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猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

今週末は学園祭です。

2011-10-24 22:49:12 | インポート
今週末(10月29日、30日)は、関西医療大学では学園祭が行われます。
様々なイベントがあります。我がPT学科では日頃勉強勉強と頑張っていますので、この時だけははじけてもらいたいと思います。

朝、昼、夕と沢山食べる予定です。最終日のPT学科全体でおこなう打ち上げも楽しみにしています。

是非、みなさん、おいでください。

楽しみにしてますよ。

大学教員は教育の専門家???

2011-10-24 22:42:33 | 教育
私は理学療法学科の大学教員である。大学教員をすでに23年させていただいている。
私が大学教員になったきっかけは決してPTの教育をしたいからではなく、PTの新しい治療技術、評価技術を開発するような研究を筋電図学的手法を用いて行いたいからであった。最初は助手でした。助手の時代は、教授の授業のお手伝い、実習授業の補助、事務作業など、いわゆる学科全体の雑用を担当していたが、その他の時間は大学病院での臨床活動と筋電図研究に没頭していた。本当に没頭していました。学生教育は、勉強会でお話をすることや、卒業研究のお手伝いをすることなどでした。その後、本学に赴任させていただくことになり、講師、助教授、教授となるにしたがって授業科目が増えてきました。

なかなか最初は伝えることができなかったですが、だんだんと慣れてきて、今では、学生はわかっているかわかっていないのかを想像して授業できるようになりました。でも良く考えると、私は教育の専門家でしょうか?? 理学療法に関する専門家であるとは思っていますが、教育の専門家ではないですね。

だから日々授業には今でも反省しています。また、学生指導に関しても、例えば、学生指導で注意をすると、そのあとのフォローをどうするかなどです。
怒ったら怒りっぱなしにならないようにしています。

難しいですけれどね・・・・・・・もし、大学教員になりたいと思っているPTの諸君、教育の楽しみはあります。しかし、大変なことも多いですよ。

その大変なことを乗り越えることができる人が、真の教育者なんでしょうが・・・・

私は大学教員定年まで10年程度ありますが、最終的には自分の教育の姿を作りたいと思います。

今は熱く教育するしかできませんが・・・・





来月は、学会、講演会と大忙しです。

2011-10-24 22:25:23 | 研究
秋の学会シーズンに突入です。今年は東日本大震災があり、春の学会が秋に移動になったこともあり、11月は学会発表4本、講演会3本と大忙しの月になります。私は、理学療法士の学会も大切にしていますが、それと同等に専門医学会での発表を大切にしています。
日本臨床神経生理学会や日本リハビリテーション医学会では運動イメージの脊髄神経機能の効果、日本神経学会とパーキンソン病・不随意運動学会ではパーキンソン病患者の前かがみ姿勢の要因に関する研究およびパーキンソン病患者への運動イメージの効果、そして、日本鍼灸学会ではジストニア患者の鍼治療効果に関する研究と経穴刺激理学療法の効果に関する研究を発表しています。
自分の研究成果を発表することは大変刺激になります。

このような活動を通して感じることがあります。私が継続して発表できているのは、医学会では著名な先生方が当然のように研究発表しています。そのため、私も切磋琢磨して当然と思っています。しかし、PT学会などでは、例えば、教授になったり、学位をもらったりすると急に研究しなくなりますね。すごく寂しいことです。

先日も教室員の先生方には同じようなことをメールで伝えました。あまり良くない習慣はどこかで断ち切らなければいけませんからね。

この記事を読んでいただいている皆さん方だけでも賛同していただき、今後のリハビリテーションの発展に寄与してほしいと思います。