の美しさの様なものを認め、自分の感性に合わせて着こなす、いや、使いこなせれば、其れで良いのである。人の目は気にしないし基準にならない。
 なんたって、石津先生のお墨付きだから。

     今日の箴言
<服に合わせて身体を作るなど本末転倒。身体に服を合わせ、自己のセンスで昇華させるべきである。しかし、健康のためならば瘠せるもやむなし。>

ちょっとみたぁ

2006年06月18日 13時47分46秒 | 座長根太
 今年も、GyaOで、夏恒例の稲川淳二シリーズが始まっている。
 で、其のなかに、自分のネタがある。と言うか、自分が主人公になっているネタを座長が喋っている訳だ。
 当然のことながら、場所や、シチュエーション等は構成しなおしてある。
 実際の場所を、そのまま出す訳には行くまいから。

 自分の事をよく知っている者には「あんなとこ、何時行った?」等と言うのが出てくる。加美さんなども「あの時は・・・に行ったんだよね」とか言い出す。

 だ、か、ら、ワザと変えてあるの。

 あまりネタばらしをすると叱られるかもなので控えるが、座長の中では、尚休と言えば軽トラックなのである。軽トラの坊さんが、イメージとして定着しているのである。
 故に、大体が
   坊さんの格好で軽トラを乗り回し釣りとバイクと強力な加美さん。
 と言えば、自分、尚休の事になる。キーワードみたいなものである。

 が、しかしである。気になったのは、座長の話の方ではなく、解説詳細の方である。
 座長の尚休ネタについては、自分で何を言われてるか把握してないし、何が、どれが、何時の話が使われているかも、知らない。自分にとっての日常茶飯事全てがネタになっていても驚かないし、自分では気が付かないことが、良いネタだったりした事もある。
 ネタへの使用については、座長からの要請を受け、公式に承諾し許可した物である。
  「オーノちゃんの事、有名にしちゃっていいかねぇ」
  「オーノちゃんの仕事はなんていえば良い?<ほねつぎ>ね、判った」
  「オーノちゃん、名前持ってたよねえ」
  「尚休さんの事、話してもいいよね」
 と言うことで、わざわざ、「オーノちゃん」から「尚休」さんになったのに。
 「接骨院」を「ほねつぎ」と拘って貰ったのに。である。

 詳細のところを読んでいただくと判ると思うが、「法名(芸名?)」を出せばいいのに「苗字(本名)」で書いてあるし、「ほねつぎ」が「整体師」に成ってるし。
 不愉快な書き方ではないし、其れなりに気を使って書いてあるのは判るのだが。
「オーノちゃん」は芸名で、そう呼ばれつけてるが、苗字にことさら氏など付けられると、人格が離れてしまいそうなのである。
 自分としては、座長の身内で居るのが、他人に成ったようで、距離感を感じるのである。そして、お仕事に対する、職種の違いの認識が一寸・・・。

      今日の箴言
<殊更、非難めいたことを声高に叫ぶ時、内心は逆に喜んでいたりする場合が在る。油断すると、本人が気付かない所で、本心を曝け出している場合が多い。>

 

御厄祓いました

2006年06月17日 17時23分18秒 | こっち
 お陰で、スッキリさっぱりであります。
 其の分、懐具合も、すっきりしましたが。

 やはり、自分の馴染んだ物は安心する。
 よく考えると、乗用車タイプのマニュアル車に乗るのは、本当に久しぶりであった。常には、軽トラだったし、マニュアル車はトラックばかりだった。
(結婚したてに、加美さんのシルビアを乗ったのが、最後である。)

 何故こんなにも不安だったのか。
 原因は、ポジションにあった。

 シート形状の問題も有るかも知れないが、自分の癖がありそうだ。
 基本的に、レーシングポジションがそこに在る訳だが、背もたれは、立っているほうだ。
 座面は足の長さによる訳だが、左足はクラッチを踏み込んでやや曲がる程度。だがブレーキも同様の筈。ところが、オートマでは、左足のポジションが必要ないし、ブレーキのタッチが違うのである。
 ハンドルの角度も重要である。軽トラ系は水平に近いが(程度ね)乗用は寝てるので、腕をクロスした時のポジションで背もたれを合わせると、寝てしまうのだ。

 で、何が良いたいかというと、足は短くないから座面は後ろ、なのに、背もたれを起すと、お腹が、苦しいのである。で、寝かせると、シフトレバーが遠くなってしまうのであった。

<マニュアル乗る時は、お腹だけでも瘠せましょう。出ないと恐怖が・・・>

 では無くて、今日は暑い!でもなくて、ポジションの話。

 車の運転でも、是だけの問題が起きるのである。
 社会的立場や生活環境において、自分のポジションを弁えていないと、相手が在るだけに、大変な事である。
 随分と長い前フリだったが、中身は大したこと無いのである。
  
   <脱皮出来ない蛇は滅びる>byたぶんニーチェ
 状況判断を良くして、ポジションも変えていくべきなのである。

まだ治らん

2006年06月15日 08時10分42秒 | お莫迦ネタ
 今日中には、出来上がるはずである。
 が、今日は、宇都宮泊りなので、明日交換である。
 車である。
 久々の、マニュアル車は、ヒヤヒヤものである。
 ので、渋滞は避けたい。
 坂道発進も避けたい。
 踏み切りも避けたい。
 停止信号も避けたい。
 故に、時間をずらしてフレックスタイム出勤である。

 車の原因、ATFのホースが経年劣化して、いきなり破裂であった。
 自分の体調の原因も、経年劣化だと寂しい。

 滅多に無いのに、首と喉である。
 今朝になったら、リンパ腺が腫れてしまった。
 左の顎下である。
 あちこちに心配を掛けてしまったが、多分、自己管理のいい加減さが、原因ではないかと、思いたいのである。
 であるから、責任を感じてる人、そんなことありませんから。
 全て、尚休の自己責任ですから。気にしないでください。

 少し、気を抜くと、この有様である。
 何度も言うようだが、経年劣化では寂しい。
 ので、気抜けしてたのがいけない。
 人には、常在戦場とか、備えよ常にとかいってながらである。
 (尤も、跳ね返して他に迷惑掛けるのも、顰蹙ものではあるが)

   今日の箴言
<気枯れの後にハレがくる。季節に同調するのも程々に。>

やられました

2006年06月13日 16時49分54秒 | お莫迦ネタ
 車がアウトです。レスキュー待ちで一時間。
 ミッションが逝きました。
 ATFが、抜けました。
 気合も、抜けました。

 久々の、マニュアル車です。
 坂道発進の辛い事。
 一速からいきなり四速に入れたりして。
 さすがにエンストはまだ無いが、危ないぞ~。

 バイクのミッションは足で変速する。
 クラッチは左手だ。細かい操作、半クラなどは手の方が繊細だ。
 尤も、レースのシフトアップは、クラッチ使わなくても・・・。

 現役の頃、一般道でスリップして転んだ。
 左側に転倒、自分はコケたバイクを跨いで立っていた。
 クラッチレバーが折れて、チェンジが出来ない。
 仕方なし。
 エンジン掛けて、ニュートラルから押し出す。
 勢いが付いた所でギヤをローに入れて飛び乗る。
 あとは、タイミングを合わせてチェンジしていく。
 停まる時は、ニュートラルに戻して、バイクを降りて立つ。
 又、押す、飛び乗るの繰り返し。
 流石に学習と疲れとで、停まらない走りにした。ちんたらと、信号が変わるのに合わせて。

 バイク直そ~かな~。

灯台の死体

2006年06月10日 16時14分46秒 | お莫迦ネタ
 30年位前の事になる。
 初夏の日差しに誘われて、友人と二人で、神奈川の海を見に行こうと言う事になった。
 茅ヶ崎、江ノ島あたりで遊んでいるうちに、陽も落ちてしまった。
 男二人の気軽さで、どうせだから、一晩中あちこち回りながら帰ろう。ということで、三浦半島を一回り、ナイトクルージングをすることに。
 夜の鎌倉を抜け、横須賀から海岸沿いを時計回りのコースだ。
 途中、観音崎で灯台まで行き、懐中電灯で山歩きである。
 久里浜を回って剣崎に付いた時は、明日になっていた。
 ここも、灯台が在るはずなので、駐車場に車を置いて、案内板のとおりに下りていく。
 満天の星の下、入り口と職員のらしい車が停まっているだけ。後はムサイ男二人。
 灯台は、石積みの塀に囲まれ近づく事は出来なかったが、東京湾ではない、太平洋の外洋から吹く海風は、半袖の腕に鳥肌を立てるほどで、眠気も吹き飛び爽やかな気分に浸れた。

 其の時である。
 石塀と車の隙間に、何か在るのが見えた。いや、見えたというより気付いたのだ。
 青いシートの様な物に包まれた、長い物があることに。
 懐中電灯で照らしていくと・・・足が見えた。

    「うわ~~~~~~~!!!!!!!!ッ!!!!!」

 男二人、叫びながら、走って逃げた。
 何処をどうやって帰ってきたのか記憶に無い。
 唯、あの時の恐怖だけは、未だに思い出すと震えが来る。
 あれはナンだったのだろうか。

 同じ日、一人の若者が、やはり初夏の午後の日差しに誘われてツーリングに出ていた。
 彼は、国立から鎌倉街道を通り、町田から横浜、横須賀、観音崎と走り続けたが、空腹に耐えかね、自販機のハンバーガーで腹ごしらえをした。
 其れが良かったのか悪かったのか、剣崎につく頃には猛烈な睡魔に襲われ、走るのは不可能となった。
 ちょうど灯台の脇に、風を防げそうなスペースを見つけ、車と塀の間の芝生に寝転んだ。
 ところが、海沿いの夜気と海風で、凍えてきた。仕方なく、ポンチョに包まり、ヘルメットも被ったまま、靴を枕にうとうとし始めた。
 そのとき、風がざわつき、人の話し声が流れてきた。
 其のうち、足音が近づき、離れ、近づき止まった。
 一瞬、明かりを感じると、大きな悲鳴が上がり、走り去る足音が遠ざかり・・・
 眠りに引き込まれていった。

 ヘルメットを通して、あんなにはっきりと足音や話し声が聞こえるものなのだろうか。それとも、あれは夢の中だったのだろうか。
 今でも思い出す。あれはナンだったのだろうか。

  この話しは、実際の体験を素に、構成されております。
 今思い出しても、笑ってしまう。さあ!私は、どれでしょう。
 
 

結界

2006年06月09日 17時44分45秒 | あいだ
 最近、あいだづいているので、ついでに結界について。

 電車に乗る時に、席が空いていて座る場合。端の方に座る。ベンチシートだと人が座っていない方、なるべく人と離れて座る。
 エレベーターに乗る時も、なるべく人と離れるように隅に行く。
 これは、パーソナルエリアを無意識の内に心理的に持ってることの現われで、まあ、これも結界の様なものだ。

 自分の場合、結界は、二重の意味を持たせて張っている。
 外からの侵入を防ぐ意味での、防衛の結界。
 内からの漏洩を防ぐ意味での、防御の結界。
 どちらも、攻撃的な意味合いは無い。

 いざ、結界を張れば、其の中は、尚休の世界となる。
 自分の意思に反しては、何者も勝手な行動は制限される。
 ある意味、恐怖の世界である。
 其の中では、あらゆる感覚が、其れまでの経験知では通用しない。
 五感のみか時間、空間識まで、おかしくなる。
 当然、無になる場合もあれば、逆に研ぎ澄まされる場合も在る。
 ある種、トリップの様な、所謂、不思議な感覚である。
 気持ち良い場合もあれば、気持ち悪くなる場合も在る。
 快感でも在るし、不快感でも在る。
 恐怖であったり、歓喜であったり。
 全て現実であるが、其れは尚休の世界での話。
 結界を出れば、現実世界に戻る。
 全ては結界の中だけの話になる。

 自分の場合、術具によって結界を張る。
 以前は、自然石を使用したが、現在は、例の五行宝珠をメインにしている。
 いつぞやは、せこい張り方をしたが為に、はみ出した半身に鳥肌が立ってしまった。などという失敗もあった。悪い事をした。(Gちゃんすまんかった。)

 普通は、紐でも何でもよい。有る物を使えばいいのだ。
 描いてもいいし、借りてもいい。心算結界だな。
 自然や、気の力を借りるのが効率的ではある。

 但し、結構きつかったり、辛かったり、しんどかったり。
 なので、宝珠を創ったのだが、其の労力、制作の苦労を考えると、割りにあわないかもしれん。(実は、未だに未完成だし。)

         今日の箴言
 <楽して楽しみは得られない。が、しかし其の分、得られるものは大きい。>
 

お呼び出し

2006年06月06日 17時47分01秒 | あいだ
 極一部でウケた様なので。

 「お呼び出し」で一括りにしてしまったが、この前のは、超の付く本格派。
 お気軽な占い程度の軽~いものや、遊び感覚では危ないものまで、在る!

 基本は、疑問系なので、質問形式になる。
 占いが、対外的なのに比べて、内向的な比重が大きい。

 と言う事は、自分を見つめる鏡のように、本来の自分を見つける上での答えを貰ったり、導いて貰ったりのヒントを伺うのである。
 または、自分が何者なのか、明らかにするヒントを示していただくのである。

 が、お呼び出しと言うくらいだから、御上を招請するだけではなく、ほかのものも呼べるのだが。前にも言ったように、目的を絞って確実なものにしておかないと、漠然とお呼び出しを掛けると、何様が現れるか分からないのである。
 危ない事も在る。

 しかし、単に、自分の周りに何が在るのか?守護は?身近に何が居るのか?
 などなど、自分を知りたいと言う事であれば、難しくはない。

 が、結果は、感覚的であり、被術者本人にしか分からないので、その人の感性や能力によるのである。
 施術者は、間を取り持つ「さにわ」みたいなものなのであるが、判断はしないのである。尤も、本人が分からない、理解できない、それ所の状態ではない場合などには、能力の範囲で分析する事も在る。
 本来ならば、誰が降りて来ているのかを審判しなければ成らないのだが。

 実際に、お呼び出しを掛けるには、それなりの準備が必要になるが、それもレベルによる。
 最低でも、場所と日時、一定期間の精進潔斎が必要になる。
 後は、術具と神饌、共食の用意。
 そして、一番の大事が、本人の意思、気持ち、体調である。

 「いたこ」では無いので、特定したものを呼び出すことは出来ない。
 其の分、何が出てくるか・・・興味在る所ではある。

 お望みならば、詳しいオリエンテーションを受けてから、結論を出して頂きたい。
 ただし、誰でもと言う訳ではない。受け手にも能力と資格が必要なので、こちらで選択させて頂く。
 全てを拒否する訳ではないが、危ないものが憑いているような場合、等は拒否権を発動させて頂く。

        今日の箴言
<真実は知らない方が良い場合もある。その現実を受け入れる勇気が無ければ、興味本位で覗き込むものではない。往々にして、それは残酷なものだったりするから。>

最強2

2006年06月04日 19時02分42秒 | あいだ
 お約束で御座います。

 怪しいときには、専守防衛、結界を張るのが適当ですな。で、
 あの時は、二重に張る必要があったので、綿紐と、渦巻き香で。
 正面を南にして、四角形に紐を張り、その四隅にお香を置く。

 被術者は南面し、自分は北面して相対する。

 暫く集中していると、南西の御香が浮き上がった。様に見えた。
 次いで北東、南東、北西。
 被術者の体は揺れている。
 そして自分の頭のなかに声が!

 「おまえにはむりだ」

 そうでしょうな、相手は最強ですから。判ってましたが、ハッキリ言われると実感してしまいますし、納得もします。

 つまり、彼の人は、お上からの最強のお墨付きを貰った様なものです。

 本人には、何を聞いたのか、何を言われたのか、未確認ではありますが。

 術の間、自分たちの感覚では、二、三十分のつもりで居たが、実際には、夜明け近くになっていた。
 結界内では、人の感覚など、あてにならないものである。

 これ以上書くと、余計なことまで出てきそうなので、ここまで。

 今日は、箴言は無し。その代わり
<お呼び出し、ご希望の方は、相談に乗ります。但し、ご希望に沿う結果が出ない場合も御座います、が、宜しいか?>
 

最強のお墨付き

2006年06月03日 16時22分36秒 | あいだ
 最強と言えば、分かる人は知ってると思うが、アノ人の事である。

 座長に最強と言われたのは有名な話だが・・・メインは自分ではない。

 今では無理だと思うし、やる気も無いが。
 あの頃、自分は修行中で、行も継続中であった。
 と言う事は、潔斎されていたのである。
 故に、大技を行使する気になったのだろう。

 その大技とは!

 「お呼び出し」と呼んでいるが、神降ろしみたいなものである。

 自分の興味もあったし、本人も診て貰いたかったようなので、修行中の自分の診立てより、より高位のお告げの方が良かろう。と言う事でお呼び出しである。

 はっきり言って、何が出てくるか分からんのである。守護霊なのか、前世なのかまたは危ないものなのか。
 施術者の自分の方は、観音様に守護をお任せなので、問題は被術者の方。
 まるっきり危険が無いとは言い切れないので。
 素直に還ってくれれば良いが、引き摺られると危ないし、連れてかれちゃうとこっちが還ってこられないから。

 後は、明日、酒飲みながら・・・いーかげんだな~。

久々にあっちネタ

2006年06月02日 17時02分25秒 | あっち
 ちょい昔の話。

 知り合いの、造り酒屋の女将さん(当時は若女将?)に頼まれて、お店を診に行った事が在る。
 お店自体は、小粋な小料理屋と言う感じで、雰囲気は良かった。
 カウンターとテーブル席、お座敷がいくつか有り、料理もお酒も上級。旨かった。のであるが・・・

 店の隣が、墓地なのである。
 危ない感じはしなかったので、入り口の照明と、盛塩、御香のアドバイスだけで女将にご馳走になって帰って来た。

 その帰り道。時間は夜中に近く、国道にはすれ違う車も無かった。
 そこを、右から左に自転車が横切っていく。
 「高校生も大変だな。こんな時間まで塾ですか。」
 当然の事ながら、女子高生だったので目で追いかけていき、入った通りを見ると何もいない。
 入り込む路地も、住宅も無い道だったので、・・・気のせいにした。

 後で、と言うか先日、加美さんと、其の時の話をしていると、「知らない」と言う。確認して、話しかけたのに、知らないと言う。

 考えれば、そんな時間に、制服で自転車乗ってるような高校生がいるのか?
 いくら田舎でも、今時セーラー服もあるまいか?

 と言う事で、見間違え以前の、酔った上での幻覚ということにした。

          今日の箴言
<確実な証人がいない場合、自分の感覚を証明できない場合が在る。あっち系なら、なおさらであるが、在るものは在る!>