すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

ノーベル平和賞と教育勅語と自民党人事

2018年10月07日 | 日々思うこと

台風25号は深夜に日本海を北上し、暴風で今朝は庭の鉢が引っくり返っており、その上取り込むことをすっかり忘れてしまった洗濯物が庭に散乱でビックリです。そして今日は台風一過の吹き返しもなく、小雨模様の日曜日です。

今年のノーベル平和賞受賞はコンゴ民主共和国の医師とイラクのヤジディー教徒女性が決まり、紛争下で“武器”として使われてきた性暴力の根絶に本腰を入れるよう国際社会に強く訴えています。一年前は、核兵器廃絶国際キャンペーンのICAN(本部ジュネーブ)で、核兵器の開発や使用、威嚇などを禁じる核兵器禁止条約の国連採択に主導的な役割を果たしたことが評価されました。

その条約制定に賛同する「ヒバクシャ国際署名」に応じた日本の自治体トップは1188人に上り、国内全首長の6割を超えたというニュースですが、残りの4割の自治体トップはどうしたのでしょうか。http://hibakusha-appeal.net/36059215163325827835203071996835239.html

「平和都市宣言」の糸魚川市、市HPでは「その願いをより一層前進させるために平成22年8月1日、平和首長会議に加盟しました」と掲載です。ところが今回の国際署名の新潟県23市町村に入っておらず、忘れてしまったのでしょうか。

台風が来るというのに干した洗濯物を忘れるとは情けないことで、先日の大和川地区の和食処「さくら」での美味しい栗ご飯の写真アップもすっかり忘れていました。お野菜中心でこの日は里芋の茎の“ずいき”の酢の物がお目見えで、いつもオーナーの地産地消を無駄にしない工夫に感心です。

ところで教育勅語についての柴山文部科学相の発言はネットでも問題視されていますが、稲田朋美元防衛大臣も当時の17年3月8日の参院予算委員会で「教育勅語の精神は取り戻すべき」と持論を展開し紛糾した経緯があります。今回の内閣改造で稲田氏は小泉進次郎氏に代わり、自民党筆頭副幹事長に起用されております。

さらに自民党役員人事で、選挙区内で「うちわ」を配って問題となり、14年に法務大臣を辞任した松島みどり氏も党広報本部長に起用され、アベ首相の言う「自民党は人材の宝庫」の危うさが伝わってきます。

そんな中で慶應義塾大学の小林節教授は、昨日の日刊ゲンダイで『柴山文科大臣 「教育勅語」の活用など正気の沙汰ではない』と鋭く指摘です。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238900/1