すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

安田純平さんを「自己責任」という言葉で責めてよいのか

2018年10月27日 | 日々思うこと

今朝は地元の幼稚園小学校の合同資源回収で、木枯らしが吹きはじめたような悪天候の土曜日です。

ジャーナリストの安田純平さん(44)がシリア入りして3年以上消息が分からなくなっていましたが、先日解放されことでメディアは一斉に取り上げています。驚くことに首相官邸がこれまで主要メディアの幹部へ、「報じてほしくない」と自粛要請の圧力をかけていたそうです。

そのため日本のマスコミは一部を除き一切報じない異常な状況が続き、今回カタール政府が身代金を支払わなかったら、後藤健二さん殺害事件と同じ轍を踏もうとしていたであろう中、しりあがり寿さんの朝日新聞4コマ漫画がニュース番組でも取り上げられ話題です。

事の真実は少しづつ分かってくるでしょうが、カタール政府が3億円ともいわれる身代金を払ったとされ、安田純平さんをヌスラ戦線から解放しトルコ領内へ退避させ、25日の帰国に至りました。拘束からこの間、日本政府には明らかにできない性質もあるのか、具体的に自国民救出のために動いていなかったようで、カタール政府からの事後連絡を受けて解放を知ったと菅官房長官の会見でした。

ところが今、安田純平さんへの「自己責任」を叫ぶネトウヨらによるバッシングが続き、悲しく受け止めてしまいます。LITERAではメジャーリーガーのダルビッシュ有選手が安田さんの帰国が伝えられた25日夜のツイートを紹介しています。https://lite-ra.com/2018/10/post-4335.html?fbclid=IwAR0yZ85zak90N9dvhVOle2yLdKsHQsMgiFBq7drs667Bh0CfvQ04CyakrpE