福島第一原発事故から4年と5ヶ月目の11日、九州電力は川内原発1号機の原子炉を起動し再稼動です。福島事故後に作られた新しい規制基準の審査に合格したとはいえ事故リスクがゼロになったわけではなく、「事故が起きれば日本で一番危険な原発」といわれる経年劣化30年超の川内原発です。時計の針を福島の事故前に戻すことはあってはならないはずですが、電力業界や経済団体は再稼動に歓迎ムードです。
どこまでもつながる今朝の日本海、テトラポットの内側の浅瀬で親子が水遊びです。「安全神話」は虚構だったことを忘れてしまった安倍政権は、次世代への大きなツケとなる「核のゴミ」問題は置き去りのままです。そして国内原発の25基が再稼動を申請中で、このうち柏崎刈羽原発6・7号機も含まれていますが、もはや時間の問題とあきらめてはなりません。
日中の少し涼しくなった頃に、八久保郵便局まで出かけました。梅雨の前にバッサリと刈り込まれた児童公園のムクゲの垣根は、例年よりも少ない薄桃色の花が咲いていました。
久しぶりに青海きらら図書館へ立ち寄ると、入り口左手に「戦後70年 記憶をたどる」コーナーが設けられて、児童向けの「せんそう」「8月6日のこと」「平和ってすてき」などが並んでいます。ところがその直ぐ横には、百田尚樹著「永遠のゼロ」があるので驚きました。「永遠のゼロ」が反戦書でないことはネット上でも周知されていますが、宮崎駿さんも猛批判です。いかなる戦争も美化してはなりませんが、それにしてもなぜでしょうか、図書館司書(職員)の認識を疑ってしまうひと時です。
ところでこの1日から糸魚川市HPがリニューアルされました。7月には「忘れない7・11災害 あれから20年」がありましたが「あれから70年」の企画が見当たらず、「戦後70年」の節目の年がすっぽ抜けている市トップに期待するのはムリなことでしょうか。