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猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

教員の民族の大移動に怒る

2016-05-18 09:48:51 | 日記
大学教員は自分の業績でポストをあげていきます。私も最初 助手で国立大学にお世話になり、自分なりに努力もして、今の大学に 講師、助教授、准教授、教授としてお世話になっております。

大学としては2つ目ですが、今の大学に来てからでも毎年のように大学の要職のポストのお誘いをいただきます。
お話をいただくことは感謝ですが、一度も気持ちが動いたことはありません。

現在のポジションより素晴らしく上のポジションを用意してくれる大学もあり、自分のことだけを考えますと行った方が良い人生と思うことも多々あります。もっと若く、自分が学科の責任者でなければ移動するだろうと思いますが、なぜ移動しないかを考えると以下のことがあります。

第一に関西医療大学という職場が働きやすい職場であることはありますが、それと同じくらいの理由に学生が大切であるからです。 教員、学生を家族のように思い、4年間で免許を取得させて卒業させる。この思いが強いからですね。

今までは、私がいなければ、この学科は運営できないであろうと思っていたからですよね。

しかし、最近も ある大学から別の大学に多くの先生方が移動されました。どう思っているのでしょうね。
なにが目的なんでしょうね。

給料? ポスト?
同じポストで動いていると思うと、何かあるのでしょうね。学生を食い物にしているようで本当に腹が立ちます。

私も今までは動く気持ちはありませんでしたが、この年齢になると 部下へのバトンタッチ、自分の引き際を綺麗にしたいと思いますね。寂しいことですが、少しづつ部下に授業科目を持ってもらうようにしています。



臨床実習は学内教育の体験学習である

2016-05-18 09:02:16 | 日記
ネットなどで臨床実習に関する様々なことが言われています。
私たちの唯一な職能団体である日本理学療法士協会でも臨床実習に関してガイドラインを示してくれています。

一番大切なのは養成校が臨床実習をどのように考えているか否かです。
自分の学生にどのような理学療法士になって欲しいか否かです。

関西医療大学 理学療法学科は トップダウン評価で理学療法評価をおこない、ディリーノート、症例レポートを課題として課しています。それは、大学としてあるポリシーがあるからです。

先日も 症例レポートがネットで販売されているという話しを聞きましたが、驚きとともに養成校の臨床実習に対するコンセプトのなさを物語っているわけです。

本学では臨床実習の前に授業の中で症例レポートを患者さんの動作を見て作成させます。また、附属診療所でも実際の患者さんの評価をさせてから実習に行かせます。

学生が困らないように養成校が教育してださせることが大切です。

臨床実習施設には 臨床実習は学内教育の体験学習である を理解していただき、教育内容を臨床実習に反映してもらっています。また、実習の成績も本学で決めるようにします。

睡眠時間を減らすために ディリー、レポートはさせないとか、諸外国ではレポートは書かせない などという意見もありますが、なにが良いかは養成校がきちんと考えるべきである。

昨日 ある先生が 同じような意見をされていましたが、どうしても私の怒りはおさまらず、意見しました。