すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

墓参りと家族の歴史と創価学会有志の声明

2015年08月13日 | 日々思うこと

お盆の墓参りはいつも昼過ぎに行くことがほとんどですが、昨夏に娘家族が隣りに越してきたことで私のライフスタイルも少しづつ変わり、今年は孫たちと朝早めに出かけました。先日のお墓掃除もそうですが、夜型人間としては頭がボーっとして少し大変ですが“早起きは三文の徳”を実感です。

曹洞宗の寺の御堂の横の渡りローカの壁に飾られている3つの額がいつも気になります。そのひとつが「本気ですれば 大抵のことことができる 本気ですれば 何でも面白い 本気でしていると 誰かが助けてくれる」というもので、何年か前のブログでも書き込んだ記憶があります。

ところで墓石の種類は日本を糸魚川静岡構造線を境にした西と東で違うことを70にして初めて知り、“過去から未来へと家族の歴史を語り継ぐもの、それがお墓・・・”というものをネットで読みました。いま、日本で建てられている墓の9割は中国でつくられているそうですが、ここの墓地も新しく建てられたものは東西関係なく種類も様々で横書きのものも見つけました。

我が家の墓には「丸に隅立て四つ目」の家紋と、裏に昭和11年「石勝」建立と刻まれています。「石勝」とは東京青山の老舗の石材店で、母の叔母が東京に嫁ぎその連れ合いが「石勝」の職工だったことのご縁です。私が高校卒業後、しばらくは渋谷区笹塚のこの家から専門学校へ通っていましたが、毎朝法被姿で仕事に出かける粋な江戸っ子の“おじさん”が今も目に浮かびます。

この墓石は御影石で建立され当時は黒く光っていたそうですが、近くのセメント工場の風塵で年々石灰化してこのような灰色になってしまいました。子どもの頃は今よりも黒かったことを記憶し、御影石のことをよく話していた両親を思い出し、家族の歴史を大切にしなければと思うお盆です。

今夜、新潟市の元市議の小林義昭さんからメールで「安全保障法案に反対する 創価大学・創価女子短大関係者・有志の会 声明」が届きました。「こうした声が大きくなると良いのですが、宗教団体に自主性と良識を大事にする理念があるのでしょうか。それ にしても少しは勇気付けられる動きです。」と書き添えられていました。

このところの公明党は自民党との連立政権にこだわるがあまり“福祉と平和”の理念を失ってしまい、関係者からも離党する動きが見え始めていただけに、このような創価学会の有志の声明に一筋の光を見る思いのお盆の夜です。