すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

臨時国会、急ぐべきことは秘密保護法案ではないはず!

2013年11月11日 | 日々思うこと

今日も朝から冷たい雨で、夜には気温が7度にまで下がって初霙(みぞれ)です。食品の偽装表示問題は全国に広がって新潟県内のホテルなどでも発覚し、ここまで来ると“みんなで渡るとこわくない”のようです。

 

このところの安倍内閣は特定秘密保護法案一つとっても「日本を取り取り戻す。」と戦前社会に向かっており、かっての大本営情報への暴走であることが伝わってきます。メディア番組について、早くも法案担当の磯崎首相補佐官は7日のツイッターで「キャスターが廃案にさせなければと明確に言ったことは、明らかに放送法に規定する中立義務違反の発言だ」とスゴイことをつぶやいています。

中立義務の違反と言ってしまえば、福島原発事故後の文科省の放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」は、米軍への提供が先で原発周辺の自治体住民への公表は後回しという有様でした。その後、これまでに及ぶ国の電力会社に寄り添った情報の小出しは言うまでもありません。


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また公共放送のNHK人事においても、安倍首相と歴史認識を共有する“お友達人事”との批判がネットでも高まっています。「秘密保護法案とともに、NHKまで北朝鮮中央放送にするつもり・・・、この国の民主主義と言論の自由は風前の灯火だ。」と慶應義塾大学金子勝教授がつぶやいています。

写真は一昨日の美山公園内の枯葉のグラデーションです。公園管理棟が標高89メートルなのでここは100メートル程でしょうか、今日の寒さで白くなっていることでしょう。そして被災地東北も3度目の厳しい冬を向かえます。いま国会で急ぐべきことは秘密保護法案の成立ではないはずですが・・・。