猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

臨床実習 そんなにおかしいか。

2014-09-11 00:23:20 | 日記
最近 理学療法士、作業療法士の臨床実習のあり方について改革が必要であるという意見が多い。
そのような記事を拝見すると、臨床実習指導者が悪者のように表現されているが、本当にそうなのであろうか?

レポートを書かせるのが悪い指導で、レポートを書かせないでクラークシップ方式で指導するのが良い指導のように言われているように聞こえるが、

1 レポートを書かせて何が悪い
2 クラークシップ方式の指導はレポートを書かせる指導のなかでも取り入れられている。

レポートの有無とクラークシップの有無は同じ場面では評価できないのではないか。
と言うのが本音である。

「睡眠時間が削られる」、「厳しい」ことは悪いことなのか?
理学療法士として資格を取得する際には、上記のことは当然である。

しかし、エスカレートすることは良くないことも事実である。

本学の臨床実習指導者は、学内教員と同様に熱い。感謝しています。

また、学生が体調悪くなるくらい睡眠時間が少なくなることもない。
この背景には、学内教育で、臨床実習を楽しくむかえることが出来るような授業を行っている。

臨床実習に関する内容ももう少しファジーに考えることができないのであろうか。

一番大切なのは、養成校の教員はどのような理学療法士を育てたいかを明確にして、それにあう臨床実習のあり方を提供できる