すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

「ことだま」としてのロードマップ

2011-07-20 12:26:17 | すとう信彦の料理談義
原子力事故影響PTでも、昨夕の政府の福島原発安定化ロードマップに関して疑問の声が複数あがった。ロードマップの評価にも疑問点が多いが、それよりも、原発事故(被害状況)も事故の影響も肝心のfactが明らかにならないのに、ロードマップだけが原発事故問題の解決の指標となって、それさえ満たせれば何か解決が進んでいるかのような感覚に陥ること自体が恐ろしいことだ。まさにロードマップが「ことだま」になっている感じがする。残留放射線調査も路線ベースや2キロメッシュで、これではいつまでたっても、住民の不安は解消されないし、危険地域からの退避選択もできない。今朝のPT事務局会議では放射性瓦礫の問題が議論になったが、いまになっても、それを経産省が担当するのか、環境省で担当するのかすら決まっていない。テレビでも「なんでまだ片づけられない!」みたいな扇情報道だが、おそらくキャスターの誰も放射性廃棄物という問題の本質がわかっていないのだろう。諸外国では環境省で担当している国が多いが、日本では環境基本法自体が放射性廃棄物を除外している。こうした行政の空白幾にとりのこされているのが、放射性瓦礫だが、法制化は特措法にしても、関係各省や関係組織に不明な問題をひとつひとつ詰めていかなければならない。これまでの40年間の原子力行政の後始末はそれ自体、天文学的努力を傾注しないと解決していかないような絶望感にとらわれる...
今朝は、気分転換。早く起きて昼のサンドイッチを作った(写真)。議員会館の食堂は、長く食べ続けると塩分も強めだし、カロリーも高いと思っていたので、思い立って、昼は自分で弁当をつくることにした。今日はペックのパンに生ハムとチーズ、それにレタス・トマトなどを直前に挟んで、デザートはナッツとプラム...なんか精神的に落ち着いてきて、午後もがんばれそうだ。

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