すずりぶたのにっき

すずりぶたとはすずり箱のふたのこと
昔の人はこのふたを裏返して
花や果物を飾ったとか
そんな粋なくらしがしてみたい

トトロの森とラムネ温泉

2015-08-22 | レジャー

◆すっかり、おんせん県に魅せられた我が家は、阿蘇に帰省する時も、温泉に寄ってから行こうと…大分経由で行くことに決めました。次男は運転時にお気に入りの曲をかけるというので、iPotを繋ぎ…私が選曲してあげよう~と…の流れで、イントロクイズに突入しました。古い曲もあったので、親子で楽しめました。北浦で高速を降り、ちょっこし寄り道。長男がナビってる時に見つけました。

佐伯市宇目町にあるトトロの森。「ととろ」というバス停があり、辺りにはジブリ作品「となりのトトロ」の世界が広がっていて、イラストやパネル、木の枝などに沢山の小さなトトロが並んでいました。日傘を持っていた私はトトロでしょーと次男からご使命(笑)。パラパラと観光客が訪れていました。道の案内にも「トトロ入り口」などとあり、楽しい寄り道でした。

◆さて、目指したのは、愛媛の八幡港から佐伯にフェリーで渡り、阿蘇に帰省していた四国時代によく寄っていた、直入町にある「ラムネ温泉」。こちらの炭酸泉が病み付きになり、我が家では炭酸泉ブーム時期がありました(高松の仏生山温泉にあります)。温度が31度ぐらいで、湯船に浸かっていると、肌にプツプツと泡が付着します。まさしく炭酸。これが、刺激となり、血行促進、新陳代謝もよくなり、湯上りはポカポカなんです。夏なので、冷泉が気持ちよく、皆長湯で、けっこう混んでいました。
湯上りには牛乳ではなく、ラムネ(笑)。直入町の長湯温泉には川沿いに、ガニ湯という露天風呂もあって、以前にメンズが入ったこともあったのですが、今回は時間がないので、ラムネ温泉だけでスルー。道々、スパムおにぎりをかぶりつき、夕方阿蘇に到着しました。

◆夏に帰省すると必ずBBQ。そして花火。姪っ子の子、ひなたちゃんが大きくなって、歩いて、しゃべって、花火も怖がらない!びっくりです。今回はへべすを食べてほしくて、きのこのホイル蒸しをしたところ、大人気☆前日残ったピザも持っていったら喜んで皆食べてくれました。
暑さで、寝苦しかったここ1ヶ月が嘘のよう。朝はちょっと寒くて布団に包まったぐらい、阿蘇は避暑地ですね。ぐっすり眠れました。翌日のお昼は、めちゃめちゃサシの入った馬刺しに舌鼓。夜は熊本にもあった「寿司虎」で寿司三昧(次男リクエスト)の後、夏休み終了の長男は新幹線で神戸に帰って行きました。写真見ると、飽食続きで、お腹がぽっこり(爆笑)。にぎやかな夏休み終了です。


球磨川でラフティング & 四半世紀

2015-08-20 | レジャー

◆何年か前に行ったラフティングに再び挑戦。ということで、人吉まで行ってみました。私は初めて。大丈夫かなーーって不安でしたが、私より年齢が上のご夫婦をみつけて、ちと安心(笑)。お天気は時々雨がパラっとしましたが、上々、気温もかなりある。
同時に5艘のボートで出陣。われわれのチームにはガイドさんと、女の子二人(30代)で計7名のあいのり。はじめっから川に落とされまくられ、転覆させられ…。船同士でもちょっかい出し合います。風が強くて、時々漕いでは流れに乗ってすいすい。渦が巻いているところ、岩が迫っているところ、スリル満点です。中盤、タイタニック遊びで次男が、わざと紐をくくられず、ドボン!大爆笑でした。でも先頭に乗ってご機嫌☆途中、SL人吉号ともすれ違いました。

◆途中から、先発のBBQ組とも合流して、岩場でダイビング。6mはあるとのことで、手は胸に、落ちるのではなく、飛ぶ!着水時に鼻から息を思い切り吐いて、水が入らないようにする。など、アドバイスをもらいましたが。目をつぶってて着水時の確認はできない!足からきれいに着水できなくて、おしりペッチャンで、あいたたたでした。
全員が手を繋いでそっくり返るフラワーは、我がチームが一番きれいにできていました~。腹筋ない女子が多かったのにすばらしい。この写真は橋の上から、撮影隊が撮ってくれます。最後は後ろに皆乗って、前を浮かせて、急流をジャンピングしながら下る~岩に激突しそうになったり、ガイドさんが振り切って落とそうとするのに対抗してしがみつき、楽しいラフティングでした。約3時間。日焼けはもれなく付いてきましたが、筋肉痛はありませんでした。メンズはけっこう漕いでいたので、腕にきていたようです。人吉の温泉に入って日帰りしました。

◆翌日は、毎年前倒しの長男の誕生日。今年で25歳です。ケーキは去年と同じアンオーのキャラメルケーキ。苦味が大人味ですな。大好物のピザをもりもり。フレッシュバジルのマルゲリータが一番人気。


また一年、元気で過ごせますように。


大分 県立美術館と〆のからあげ

2015-08-18 | レジャー

◆別府を後にして、大分市内へ車を走らせました。3月に次男と来たときにはまだできていなかった「大分県立美術館」へ。こちらで長男は「描くまんが展」を次男は「進撃の巨人展」を見ました。私と旦那は建物周辺をお散歩。4月に完成したこの美術館は、白を基調として、中が見える総ガラス張。夜になると、3階部分の竹細工でできた外壁に証明が灯り素敵です。写真には撮れなかったので、HPで見てみてください。通りに面した窓は2階までの吹き抜けで広々。和紙を折って作られた大きな証明が下がっています。カフェのテーブルが面白い形…と思いきや、くっつけるとかわいい。ショップのレジは上から見るとS字の形、おしゃれ。
向かい側のビルとを繋ぐ橋につながるデザインも、螺旋階段もガラス張りで面白いです。入り口にあった卵のオブジェは空気が入っていて、おきあがりこぼしのようなもの。子供たちが喜んで触ってました。

◆大分の〆は、これまた最近新しくなった大分駅ビルのアミュプラザへ…駐車場もビルも迷子になりかけました(笑)。花火大会があるようで、浴衣姿の若者で駅はごった返していました。混む前にということで、早めの夕食を。最後に選んだ大分グルメは鶏の唐揚げ。竹田丸福さんでいただきました。100円メニューも沢山あって、初めは控えめに食べていたメンズも、食べ進めるうちに次々とオーダー。私はビールで時々つまみ、お腹いっぱいになりました。唐揚げはももも胸も美味しかったー。けど、私はとり天おろしが一番好きだったかも。由布院のB-Speakのロールケーキも予約していたので、最後に受け取って帰りました。駅隣接のホテルの屋上には展望温泉があるそうです。きっとこの日は花火客でにぎわったことでしょう。大分を出発するとともに、花火の音がー。後ろ髪引かれながら、帰路につきました。おんせん県大分、ホントに近くなったなー(嬉)。

由布院、別府、大分のプチ旅行、これにて-完-


別府2 冷麺難民と竹細工

2015-08-17 | レジャー

◆由布院から帰りは高速で…別府へ。私の予定では大分市内だったのですが、旦那と長男がどうしてもお昼に別府冷麺が食べたいとのことで、腹減り状態で再び別府へGO。もう13時を過ぎた頃だったので、お客さんもそろそろ減る?などど思っていった1軒目は、店の周りに沢山の人。のぞいてみると、すでにお昼の分の受付終了とのことで、別の店へ。ちょっと離れているところだったので事前に電話すると、今2人のカウンター席は空いてますが、到着時に空いているかも保障できませんし、冷麺が売り切れてしまうかもと。仕方がないので、3軒目に向かう…。店の前には10人ほどの列。駐車場もあふれている…が何とかなりそうなので、炎天下並ぶ。もう冷麺モード以外に変更がきかない我々(笑)
前日行ったとり天のお店「東洋軒」さんと一筋違いの「胡月」。地元民もお勧めとのことで、30分ほど並んでやっとありついた冷麺。太目のコシの或る麺とあっさりしたしょうゆベースのスープ。牛のチャーシューと辛めのキャベツキムチが乗ってまいて美味でした。ビビン麺や温麺も興味ありましたが、次回。大分、温泉だけでなく、美味しいものあるなー(嬉)

◆お腹満たされ、次は長男チョイスの「竹細工伝統産業会館」へ。大分県はマダケの生産量が全国一で、その豊富な竹材を利用した竹工芸が歴史的にも盛んなんだそうです。展示室は残念ながら撮影禁止でしたが、入り口から大きな竹細工のオブジェ、竹の帽子、花籠、盛かご等の籠を中心に、細かいものから家具まで、芸術的な作品が沢山展示されていました。伝統工芸師の方が指導されている所も見ることができました。
その後、京都大学地熱学研究施設へ。京大ですから、火山や地熱温泉活動を研究している日本の頭脳人が中にいらっしゃるとは思いますが、見るのはそこではなく、建物(笑)。こちらも国の登録有形文化財になっている建物で、1923年(大正12年)に竣工した煉瓦造の施設です。赤煉瓦の柱型が大小交互にリズミカルに配されており、イオニア式の柱頭(アルテミス神殿の柱などがそう)などの要部は白い石貼りで、全体を引き締めていて美しい建物でした。向かい側にある、別府を一望できるグローバルタワー(125M)も気になりましたが、我が家はこっち。さて、別府もさよなら。

つづく


由布院2 金鱗湖と旧日野医院

2015-08-17 | レジャー

◆早く寝たおかげで、翌朝は5時半に起きてしまい…朝日を浴びた由布岳が光ってました。朝風呂でまったりして、遅めの朝ごはん。何と、朝食で鮭の塩焼きが!予知鼻次男!?(笑)。他にもきんぴらごぼう、ひじきと蓮根の煮物、冷奴、海苔、味噌汁…とおかずが沢山で珍しく私がご飯をおかわりしました。料理長さんとお話をしていて、高台にあるこの宿からは、冬場きれいな朝霧が望めると…寒い時期に絶対来たい!宿を後にして、朝一番で再び湯の坪街道へ…9時過ぎですが、観光バスも停まって、けっこうにぎわっていました。次男と旦那が、「山下清美術館」へ…私と長男は以前に来たことがあるので、近辺をお散歩。以前に寄ったとり天のお店を見つけたりして、記憶を辿る散歩でした。合流後、金鱗湖へ。
金鱗湖は小さな湖ですが、湖底の一部から温泉と清水が湧き出る不思議な湖です。この湖の温度差などで、冬場は朝霧が発生するようです。魚の鱗が夕日に照らされて金色に輝くのを見て、儒学者の毛利空桑が「金鱗湖」と名付けたと伝えられていて、それ以前は「岳下(たけもと)の池」、「岳ん下ん池」と呼ばれていたそうです。湖畔のお蕎麦屋さんに心引かれながらも、隣の今泉堂で黒糖揚げ饅頭をお土産に買い、もちろん試食も。かりっとした食感が好き。あんこ苦手な次男も美味しいと2度パクリ(笑)。湯の坪街道撤収。

◆由布院でもう一箇所訪れたかったのは、国の重要文化財に指定されている「旧日野医院」。街中からちょっと離れたところで、町人すら歩いていないところ…本当に入れるのか???と思いながら入ると、誰も居らず、玄関にダイヤル式の電話が…留守のときは電話をしてくださいと携帯の番号が記されていて…次男が「初めてーー」とダイヤルを回してコール(笑)。見学しているうちに管理人さんが到着、あまり訪れる人がいないようです(寂)。旧日野医院は、1894年(明治27年)建てられた擬洋風の建物です。円弧式アーチを描いた玄関ポーチ、螺旋階段、べランダなど洋風ですが、雲竜の彫刻、戸袋のこて絵などは和のテイストが。建物の中は診察室以外は畳敷きですが、離れに床暖房(オンドル)が施されていたり、調度品も高価なものが沢山展示されていました。五右衛門風呂や手作りの窓ガラス、美しい欄間など、見所沢山ありました。大人@300円也。来て見てよかった。医院そばにあったこちらのお店が、私のツボ。
店内は雑然とした物置状態…もともと何を販売するお店だったのでしょうか?さて、由布院は終了。

つづく


由布院1 或る列車と湯の坪街道

2015-08-14 | レジャー

◆別府から車で40分(下道)で由布院に到着しました。いいお天気で暑い。宿の場所が複雑なので、下見がてら寄り、由布院駅へ…。目的は、この日初運行の「或る列車」を見に来ました。時間まで駅周辺を散策。小鹿田(おんた)焼きの専門店があってうっとり。小石原焼きのように、最近の小鹿田焼きもいろんな色のものがあり、おしゃれでした。でも一子相伝で、10軒しか窯元がないそう。いいお値段なので、ちょっと買うことはできませんでしたが、いつかきっと。走行しているうちに、ゆふいんの森号がやってきて通り過ぎ、或る列車を待つ人で賑わいだしました(意外にも撮り鉄は居なかった)。或る列車はこの日、大分駅を出発し、日田へ…午後折り返しの便が由布院に停車するところ…3分遅れでやってきたので、停車時間が2分になってしまいました。まぶしい金色のボディー。この列車は100年前に走っていた幻の豪華列車の復刻版です。豪華寝台列車「七つ星」をデザインした水戸岡鋭治さんが手がけたそうで、昔の車両は木造で茶色でしたが、豪華なデザインで復活。1号車の客室は木製のテーブルと椅子、床は花柄のカーペット。2号車は福岡・大川の組子細工を施した引き戸で八つの個室に分かれているそう。車内では、南青山のレストラン「NARISAWA」のシェフ成澤由浩さんのレシピの豪華スイーツが食べられるそうです。中はよく見えませんでしたが、皆さん笑顔で手を振っていました。もう食べた後かな?大分便も秋に走る長崎便ももう完売のようですが…詳しくはこちら

◆列車を見送り、夕方、湯の坪街道をお散歩。まだまだ暑くて、ソフトクリームを食べながらぶらぶら。雲もなく、由布岳ははっきりくっきり。
雑貨屋さんでウキウキなのは私と次男。3年前に長男と訪れたときにはなかったお店がけっこうありました。夕方で店じまいのお店もちらほらで、次男は名残惜しそうでした。どこかの店先に沢山いたカブトムシ。ヘラクレス、初めて生で見ました。

◆一度立ち寄ったものの、ものすごい入り組んだ細道で道案内の指示も?どこ??な宿へもどり(笑)、温泉で疲れを癒す。高台の別荘地にある宿は静か。部屋からも露天風呂からも由布岳が望めます。
昔は気にもしなかった温泉の効能…よく見るようになりました。創傷および火傷、皮膚掻痒症、リウマチ…最後に更年期障害…大雑把だけどうんうん当てはまった(笑)。こちらの宿は余計なサービスを省いてリーズナブルな利用料が魅力。お料理も大皿が多いので家族にはぴったり。鼻のきく次男が、お風呂から、夕飯には鮭がきっと出ると豪語してましたが、残念。地鶏の寄せ鍋、地元野菜と旬魚(すずきだったかな)のあんかけ、カンパチのりゅうきゅうなどでした。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。早々と皆撃沈、爆睡。

つづく


別府1 とり天と明礬温泉

2015-08-12 | レジャー

◆夏休みに入った息子たちが帰ってきました。去年の、台風で飛行機欠航を踏まえ、今年ははなから新幹線と決め、お迎えがてら一泊旅行と…高速がつながって便利になった大分方面へ。神戸から新幹線で小倉、ソニックに乗って別府まで来た息子たち。新幹線のトンネル内でのカバー落下事故の日でした。後で聞いてびっくり。お昼時に到着したので、そのまま鶏天を食べにGO。
30分ほど前に下見したときにはまだ賑わっていなかったお店も、お昼ちょい前に到着したら、もう待ちが5組!有名店です。「東洋軒」はとり天発祥のお店といわれています。今まで食べたものとはちょっと違う感じで、衣が唐揚げに近いです。酢醤油とからしで食べます。定食のこの肉の量…息子たちに手伝ってもらいました。揚げる前のもの(冷凍)が通販で買えるようですね。

◆腹満たされ、その後、別府温泉の中でも湯の花が有名な明礬(みょうばん)温泉に立ち寄ってみました。湯の花小屋を見て、足湯に…しかし猛暑日、汗たらたらでした。別府の温泉の中でも地熱活動の強い地域だそうで、噴出する高温の蒸気を湯の花小屋の地中に導き、上にある小石で冷えた蒸気が液化し、科学変化によって、絹糸状に結晶化するのが湯の花だそうで…説明を見てもよく分からないけど、すごい。皮膚病、神経痛、糖尿などに効果があるそうです。明礬は温泉以外にも、料理の煮崩れ防止や、染色の色止めなどにも使われますね。
アーチ橋ごしに別府湾を見下ろす眺めはとてもよかったです。地獄蒸しプリンを食べてちょっと涼んで、目的地の由布院へドライブです。次男担当。
つづく…