こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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仕事に戻れば・・。

2011-08-08 23:55:53 | 訪問看護、緩和ケア
今日は、午後出勤にしてもらいました。

普段使わない領域の脳みそを酷使したので、疲労感はかなりきつかったのですが、今日は何とか元のモードに戻りました。

出勤と同時に「あれもこれもそれも」の報告を受け、とりあえず出来ることからかたずけて行きました。

ポート抜去部の開放創の患者さんは、一部縫合されたものの、首からのPICCカテーテルにいろいろ不具合が生じてきました。
結局経口訓練中なのに、首が動かせないことも問題だし、長期にここから高カロリー輸液を入れることも限界があります。

新しい主治医の提案は、間欠的にマーゲンチューブ(胃の管)を挿入して、ワンショットで栄養剤を注入しては抜去するという方法。

今、けっこう普及していて、マーゲンチューブを毎日飲みこむことで嚥下の訓練にもなるし、間はフリーなのでQOLも向上する・・・とか言いますが、在宅ではいろいろなハードルがあると思うのです。
だいたい、、毎日誰が入れに行くのか、単位は絶対足りないし、休日祭日はどうするのか、看護師一人で行うリスクはないのか、第一本人の気持ちはどうなんだろうか・・と。
そして、足りない分の水分を結局末梢から補うのなら、再度ポートの造設をして、嚥下訓練を安全に進めた方が良いのではないか・・・などなど・・。

うーん。
在宅に新たに何かを導入するのは、本当に大変な事なんです。
根まわしやら、環境調整やら、一番問題なのは「マンパワー」と「お金」。

これからどうなっていくのか、冷静に対応しないとね。

午後になってMさんの訪問から帰ってきたヘルパーサ責。
今日もオムツの中に手を入れていたとか・・。
さらに、褥瘡を手で掻いちゃう・・。

何度も手袋をしましたが、上手にきれいさっぱり取ってくれちゃいます。

褥瘡の周辺は、またも血が・・。

オムツ外しもあるので、なんとか抑制はせずにオムツの中と創に手が行くのを阻止したいのですが・・

で、今日は再び創作タイムです。

特製二十ミトンとミニ腰巻。

水曜日には実際装着してもらって、効果をみたいと思います。
写真はその時にお見せしますね。

さて、今週もはじまったばかりです。
明日に向けて消灯です。

おやすみなさい!。