すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

なんじゃらほいの所信表明

2013-01-28 21:20:12 | Weblog
1月末になってようやく通常国会開催。これだけ喫緊の課題がありながら、一月末まで国会開催が遅れるとは...まさか東南アジア外遊が理由ではあるまいに。不思議なのはメディアの対応。民主党時代には「こんな緊急時に正月休みを取っている」みたいな批判が全紙に載って、一月早々から国会開催に追い込まれたのに、安倍政権ではのんびり外遊にも批判なし。ようするに民主党バッシングはマスコミ総意のオペレーションだったことがよくわかる。
しかし、安倍総理の所信表明演説の内容の空虚さには驚かされた。長い空白を経験した自民党の復帰政権だから、さぞかし高揚した決意が表明されると思っていたが、何かこれまでの新聞記事の焼き直しのようなものだった。アルジェリア事件で所信表明の内容を詰める時間がなかったのかね?官僚の作文にしてもひどすぎるんじゃないか?国会開催まで十分な時間があった安倍政権だじゃら、それなりに新しい路線を考えていただろうから、この内容の空疎さは官僚との調整ができなかったことを想像させる。こりゃ、まず予算委員会で火が付きそうな気がする。

改めて想うカダフィ政権崩壊後リビアの脅威

2013-01-26 22:20:27 | Weblog
危機管理専門家としてまたアルジェでの体験から今回の事件を分析したことによって、連日テレビでこの事件の背景や、刻々と変化する事件の情報についてのコメントを述べることになった。正直言って、まだ落選後の事務処理も残っているなかで連日、テレビに出演するのは体力を消耗させた。それでも、政府広報やそれと連携したコメンテーターとはことなる視点や視座からこの事件の問いかける課題を説明できたと思う。アルジェリアのテロ事件の犠牲者の帰国によってこの事件は新たな展開というより、犠牲者追悼のセレモニーの後は政府がこの事件への関心を薄めさせる方向にメディアを誘導すると思う。一方で、自衛隊法改正や武器使用基準(ROE)改定さらには憲法改正論議などが新たなテーマとして盛り上がって来そうだ。
この分野の専門家の端くれとしては、アラブの春そしてカダフィ政権崩壊後のリビア情勢の潜在的な脅威には愕然とする思いだ。アルジェリア政府自体の発表でもテログループの主張どおりにマリ勢力やマリへの人質の拉致などが主張されていたが、とても額面通りにとることはできない。アルジェリア政府はすでに将来の報復を考えて陽動的な発言をしているのだと思う。多少この地域を知っている者なら、延々と1000キロも人質を抱えたテログループがマリまで逃走する可能性など信じる者はいない。小生が最初から指摘しているとおり、今回の襲撃はリビア側に中心があったと思う。アイン・アメナス(トアレグ語で山頂の意)は道路経由で100キロそして砂漠を横切れば直線で30キロの位置にあり、政府発表はともあれ、小生は各方面から終結したテロ集団はリビア国境を越えてサイトに突入したのだと想像している。カダフィ政権崩壊後も前政権の残存兵力と民兵集団はカダフィ死後も勢力を維持したままリビア南部に分散し潜伏していると思う。その一部がベンガジのアメリカ領事館襲撃に加担しそして今回のアイン・アメナスでも活躍した可能性がある。もしそうだとしたら、この重武装し、実戦経験豊富な民兵の集団はこれからも北アフリカ、サヘール地域で猛威を振るうに違いない。アラブの春や民主化のスローガンのもとで、それがもたらす壮大な紛争のポテンシャルに、アメリカも背筋を寒くしているにちがいない。
個人的にも、この地域の紛争問題に今後しばらく注力していくつもりだ。

まったく別な視点だが、今回、昼の報道ワイド番組に出演して、テレビの世界の様変わりには強く印象つけられた。まあテレビによく出ていたのは10年以上まえだから、その時代変化は当然なのだろうが...特に番組の現場は完全に若い世代だけでしっかり運営されているのは印象的だった。働いている人も、マネジメントをしている人も、コメンテーターもそして廊下に所せましと張られているポスターもみんな若い人のもので、何か場違いなところに迷い込んだような気がしたね。アメリカなどでも番組の現場はもっと老若男女入り乱れてみたいな感じだったと思う。そうした若い世代のがんばりに感銘を受けると同時に、なにかどこでも同じようなパターンや水準になるのじゃないかなと一抹の危惧を感じたけど、それは小生が老いたからかかねえ?政治の世界を離れて、今の日本の姿の一端を見た気がする。その意味でも今回の事件では小生も個人的に大変勉強させてもらったと思っている。

人質解放より施設解放を選択したアルジェリア政府

2013-01-18 22:01:41 | Weblog
アメリカ・イギリスや日本にも事前通告なくテロリストへの攻撃を始めたアルジェリア政府。1990年代の血塗られたイスラム過激派との抗争を知らない国からは、突然のアルジェリア軍の攻撃開始にはショックと同時に納得できないものがあるにちがいない。私にも昨日からメディアからつぎつぎと取材が入り、電話で説明するのだが、番組ディレクターから、「もう少し希望の持てる話はないのか?」と言われて、ああそうか、日本では真実や現実よりも「なんか前向きな姿勢」みたいなものが期待されているんだと理解した。しかし、国家予算の52%、貿易収入の95%を占めるガス・石油輸出に深刻な影響が予想される主要ガス田プラントの破壊をアルジェリア政府が認めることは絶対にない。失業率25%と言われる厳しい経済状態の中でかろうじてイスラム過激派や地域格差問題を抑え込んでいる現在のブーテフリカ政権は、この事件で、外国人の人質解放よりも国民経済を支えるガス施設の解放を選択したのは、当然の成り行きだろう。
もし、アメリカやフランスの外交圧力でテロリストへの反撃が遅れれば、テロリズムは基本的に劇場犯罪だから、テロ側はメディアを使ってマリやほかのマグレブ・サヘール地域への連帯を呼びかけるだろうし、マグレブのアルカイダはパキスタンやアフガニスタンでの同時多発攻撃を示唆するにちがいない。そうなれば、アルジェリア政府は世界列強とテロリストの狭間に落ちで、国内での指導力喪失そして再び激しい国内紛争が蔓延していく可能性すらある。アルジェリア政府はこの点からも、アメリカやフランスの介入前にテロ掃討に乗り出すほかの選択肢はなかったのだろう。
ロイターやアルジャジーラの報道を見る限りでは、我々も今以上の悪いニュースに直面する心構えが必要となる。軍事ヘリコプターからのミサイルやロケット弾攻撃を受けた車両はもはや車体の骨組みしか残らない。いまだにプラント諸施設での戦闘が続いていることを考えると、被害者の最終情報確認は遅れるのだろうが、このテロ対応を外交問題にせず、あくまで国内の治安対策の定義下で、国家主権を振りかざして掃討作戦を続けるアルジェリア政府も、せめて事件の概要と真実を国際社会に示してほしいものだ。

アルジェリア事件に関して

2013-01-17 09:41:49 | Weblog
地域が思い入れのあるアルジェリアだし、かって専門分野であったテロ事件だということで、海外ニュースを注視する一日になりそう。アルジェリアにはアフガニスタン紛争に参加して帰国したムジャヒディンなどが多く、また92年の選挙の混乱からGIAと称したイスラム武装グループがすさまじい殺戮など猛威を振るった時期があった。この時期の石化ビジネスは本当で、帰国したエンジニアなどに聞く、まるで長い壁の中だけを歩いていたようなものですと言っていた。そんな時期からすれば、最近は中東・マグレブのテロの中心はずっと東に移っていたわけで、またアルジェリア移民の多いフランスなどヨーロッパでの脅威のレベルも低下していた。
しかし、チュニジアでのアラブの春以降、そしてシリア内戦状況などからこの地域の潜在的なテロの脅威は確実に上昇していたのだと思う。そして最後の引き金がフランス軍のマリ空爆だろう。これは単にイスラム過激派やアルカイダ連携組織だけでなく、密輸や犯罪組織やさまざまな不満分子にテロの大義名分を与えることになった。この分野ではこうした錦の御旗が非常に高い価値を持っている。報道によれば移動途中で拉致された技術者を含め、ガスプラントで多くの技術者が拘束され、それをアルジェリア軍が包囲しているようだが、人命と同時にアルジェリア側にとっては政府の命脈でもある石化施設の安全確保も国家の存亡がかかる問題だから、強硬手段に出る可能性も強い。日本と同様に技術者(3人との報道があった)が拘束されているアメリカ側は通常、このような場合は「非妥協政策」を貫徹するので、日本人技術者の安全は、対米外交とも絡み、複雑で高度な外交技術を必要とする。はたして、今の外務省にそれだけの専門家がいるのか、またそうした専門家の判断を政権や与党政治家が理解できるのかも大きなリスク要因だと思う。

アルジェリアで日本人技師拉致される

2013-01-16 23:07:47 | Weblog
マリをフランス軍が空爆したことから、サハラ地域での緊張が急激にまた広域で高まっている。「こんなときはエアフランスに乗らない方がいいよ」と知人と話したばかりだが、今日、アルジェリア東部のリビア国境沿いのガス田地域インアメナス(In Amenas)でイスラム過激派の急襲によって、日揮および関係会社の派遣日本人技師が拉致された模様。マリ北部の武装勢力あるいはAQIM(イスラム・マグレブのアルカイダ)関係者だとの情報もある。しかし、あまりにリビア国境に近いことを考えれば、カダフィ大佐包囲網を突破したリビア系の過激派がなんらかの協力をしたと思う。アルジェリアはアルカイダなどが登場する以前から、世俗イスラムの政府と原理主義イスラム勢力との間で凄惨な闘争が繰り広げられていた。今回、このような事件が発生すると、およそ過激派の博物館とでも言えそうな、さまざまなグループが関係してくると思う。解決は容易ではない。
実は小生は1971年ー72年とアルジェリアに駐在していて、ハッシ・ルメルからのガスを地中海沿岸の東部、スキクダで受けてLNG/LPG分離プラント建設に従事していたのだ。西側には有名なアルズーの製油所があり、それを日揮(当時は日本揮発油)が担当していた。この事件の第一報もニュースでなく、そのころの友人からもたらされたものだ。アルジェリアとは最近では西サハラ独立問題で関係があり、いつかは再訪しようと考え始めていた矢先だ。
今、政権にあれば、今、外務委員会に所属していれば、今、テロ特委員長だったら...経験を生かして、解放に尽力できるのに...と思いはつのる。残念でたまらない。

大島渚監督逝く

2013-01-15 23:23:19 | Weblog
監督としては「愛のコリーダ」じゃないけど、無理して前衛的な作品を作っている感じで、かならずしも好きではなかった。大島さんとは昔、テレ朝の「朝まで生討論」でよく顔を合わせた。決して保守ではなかったが、1980年代はまだ左翼もリベラルも元気で、それに石をなげる役割や世の中に対して「怒る」役割も演じていたと思う。実際話してみると、やはり深みのある考え方を述べておられた。いま、討論番組というと、ほとんど芸能プロダクションの派遣するタレントの独壇場だけど、当時は野坂昭如さんも含め、文化人が偽悪家や怒れる市民の役割を演じていて、激しい議論の中にも考えさせられる話が多かったと記憶する。第一次湾岸戦争などを経て、小生が政治活動を始めたころに再会したが、もうその時は病気の後遺症で車いすに乗っていて、主張もはっきり発することもできなかった。そうした姿であること自体、耐えがたい屈辱感があったと想像する。今のテレビのワイドショーを見ていて、大島監督のような本当に心の底から怒りをぶつけるような真剣な人がいないことに気付いた。「昔はよかった」というノスタルジーに浸るつもりはないけど、こういう人がテレビで自分の意見を言うということが大事だ。何か、止め石のないまま、日本社会がずるずると坂道を滑り落ちていくような感じがする。

新外交イニシアティブ

2013-01-10 22:46:08 | Weblog
ひさしぶりに永田町へ。つい一か月前まで自分の家よりも長時間すごした議員会館だが、何かよそよそしい。それでも永田町を歩いていると、方々で衛視があいさつするので、こっちが戸惑う。今日はTPPなどアメリカ議会訪問や調査で世話になった猿田佐世弁護士がたちあげた新外交イニシアティブ(NewDiplomacy Initiative)の設立準備シンポジウムに参加。鳩山元総理が基調講演をして、鳥越俊太郎、藤原帰一、マイク・モチズキ氏らがパネリストという豪華な顔ぶれだった。それぞれが、およそテレビでは語ることのない、棘のある発言をしていて、小生も参考になる視点もあった。これまでのアメリカ側は共和党の日本通、日本側は自民党親米派、それをジャパンハンドラーが繋ぐ...というチャネルではなく、ワシントンと東京の間に新しい外交チャネルをつくろうという試みだ。この手のシンクタンクはアメリカにはたくさんあるのだが、保守系財団以外日本ではほとんど作られてこなかった。困難だとは思うが、猿田弁護士のパワーと情熱に期待したい。

安倍談話の怪

2013-01-05 18:14:10 | Weblog
安倍政権がアジアに対する侵略を謝罪した村山談話を書き直すというか書き重ねるというか、いずれにせよ、内容的に村山談話を否定することになる新たな談話を出すそうだ。
おそらく過去にこだわらず経済連携や未来志向を強調していこうというものだと想像する。昔だったら、各新聞が「それこそが加害者の論理だ。被害者は過去を簡単に忘れて次のステップには進めない...」というような批判を書いたのだろうが、今は何か新しい談話に期待するみたいな雰囲気。まあそれが出てから評価を加えたいが、そもそもこんな重要な問題が談話で済むのだろうか?村山政権の時には、当時の社会党の指導者があえて談話という形式で反省を述べるということで、相手側にもそれなりの理解があったのだろうが、はたして今の中韓にそんなものを受け入れる国内政治的な余裕があるのだろうか?
今のドイツの繁栄は徹底した過去の歴史に対する認識と反省が東西ヨーロッパで受け入れられ、そのことがドイツのヨーロッパ全域における発展につながっていったと思う。そしてその反省を、ヒットラーに反対し、弾圧され投獄された経験を持つ指導者があえてそうした反省を述べたことで信頼を勝ち得たのだと思う。はたして、安倍首相に中韓両国民を納得させられるような心情の表明があるのだろうか。ともあれ、いかなる談話になるか不安と期待をもって見まもっていこう。

嘉田知事が未来代表辞任表明

2013-01-04 21:29:20 | Weblog
「あーあ」やっぱりね...というのが率直の感想。いまさら何を言ってもむなしくなるが、知事との兼任が難しいことも、小沢さんと組むことのリスクも、原発ゼロ政策以外にテーマがないことも、原発問題自体にも知識が十分でないことも、最初からご自身を含めみんなわかっていたことでしょうに...滋賀県職員への説明はともかく、日本各地で未来の党に投票した300万を超える人々の期待にどう応えるのだろうか?嘉田さんの責任は単に自分勝手な辞任だけではない。全国でおよそ原発問題に生半可な知識しか持たない大量の候補者が選挙区に乱入したことによって、これまで「原発ゼロ」を訴えて活動してきた「真の原発ゼロ」政治家の足を引っ張り、結果的に自民党の圧勝という巨悪を導いたことを、嘉田さん自身よく胸に手をあてて反省してほしい。民主党の主張した2030年代に原発ゼロという政策は、現実論そして技術論からぎりぎりの線を出したものだったが、小生の選挙区でも公示直前に駆け込んできた未来の党の候補者は「原発はすぐゼロします。民主党のいうような2030年代というのは、要するに何もしないことです...」なんて駅頭でしつこくしゃべっていた。
未来の党破綻の原因は、原発ゼロという理想主義的な発想と、過去の政治的しがらみのもっとも悪辣な部分とが結合したことにある。日本維新の方は選挙費用・供託金は自己調達らしいが、未来の党ははたしてどうだったのだろうか?××氏の筋から資金提供が行われたなんていう情報を聞くと、もうほんとに反吐がでてしまう。せめて嘉田さんはなぜ未来の党が失敗したのか、裏の話も含め、しっかりと検証してその結果を公表してほしい。それが政治責任というものだろう。
未来の党の内紛と崩壊の最大の被害者は、決して嘉田知事でも未来の党の候補者でもない。福島原発事故によって避難生活を余儀なくされている人、政府に原発再稼働をやめさせようと連日永田町の官邸前に詰めかけ、氷雨の中で何時間も声を上げ続けたデモ参加者、地道に科学的に原発ゼロのロードマップを進めようとしたグループ、政治に覚醒した若者、女性の視点が日本の政治を変えると主張して集会に参加してきた主婦やOLの皆さん...半世紀の沈黙をへてようやく声を上げ始めた市民の政治活動自体が大きく傷つき後退したと言っても過言でないと思う。
いまがチャンスとばかりに、いかに原子力が安定的で安価で、日本の成長にとって不可欠か...素人の理想主義は妄想にすぎない...というような新聞記事や「識者」コメントの跳梁跋扈を見るにつけ、怒りよりも何とも言いようのないむなしさが心に広がる。
今回の選挙で露呈したのは、日本の民主主義の薄さだ。あれだけ反原発の機運が高まった中での選挙で、福島原発事故の遠因を作りさらに原発積極促進の自民党が大勝利し、つぎつぎと脱原発路線が閉ざされていくのを見るにつけ、やはりたとえ遠回りでも日本の民主主義とは何かを考え、その土台や風土から作り変えていかなければならないと思う。

アメリカの財政の崖 vs 日本の10兆円公債発行

2013-01-02 23:05:02 | Weblog
年末のカウントダウンを挟んで果たしてアメリカ上下院での合意が成立するか、就任(就任演説はまだだが)早々から綱渡りを強いられた第二期オバマ政権だが、ようやく富裕層への増税レベルを上げることでようやく民主共和両党の妥協が成立し最悪の事態は回避できそうだ。そりゃそうだろうと思う。これで大幅な財政切り詰めが起これば、世界の金融市場に再び「アメリカ発」の金融危機を起こしかねない。リーマンショックの時にはまだ、アメリカの軍事覇権の影響が残っていたが、今度またアメリカが起点となる金融危機の汚名を受けることは何としても避けなければならないというのは議員なら党派を超えて了解することだろう。これでオバマ大統領としては中間層への増税を回避したことになるのだろうが、一方でさまざまな社会保障の負担増を考えると、本当に中間層の負担回避になっているかは疑問だろう。
しかし、世界の超大国アメリカの財政危機や行政破たんなどを報じている我が国のメディアが一方では安倍政権の建設国債や赤字国債発行には一様にポジティブな主張になっているのには驚かされる。世界中で日本だけは財源を気にせずに景気対策が打てる国らしい。まあご祝儀期間なのかも知れないが...