すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

これでよいのか“安倍一強”の自民党総裁選

2015年08月28日 | 日々思うこと

夏休み中の孫たちは公民館で「流しそうめん」や「流木オブジェつくり」、さらに週2回の水泳教室や佐渡旅行などを満喫し、今日から2学期のスタートです。私もこれらの送り迎えに勤しんだ1ヶ月あまりでしたが、今朝から食欲不振で体調が思わしくありません。愛犬の散歩も簡単にして、ふと空を見上げると秋の移ろいです。

デジカメに収めようと取りに戻ったわずか数分の間に、秋の雲はかなり移動してしまいシャッターチャンスを逃してしまいましたが、自然界のことゆえこれは当然のことと撮りました。

まったく変化なしといえば来月の自民党総裁選で、全派閥が安倍首相の再選を指示する動きで、無派閥の谷垣幹事長や石破地方創生担当大臣も安倍総理大臣の再選支持の方針です。政策論争もないまま“安倍一強”の自民党が伝わって「これでよいのか!?」と・・・。かっての自民党国会議員にはもっと懐の深い人が大勢いたのではと思いながら、切り抜いていた新潟日報4面「安保論争の夏 現・元県関係国会議員に問う」を読み返しました。

8月19日付けシリーズ5回目では、元自治大臣の衆院議員の白川勝彦氏(旧4区選出)で「後方支援は戦争加担 環境 冷戦時よりは厳しく」の見出しで、「国会議員も国民もあらためて憲法の条文を読み、どんな国をつくりたいか考えてほしいと述べていました。20日付け6回目では、元衆院議員で自民党県連会長だった稲場大和氏で「疑問多い法案 撤回を 衆院選で信を問うべきだ」と・・・。、「前回の衆院選は経済対策が主な争点だった。安保で国民の信を問うのが民主政治の本質だ」と言い切っていました

ところで安保関連法案の審議中の21日の参院特別委員会、民主党の蓮舫代表の質問中に安倍首相は「そんなこと、どうでもいいじゃん」と不規則発言で審議は一時中断しました。その後、委員長の注意を受けた首相は「私の自席からの発言を撤回させていただきます」と・・・。前回の辻元清美議員の時もそうでしたが、自分の気に入らない女性議員にはつい本音が出てしまうお粗末さです。そして本日の参院本会議で、大企業などに女性管理職の数値目標の設定などを義務付ける「女性活躍推進法」が可決成立です。

写真は昨年まったく赤い実を付けなかった珊瑚樹(サンゴジュ・スイカズラ科)です。台風が過ぎた後に道路沿いに飛び出ている枝を切り落としましたが、自然界の樹木も常に移り変わり成長していることを感じ、変わりようのない政治の世界のおぞましさを痛感する昨今です。