すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

あれから70年目の首相談話と

2015年08月15日 | 日々思うこと

昨14日は安倍首相の「戦後70年談話」が発表され、注目されていた「村山談話」の4つのキーワードは盛り込まれたものの、「おわび」については安倍首相の直接的な言葉ではありませんでした。村山談話の「先の大戦について、我が国は繰り返し痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた。こうした歴代内閣の立場は今後も揺るぎない」を引用するカタチです。昨夜のテレ朝、報道ステーションでのコメンテーターはこの首相談話について、「言葉と行動が一致していない」と痛烈な批判でしたが、自民党への支持率低下を意識してこのようなカタチになったのでしょうか。

そして今日は日本が無条件降伏したあの日から70年、日本武道館での全国戦没者追悼式などを注視です。安倍首相の「戦争の惨禍を決して繰り返さない」と不戦を誓ったその言葉よりも、この4月に慰霊のためパラオ・ペリリュー島を訪れた天皇陛下の行動を伴う、これまでなかった「反省」という言葉の重さに不戦への思いが伝わってくる「70年目の夏」です。

 

日本海と同じくどこまでも広くつながる青い空、秋を少し感じる12日夕方のいわし雲(巻積雲)で、その後には予報通りに久しぶりに雨が降りました。

今日は終戦を特集する番組が多く、夕方にはTBS報道特集を視聴です。10万人の犠牲者の東京大空襲をメーンに戦争被害だけでなく、中国重慶での日本軍による悲惨な加害をも取り上げた番組でした。いかなる戦争もその終結は悲惨で再び起してはならないことを痛感し、平和憲法の下で70年間どこの国とも戦争をしてこなかった誇りと、どうして8月15日まで引き延ばしたのか、せめて10日早かったらと思う「あれから70年目」の終日です。