すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

宿舎に泊まる

2009-09-30 22:55:24 | Weblog
昨日は心臓停止の電話以後、ほとんど食事もとらず手配に走り回った末に、宿舎泊。ともかく汗を流そうと風呂を入れたが冷水のまま。アツそうだ。まだガスが契約してなかったと気づいた。やむなく、冷水シャワー。気分が高ぶっているが、疲労感が勝って、眠りについた。前日についた無印良品のマットレスは価格を考えれば、まあまあだったが、枕が軟弱であまり寝られなかったね。今日は雨で、さらに体が重い。夕刻に通夜、告別式の相談。延々と時間が経過していく。
自民党はすでに関心が薄れた総裁選で、何とか劇場効果を出そうと大騒ぎを繰り広げた挙句、結局、谷垣氏。それなら最初から一本化したほうが、世論の支援があったんじゃないかと思う。それよりも愕然としたのは、大島幹事長の指名だ。こりゃまた第二次麻生内閣なのか?またデジャヴの世界が繰り広げられそうだ。

おやじ殿永眠

2009-09-29 19:08:49 | Weblog
ママが死んだ...というのは、アルベール・カミュの「異邦人」の冒頭だ。アルジェリア時代、海岸に出てぎらぎら照る太陽の下で何度も読んだ。
今日、オヤジが死んだ。入院中の東京女子大病院に行ったら、もとから不備のパーキングが壊れているのか、なんと駐車まで1時間もかかった。これが緊急対応を旨とする病院だから日本の医療崩壊はレベルをとわずおこっていると思うな。
12日緊急入院だからすでに2週間以上最低限の生命維持支援で生きていたが、次第に筋肉が衰え、瞼は開かなくなって久しかった。ところが、今朝は両目を開いていて、小生に声にならない声ではなしかけてくる。小生も国会や政治の問題など、どうせ聞こえていないと思ったが、むくんだ手のひらを押しながらいろいろはなした。これから大暴れしてみせるから、安心して見ていろ、みたいな勝手な話をしたな。
主治医が入室してきたので、この程度の生命維持支援でこれほど生き延びるのだから、ひょっとしたら回復するのでは...みたいな話をして、国会にむかった。とたんに医師でもある弟からオヤジの心臓停止を伝えられて、病院にUターン。小生と会ったあとに、しばらくして急速に脈拍が減少し、10分たたずして停止したという。まあ、そういうものなのだろう。実は話しかけている間に、オヤジは死ぬのではないかと危惧して、休ませようと病室をはなれたのだ。死ぬほうにも、見送るほうにも死ぬ瞬間というのは予測されるのだなと思った。
満州で終戦間際に関東軍に編入され、シベリアの強制収容所を生き抜き、93の天寿をまっとうした。最後は水が流れるように自然な死だった。

オーラを失った自民党

2009-09-28 21:56:23 | Weblog
午後に自民党総裁選が行われたが、まあそんなものが行われているのか?という感じ。ニュースの末尾になってようやく放映される暇ネタになってしまった。話題になるのは河野太郎氏の派閥領袖批判だけで、これは報道されればされるほど、国民は白けた感じになる。今日、議員会館の駐車場に車を入れたら、一応、黒塗りだが息子さんの車だろうか、若者しか乗らないスポーツ型の小型車からバッジをつけた小ぶりの男性が降りてきた。背をまるめてとぼとぼ歩く姿を見れば、大臣として羽振りの良かったH氏ではないか。同一人物とはとても信じられなかった。
自民党議員もよく知っているはずの議員まで、通り過ぎるときに目を落としたり、知らん振りをしている。
自民党の凋落ぶりは驚くべきものだ。大量に議席を失ったとはいえ、そもそも小泉チルドレンの大量当選で膨れ上がった議席であれば、まだ100議席を越えた議席を維持している自民党には、むしろ捲土重来の気合が入っていても不思議ではないと思うのだが...現実以上の落ち込みぶりに戸惑う。4年前、小泉選挙で議席を激減した民主党では、落選議員を含め早い時期に立ち直ってきたと記憶するが...

赤坂サカスに仰天

2009-09-27 21:14:06 | Weblog
宿舎に日常用具などを持ち込んだついでに、ラーメンでも食べようと、赤坂方面にでかけたが、目の前に広がる空間に唖然。TBS前がいつのまにか空間開発されていて、ライブハウスやレストラン街に生まれ変わっている。変わった街灯の付け根に、なになに一ツ木通りだって!えーつ、ここがそうなのか!と仰天した。毎日この辺を通っている人からすれば、何をいまごろ大げさに...と思うかもしれないが、ディスコのハシリの「むげん」や車の横をすり抜けて通った一ツ木通り、TBSの報道番組に出演するたびに悩まされた工事中の道などなどの記憶からすれば、まるでカルカッタがストックホルムに変貌したくらい驚いた。そういえばそうだよな。浪人の4年間あまり地域からでることもなかったし、東京に出てこれば、決まったコースしか行かなかった。いまさらながらに、今浦島の感覚が実感できた。
付近を見れば、まだ昔の面影がのこっている民家が点在する。波型トタン貼りの側面、そして屋根には瓦ですらなく、コンクリートで作った代用瓦が、まるで昭和と戦後の博物館みたいに残っている。こんな地域にこれだけの空間を作り出したデベロッパーの熱意と努力には圧倒される思いだ。しかし、逆に、ここしか知らない若者には東京の中心というものの貧困というものが、理解しようとしても理解できないのではと思う。最近、織田作之助や坂口安吾の小説に共鳴する若者が増えているけど、活字の中から、戦後の盛り場の風景が目に浮かぶのだろうかと不思議に感じる。コーヒーショップの二階から呆然と眼下に広がる空間と人の流れをみていた。
「何を考えているの?」と女房...

医師不足じゃないの?

2009-09-26 22:24:12 | Weblog
中山農園もナスとピーマンの部分を残してすべて定植が終わった。林のごとく巨大化したモロヘイヤも抜いて、レタスを定植。モロヘイヤはすでに花が咲き、実がなっている。花はともかく、実は危険。馬が食べて死ぬそうだが、ほんとうだろうか?
夕刻に都筑医師会の秋の懇親会に出席。出席者・会員紹介や役員・顧問の演説などだけで1時間かかる。お前の挨拶も長すぎという批判には素直に耳を傾けよう。
しかし、民主党の医師数を1.5倍まで増やすことに対しては強烈な反対があり、おどろかされた。これは日本の病院での医者不足から、欧米数値まで増やそうというのが基本的な考えだと思うが、開業側からは過当競争の危惧としてとらえられているのではないか。それもこれも、基本的には医療費経年削減がゼロサムどころかマイナスサム・ゲームとなって、すべての医療関係者に脅威を与えているのだと思う。やはり生命に直結する分野まで切り込んだ、そしておよそ生命と関係のない無駄な工事を野放しにした小泉偽装改革のつけが、医療界にも致命的なダメージと医療界のヤル気(モラール)の低下を招いていると思う。まさに医療は危機だ。小生も危機管理の視点で医療問題にも切り込んでいくつもりだ。

鳩山首相の外交デビュー

2009-09-25 22:07:33 | Weblog
国連総会、安保理、ピッツバーグ金融会議と鳩山首相の外交デビューは駆け足ながら着実な評価を勝ち取ったみたいだ。原稿自体はどちらかというと、平凡というか、いわゆる国際通の官僚などの作文だろうが、それでも大きな共感を得たのはやはりこれまでの自民党総理の演説がひどすぎたということだろう。決して思いのたけが表現されているわけではなかったが、メッセージは分かりやすく、聞いている側も「ふーん、なるほどね」と思ったはずだ。政治は外見が9割という皮肉な分析があったが、外見ほど能弁にメッセージを伝えるものはない。はたして内政で、慣らし運転の内閣を山積する現実課題に機能させられるか、その手腕は未知数だが、少なくとも、政権ハネムーン期間の滑り出しは高得点だと思う。この勢いを継続していってほしい。
しかし、外交での得点稼ぎはオバマ政権も同様で、医療保険改革や景気対策などの政権批判のマグマをかろうじて外交の得点で抑えている感じがする。両国とも、内政矛盾を外交の得点でカバーせざるをえない状況に落ち込んだとき、両国の外交が火花を散らすようになるのだろう。そこまで先を読むと、華やかな外交デビューも衝突コースの滑り出しのように思えて、暗い気持ちになってしまう。その時期に、別な外交を展開できるように、小生もすこしずつ動き出した。

動き出すアジア外交

2009-09-24 22:25:14 | Weblog
もうそろそろ後片付けも終わったと思うのか、議員会館にもつぎつぎと知人が訪れるようになってきた。今日はH教授が来訪、東アジア情勢について話しあった。研究者にとっても、民主党の姿勢にも期待と疑念が半々というところか。
夕刻に地域にもどり、労組の集会そして医師の勉強会に出席。現場からの医療改革というテーマだったが、よく知った政治家の名前がつぎつぎと出てきて、またそうした政治家の過大評価にびっくり。医療業界に敵対的な世間のムードに対応しようという気持ちはよく分かるが、医師のみなさんはそれこそ毅然として、正しい医療を自信を持って薦めるべきではないかと思う。
風邪が増長し家族、関係者に蔓延している感じ。一つのタイプが直っても、つぎのバリエーションにまたやられているのではないか?まあ、これも季節の変わり目と肯定的に考えよう!

90年比25%CO2削減とダム建設中止

2009-09-23 21:06:59 | Weblog
鳩山新政権の明暗を分けるかたちとなった八ツ場ダム建設中止と国連総会でのCO2削減公約...いずれむマニフェストでうたった公約だが、いずれむ簡単ではない。怒号と拍手喝さいと、反応はまったく逆だが、両者に共通して欠けているのは具体論の提示だ。温暖化の問題は一応は将来の課題でもあり、他国との調整が含まれているので、多少は時間の余裕があるが、八ツ場ダム関係住民はこれまで長くまたされ続け、だまされ続けてきて、いまこの決定だから、政権が変わったからといって、「はいそうですか」という人はいないだろう。マニフェストはともあれ、まず住民の意見を聞くというのが良かったのではないだろうか。民主党もかってのようにリベラル派や市民活動派がほとんど姿を消し、立場はどうあれ、「草の根」の意思というものに思いをはせる政治家が少なくなっているのではと心配になる。もはや当初目的とかけ離れたダム建設の中止は当然だが、やはりそれにはそれなりの安全着陸プロセスがあってしかるべきだろう。他人事ではない。自分自身もしっかり見つめなおさねばと思う。

グリップというのかな?

2009-09-22 23:15:30 | Weblog
確かに喉が痛いなんて兆候はあったのだが、今日は地元オフィスで調べ物をして帰宅したら、突然の「風邪状態」に襲われ、薬を飲んでそのままベッドへ。孫が遊びに来て、風邪で調子が悪いといっていたから、きっと「保育園製」元気印のウイルスにやられたかも知れない。ウイルスの方でも子供の元気はつらつの細胞で培養されて強力になっているのだろう。
アルジェリア時代(といっても30年以上前の話だな)によく現地の人がグリップと呼ぶ風邪にやられた。普通になにもなく仕事をしているのだが、突然、熱が出て、頭痛が始まり、寝込んでしまうのだが、2-3時間もするとなんとか回復するというようなものだった。まあ、そんなものではないだろうが、最近、選挙の疲れか、気の疲れか、疲労感が蓄積していたら、こんなこともあるかもね。
テレビでは鳩山外交が取り上げられ、明るい雰囲気。とりあえず、政権のハネムーン期間は大過なくすごせそう。
外交安保は問題山積だが、アメリカ側もしっかり話せる相手が出てきたので安心しているんじゃないかな。

孤独感が恥ずかしい

2009-09-21 22:35:05 | Weblog
休日の議員会館に資料整理で出向いた。まあなんといっても休日だから40分ぐらいで行けるつもりが、一般道・高速共に大渋滞。2時間もかかってしまった。一人ぽつんと書類を片付けていたら電話があり、なんと中学時代恩師のU先生。「おめでとう」よりも「首藤君は80まで政治をやるっていっていたから、首藤君なら必ず戻ってくると期待していたのよ!」の言葉に、電話線ではなく目の前にいるU先生を実感した。Once a teacher, forever teacher( 一度先生だった人は永遠の先生)という言葉を思い出した。
午後にパソコンを買いに有楽町のビッグカメラに出かけた。同じビルの地下にある中華レストランに入ったら、フロアマネジャーが一瞬小生を見たら、はっとして、すぐ奥のいいテーブルに案内してくれた。会計のとき顔があったら「おめでとうございます」...「ありがとうございます。がんばります」と小生。
4年間の浪人の間、小生の存在自体、もう忘れられていると思い、孤独感にさいなまれたものだ。孤独感や寂寞感との闘いこそが、最大の闘いだったと思う。しかし、実際にはこんなに多くの人々が、ほとんど言葉を交わすこともなかった人々が、小生のことを記憶し、復帰を期待していたのだと思うと、自分自身の心の弱さをつくづく認識した。期待にこたえられるよう、この半年間、十分に準備して、新しい政治を創造し展開していきたい。