すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

今日は本当なら日本が変わった日

2008-11-30 21:16:09 | Weblog
本当なら今日、11月30日は総選挙の日、民主党が勝利して政権が交代したかもしれない。ところが麻生首相はただひたすら選挙を逃げまくり。3KY首相というのだそうだ。それは空気が読めん、経済が読めん、解散が読めん...というらしい。馬鹿らしいジョークだ。選挙よりも景気対策だ、まずは景気だと言っていた麻生政府は2次補正予算もさらに来年1月まで国会にださないとのこと。来年のことを言うと鬼が笑うというが、来年の予算のことを話せば悪魔も笑うだろう。
麻生首相に何か展望があれば、それはそれなりに起死回生の一手があるかもしれない。しかし、現実に補正予算を1月ごろにのこのこ出してこれば、たちまち集中砲火を浴びて国会は停滞、そうしたらいつ本予算を出すのか?景気回復はそれこそ来年7,8月の問題になってしまうだろう。もう死者累々の経済界だが、この予算案の先延ばしの結果は一体誰が責任をとるのか?
将棋で、もう詰んでいて、どんなに逃げても結果は見えているのに、いつまでも投了せず、まだまだといっている素人がいるが、麻生氏というのはそういうレベルの政治家なのだろう。

新横浜の円形歩道橋完成

2008-11-29 21:51:37 | Weblog
ずいぶんかかってような気がするが、新横浜駅前交差点全体をカバーする円形歩道橋がようやく完成、さっそく見に行った。つい20年くらい前には、新幹線の駅しかなく、大きな建物といったらフジビューホテルとラブホテルぐらいしかなかった時代から考えると信じられないほどの発展だが、だだっ広い駅前で反対側にわたるのも一苦労だった。実際に円形歩道を歩いてみると、あっというまに向こう側にとどいてしまった。円形歩道橋の下にはバスターミナル、周囲に広場、まさに第二横浜駅としての内容を整えつつあると思う。あとは篠原側だな、何とか地域社会をまとめて表裏揃った新横浜駅の環境を創っていきたいものだ。

質問に答えないなら党首討論は無意味

2008-11-29 00:34:38 | Weblog
小沢代表は別にトリッキーな質問をするわけではなく、「100年に一度の金融危機で対策のスピードが重要と言っていたはずの麻生総理が、なぜ第二次補正予算を来年まで先送りするのか」という基本テーマを聞いているのだが、麻生総理は所詮、なんとなく「いわゆる」言葉の反復と羅列。上場企業がばたばたと倒産し、ニュースは学生の内定取り消しで一色のような年末状況で、来年に一生懸命やりますみたいな話しで国民が納得すると思っているのだろうか?
笑ってしまったのが、麻生総理を含め3代にわたって国民の審判をうけていない自民党の総理タライマワシを指摘されると、何と「アメリカは大統領制だが、日本は議会制民主主義だからこれでいいのだ」とのたまった。そりゃ議会制民主主義(Representaitive Democracy)じゃなくて、議院内閣制(Parliamentary System)のことだろう。自分が自民党総裁であることが、内閣を組織し指揮する権威の根底にあることがわからないのかね。これを政治の頂点にいる人が間違えては困る,,,というより、彼にとって政治とは二世議員としての自民党活動で、民主主義政治システムそのものをよく理解していないのだろう。
先日も「健康な私が病人の費用をナンで払う」みたいな国民皆保険制度を否定するような発言で批判されたが、これもまた民主主義制度そのものを理解していない発言の表れだろう。小沢党首は討論をディベートと考えていないようだが、このような党首討論だったら普通はすぐ「じゃあ、麻生さん、あなたの考える議会制民主主義とはどういうものですか?」と聞くのだろうな。党首討論のモデルとなったのはイギリス議会だが、まさにブレア首相と野党党首とのディベートはそういう真剣勝負のつばぜり合いだ。それに比べると日本の党首討論は武道の試合というより型の演舞のようなものかね。
結局、防戦一方だった麻生総理も記者会見では、相手に金融機能強化法では協力を約束させたみたいなことを言っていたが、あながち虚勢を張っているのではなく、ハダカの王様は本当にそう思っているのかも知れない。
討論を見た国民の声が審判として総理に伝わることを期待したい。

ガソリン1リッター;が117円?!

2008-11-27 23:56:08 | Weblog
石井一参議院議員が事務所訪問の電話があったが、小生は東京で会合。政治と宗教の追求など話を聞きたかったが残念。途中でガソリン不足のランプがついたので、ガソリンスタンドによって給油したが、なんと1ℓが117円。安くなったものだ。しかし、民主党が必死になって暫定税率下げに闘っていたときに、ガソリン価格はインドや中国の需要増があるから、下がりっこないと主張していた自民党議員の顔をみたいものだ。
夕刻に通信社から電話があり、その時点で100名を超える犠牲者を生み出していたムンバイのテロへのコメントを求めてきた。インドはBRICの一翼を担い、まさにムンバイはインド経済成長の中心都市、そこでのテロは一つにはカシミールの分離独立や社会的地位の向上などイスラム教徒の主張と同時に、アルカイダの911テロに見られる資本主義の中核を攻撃するというシンボル的な意味もある。これまで多数の悲惨なテロが発生していてもそれほど西側には大きく取り扱われなかったインドのテロであるが、今回は欧米人が主たるターゲットになったので、被害規模以上に大きく取り扱われているのだろう。インドのテロが蔓延するようになれば、西アジアから南アジアのテロ街道が形成されてしまう。周辺国の協力も得た大規模な対策が必要だ。小生個人としては、日々の政治活動に追われ、テロ研究ができないのが恨めしい。

世界との市民運動格差

2008-11-26 22:27:37 | Weblog
台湾では中国の経済支配や陳氏逮捕に対してすさまじい大衆運動。タイでは反政府市民団体がついに空港を占拠して、APECに出席していた首相の帰国を阻む。日本では100年に一度の未曾有(みぞう!)の大危機にもかかわらず、熱いのは永田町の野党だけ。自民党は選挙を恐れて補正予算案を提示することなく逃亡。なさけない国になった。
午後にシニア連合の総会に出席した。会長の熱い演説に感嘆。この時代の組合員は労働運動盛んなりしころに現役だった皆さん。またベトナム反戦や60年安保、70年安保を体験した皆さんでもあるのだろう。議長の呼びかけに反応し、拍手するタイミングなどまさに現役以上。それにやはり面構えがいいな。もう髪がない人も、白髪の人も、ひとりひとりが個性を持ち続けている感じがした。市民運動もそうだが、労働運動もその目標とアイデンティティを見失いかけている現代だが、新しい市民活動のテーマを見出すことが必要だと実感する。

風邪にやられました

2008-11-25 22:33:19 | Weblog
先週末からずっと不快な感覚があったが、昨夕から胃が痛みだし、今朝はついにダウン。駅頭街宣も短めに切り上げた。とはいえ、決まったスケジュールがあるのはつらい。薬を飲んで再び仲町台で台湾NGOのヒアリング。台湾も今後こうした市民社会組織の育成に力をいれるそうだ。一方日本では小泉政権登場とブッシュの反テロ戦略、グローバリズムなどによって青息吐息、消滅寸前まで追い詰められている感がある。台湾もそうだが、韓国の市民社会組織もそうした日本の現実を聞いて驚くばかり。先進国のはずの日本がまさに世界の流れの中で取り残されている。
話しているうちにだんだん苦しくなってきて、うまく英語が出てこない。帰宅してそのままベッドへ。なんかずっと着の身着のままというかんじだな。まあ、こういう日もあらあな~この程度の風邪ウイルスなど所詮1~2日の問題だ。テレビを見れば厚生省元次官刺殺事件が真相解明より、とりあえず起訴有罪の方に引っ張っていく感じがあからさま。ペルーのリマから帰って来た麻生総理が野外の樹を背景に補正予算先送りの記者会見...いててて、また胃が痛み出した。早く寝よう。

暗い休日

2008-11-24 23:06:15 | Weblog
ここ数日体調がすぐれない。電車にのればゴホゴホ、マスクをしている人も多い。周囲にも腹が痛いとか、嘔吐したり、今年は急に寒くなったので、ウイルス感染が広がっている感じがする。今日はまた寒空でついに昼をまわったころから雨が降り始めた。小生は熱があろうが、気分的に落ち込んでも食欲は減退しないたちなのだが、さすがに食欲も落ちて夕刻にはついに寝込んでしまった。
政治のニュースも議員が選挙活動で地元にもどっているのか、嵐の前の静けさか、それとも単に総理の長期出張で空白なのか、ネットの情報見ても何も更新されていない感じだね。展望のない日本社会を代表するような元次官刺殺事件だが、また情報誘導ばかり、これだけ顔がテレビで公開されていて、何で日頃の活動や職場の同僚のコメントが出てこないのかね。
ダミアの暗い日曜日じゃないが実に寒く暗い休日でした。

元厚生次官刺殺は30年前のペットロスだって????

2008-11-23 22:07:08 | Weblog
まあ恐ろしい世の中になったと思うのは、証拠品一切合財パッケージでレンタカーに積み込んで名乗り出た男が、30年前の飼い犬を保健所で殺された復讐、いわゆるペットロスのトラウマが動機だ...というような話しがどんどん既成事実化していくことだ。百歩譲ってこの事件の背景がそのとおりだとしても、これはテロではないという方向に引っ張って行きたい政府関係者の気持ちが表れているのかも知れないが、これは1990年代から欧米で流行し始めた動物テロの一形態とかんがえることもできる。動物実験など動物の苦しみを人間にも味合わせようというテロは現代テロの標準的な一形態といっても過言でない。しかし、ペットロスのトラウマがなぜ退官した厚生次官とその家族の殺害に結びつくのか?まるで子供だましの論理。それに退官職員の自宅を見つけられるほど知性と調査能力を持った男なら、ペットを殺した自治体の保健所と厚生省とは直接関係がないこともわかるだろう。
多少この分野で長く研究したものから言わせると、今回の攻撃はかなりレベルが高く、犯人はほとんど証拠も目撃者も残していない。行動が不安定な相手をこれだけ短時間に攻撃する能力があれば、無職どころか、企業でも十分スタッフとしてやっていけるだろう。とても社会から孤立し無職(?)で安アパートに生活している人物とは思えない。まあ、この事件も犯人は名乗りでても、豊田商事、オウム真理教、石井議員刺殺など真相不明のままいつしか消え去るのかもしれない。こうした事件の真相究明をする能力が社会に無いと、本当に破綻国家に堕してしまうかもしれない..という言いようのない恐怖感に襲われる。

白菜の鉢巻き

2008-11-22 21:55:38 | Weblog
麻生首相海外ということで、来週以後に予定される修羅場に備えて、活動ペースダウン。ようやく農園の協働作業に参加できた。まあそれでも主要な作業が寒さに備えての白菜の鉢巻きだから、汗をたらしながら重作業や農薬散布などをやっていた夏に比べると作業といえるものか?白菜というのはほっておくと葉が水平に開いてしまって、街で売っているようにまとまった楕円状にならない。そこで葉の上部を縛る。実際に体験してみないと、そんなこともわからないものだ。今年は急な冷え込みから虫害が極端に少ない。キャベツなどは特に甘いせいか、青虫に虫食いされまるで網にようになったキャベツが必ずあったが、今年はまさにキャベツ色のつやつやした肌で、収穫が楽しみ。
作業終了時に他の農園から見学者がバスで来訪。いまでは各地で体験農場や協働作業農場が作られるようになったが、やはり老舗の中山農場がしっかりしているのか、NHKの取材含め見学が多い。何でも「継続は力」だなあとつくづく思う。

まあもう長くもつまい 

2008-11-21 23:39:54 | Weblog
朝の寒いこと、まるで真冬だ。皆さんポケットにしっかり手を入れて、チラシの受け取りもいまいちでした。久しぶりに東横線で渋谷へ。急に寒くなって体調を壊す人が多いのだろうか、電車の中ではこちらでもあちらでもゴホゴホ、コンコンと風邪のオンパレード。なんかばい菌のインキュベーターみたいな感じ、テレビで宣伝しているようにマスクでも所持しておかなければと反省。渋谷の井の頭線への通路で新しく展示された岡本太郎の壁画を鑑賞(添付写真)。小生はいろいろいきさつあって岡本氏の絵画をあまり高く評価していないが、この壁画は心を動かすに値するものだ。それにやはり本物迫力というものはすごいものだなと改めて感心。
初台で現代政治の白鳥令教授と久しぶりに面談、ネパールのマオイスト政権や来るべきバングラディッシュ選挙監視などについて意見交換。むろん現代政治というか日本の選挙情勢についても分析しました。危機的な状況でボンボンを選んだことに問題があるというのは同感。しかし、第二次補正案の国会提出を来年まで延期することに関しては、今日、自民党若手から臨時国会で提出すべきとの声があがる。テレビカメラの前で嬉しそうなおなじみの顔、顔、顔、まあ例の自称若手の売名パフォーマンスだろうが、本物の麻生政権倒閣の動きは実力者がこの週末に赤坂や神楽坂の個室でスタートするだろう。麻生政権のテイタラクと麻生氏個人の能力レベルは街で誰に会っても知っている感じ。麻生政権ももう長くはもつまい。