知らない人から声を掛けられた

昨日のことです。
自転車に乗って、郵便局へ行く途中、バックで車庫入れをしようとしている女性に通せんぼされました。
目と目が合った瞬間、声を掛けられたのです。
「テレビ出てましたよね？」。
クルマの窓から、いきなりです。
「はい、１月に大相撲の件で出てますけど」。
「貴方を探していたのよ。電話帳で調べたり、テレビ局に電話して電話番号を聞いたけど、教えてくれなかったの」。
光栄と言うべきか、怖いと言うべきか---。
見た感じ、７０歳前後の女性です。



自転車から降りて、話を聞きました。
「昔、大鵬・柏戸の頃に、伊那で大相撲の巡業が行われたでしょう。そのとき、力士が泊まったのがうちの旅館なの」。
確かに、以前このブログでもリポートしましたが、昭和３７年（１９６２年）に伊那で大相撲の夏巡業が行われています。
女性の話によると、伊那巡業では２班に分かれて、〇〇旅館と玉扇旅館（現在は旅館廃業）に宿泊したそうです。
〇〇旅館というのが、この女性が経営する旅館。現在も存在しています。
何でも、宿泊の際に、色んな力士からサインを頂いたそうです。
そのサイン色紙を、私に見て貰いたいとのこと。
衣裳ケースに入れて保管してあるそうですが、もうそろそろ処分したいとか。
どうも、無料で頂けるのでは無く、買い取って欲しいみたいです。



この女性、現在７０歳として、５５年前ですから、当時、中学生か高校生だったのでしょうね。
大鵬や柏戸の他に、青ノ里（後の立田川親方）のことをしきりに話していたので、余程印象に残っているのでしょう。
これから、伊那は桜の季節を迎えます。（高遠城址公園が有名ですよね）
経営する旅館も繁忙期になるのだとか。
なので、ゴールデンウィーク明けに、サイン色紙を見に行く約束をいたしました。
果たして、どんなお宝があるのか---。
それにしても、テレビの力、恐るべしです。