こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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お仕事山盛り。

2011-08-17 23:13:53 | 訪問看護、緩和ケア
お休みと言っても、週末含めて月曜と火曜だけなんですが・・。
やはり、お仕事は山盛りたまっておりました。

何からかたずけようか・・と。
とりあえず、電話をしなければならない所からかたずけ、なんだかんだで一日はあっという間に終わってしまいました。

一番あせったのは、今週土曜に行われる、日本死の臨床研究会主催「第5回ホスピス・緩和ケアの集い」でひきうけたファシリテーターの件でした。

いつもの緩和ケア研究会のようなファシリでいいのかと思っていたら、どうもそれだけでは済まないらしく、小グループに分かれ自分の担当グループで、30分ほど話しをしないとだめらしい・・。

いくら、その場で気楽に話してくださいって言われても、遠いところから一生懸命やってくる学生さんたちに、いい加減な話をするわけにもいかず、現状この地域を取り巻く在宅緩和ケアの現状や、どんなかかわりが必要なのかの問題定義を、きちんとできるような準備はしておきたいなと思いました。

そうは思ったのですが、その前に10月前後でリンパ浮腫の勉強会をするために講師依頼をお願いした病院と講師に、依頼文も作らないといけません。

そんなことをしていると、あっちのこともこっちのこともと、どんどん仕事がとっ散らかっていきます。

なんでこう、集中してひとつずつクリアできないのかと自己嫌悪。

夕方には、10月に講師依頼をされた褥瘡のラップ療法の電話確認が入り、ますます首が締まっていく今日この頃・・。

でも、ここはひとつなるようにしかならないので、あちこち蹴散らしながら帰宅しました。

そういえば、このところ病状が進行して、歩行も難しくなってきたマル男さん。
でもここ数日、疼痛コントロールがついてきて、穏やかな笑顔がみられます。
今日も担当スタッフと「痛みは、ちゃんと自分の口から伝えないと、先生はわからないよ。今度、先生にどんなふうに伝えようか。」そんな話で盛り上がっていたそうです。

そんな彼に、今一番したいことは何?ときいたら、「買い物に行きたい。美味しいものを自分で選んで買いたいんだ。」とのこと。
身体には、チューブやら袋やらもついていて、下血のリスクはかなり大きいのですが、買い物に行くなら今しかないと、担当ナースと相談しました。
担当ナースは、目を潤ませて「今を逃したら、もう行けないと思います。今、調子が良くてそういう気持ちになれていることがうれしい。」と言っていました。

こういう事は、善は急げがわがステーションのモットーなので、さっそくその手配に動き出しました。

ご家族が健康で、経済的に恵まれている方には、当たり前にできることでも、なかなかそれが難しいご家庭もあります。

某サービス事業所のボランティアグループにお願いしようかと考えています。
あす、もう一度本人の希望を聴き、なるべく早く実現させます。
『アナタノ願いをカナエタイ』は、基本私たち在宅療養を支援するもののコンセプトでもありますから。