すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

センター南春祭り:こいは夏も呼んだ!

2012-04-29 17:09:33 | Weblog
目覚めは夏の到来を予感させた。ブラインドからの日差しがきつい。今日明日はセンター南の春祭りで、あいさつ。早めに会場に行ったらもう準備の人でいっぱいだった。スキップ広場のデッキの上には多数のこいのぼり。今年は311の絆の意味もあるのだろうか、うろこの代わりに多くのみなさんの小さな手形がいっぱいのこいのぼりがあった。緑色のものもあったけど、これは例の原発いらないのこいのぼりだろうか?ともかく「こい」「こい」と「こい」といっぱい呼んだので、春だけじゃなくて夏まで一緒にやってきた...みたいなあいさつをしました。しかしほんとに夏日だね。
式典のあと、学校図書館の充実を訴えて活動しているFさんの早渕川春のウオーキングに途中参加。中川5丁目の水神様あたりでようやく追いついた。早渕川は水ぬるみ、透明度も高く、覗き込んだらななんと、大きなすっぽんがいた。えらくとがった口のカメだねとおもったが、まさかこんなところにこんな大きなすっぽんがね...早渕川の自然環境とくに水質がどんどん改善されていっていると実感。アユが大挙して遡上するというのもよくわかる。昔の大棚水門の跡を見たが、ここでみんな泳いでいたというが、そうだろうね。古い写真をみなくても容易に想像がつく。老馬谷戸で冷たい湧水で手を洗い、都筑の自然の豊かさを改めて実感した。都筑に住み、遊歩道をくまなく歩いて、よく知っているつもりだったが、今日は本当に勉強になりました。

反TPPキャンドル集会

2012-04-27 22:43:51 | Weblog
ながーい、なが~い一週間が終わった。議員会館の窓から見る第二会館はまだいっぱい明かりがついている。きっとこちらも同じだ。どこでも連休前に資料などの整理をしているのだろう。外では雨の中、さっきまで原発再開反対の官邸前デモのシュプレヒコールが聞こえた。一人一人のリレートークも暗闇の中で、おどろくほど遠くまではっきり聞こえた。それぞれがやむにやまれぬ感情から参加しているのだろう...今週はこちらも原発再稼働阻止で激しく闘った。原発再稼働条件は全く満たされていないし、「二割も足りない電力」なるものがいかにインチキなものであるかが一層明確になりつつある。それでも再稼働にまい進する政権って一体なんだろうか?
今、民主党内では執行部に対し、三大反対というものがあって、要するに反消費税、反原発、反TPPということだが、そのいずれにも深く関係していて、もうすべてのエネルギーが吸い取られていく感じがする。三大反対の一つ、TPPでは、25日に日比谷の野外音楽会場で農業関係者や消費団体などを中心に5千人の抗議集会、デモ、そして雨の中、再び野音で市民グループのキャンドル集会。連日の通り雨でびっしょり濡れた時には、集会は失敗だったのかと不安がよぎったが、立ち去る人もなく、音楽とリレートーク、そして銀座デモ...いったいこれほど市民の連帯と行動を生み出しているものは何だろうかとも思う。ひょっとしたら日本でも再び市民運動のマグマが上昇してきているのかもしれない..と希望が気持ちの中で小さい光をはなった。翌日に小沢さんの裁判報道が朝からお祭り状態。あれほどの市民活動が何も報道されず、決まりきった定番喜劇の報道が垂れ流されていく。でも、暗澹たる気持ちを吹き飛ばすような氷雨のなかの皆さんの声だった。

ラオス正月

2012-04-14 16:55:41 | Weblog
土曜なので地元にもどりたいところだが、今日はラオスの新年会に招かれたので、出席してスピーチ。大使館の広間が一杯の人で埋まっている。開会式の前に仏像に水をかけ、正月を祝う仏教儀式が行われ、在日のラオスの方々が、高僧からミサンガに似た手首のお守りを巻いてもらっていた。小生も巻いてもらいました(写真)国難ともいうべき原発・TPP・消費税問題でしっかり守ってほしい(そういう不謹慎な気持ちではだめだ、という意見もあるな...)
ラオスの皆さんに混じってラオスのおせち料理(?)を食べました。これから横浜に変えるのに車を運転するので、名物のビア・ラオが飲めなくて悔しい。5月26ー27のラオスフェスティバル(渋谷のNHKわきの広場で開催)の時は必ず電車で行ってビア・ラオ(ラオスビール)にラオ・ラオ(ラオス焼酎)を飲もう!

北朝鮮人工衛星打ち上げ失敗

2012-04-14 16:20:46 | Weblog
北朝鮮の人工衛星打ち上げ失敗は正直のところほっとした気分だ。防衛大臣じゃないから別にPAC3を始動するボタンを押さないで済んだという安ど感ではない。日本では一般的にこの人工衛星打ち上げをノドンやテポドンなどの脅威の変形程度でとらえているが、それが人工衛星打ち上げとなった場合の影響は弾道ミサイルの発射の延長ではなく、まったく質の異なる高い次元での脅威に結びつくからだ。政府の世論誘導は世の常だからまあしょうがないが、BBCが最初からロケット発射とごく普通に描写しているのをミサイルミサイルと表現し続けるのはどうしたものか。軍事的な脅威と同時に、発展途上国が熱い関心をよせる衛星・衛星ロケット輸出、宇宙空間利用分野の国際レジームへの参加など、これまでとは全く異なる次元で北朝鮮対策を考えなければならなくなったろう。そうした危惧が具体化するのは、今回の失敗によって、先送りされたわけだが、そうした可能性に日本が外交的にどう対応できるかというと、残念ながらPAC3の比ではない。
しかしまあ、政府を支える与党のはずだが、外務・防衛部門の議員への緊急報告は唖然とするほど幼稚なレベルだった。それは実際に情報が把握できていないのか、議員を馬鹿にしているのかわからないが、お寒いかぎりだ。今回の打ち上げはテポドン2を利用したと早い段階でアメリカ側が報道したが、その根拠を聞いたら、誰も答えられなかった。身に迫る脅威にすら主体的に分析し認識することもできないのだろう。最近話題の原子力安全神話ならぬ日米安保安全神話を想起させた。
人工衛星打ち上げ失敗は、ソ連に先を越されて開発を急いだアメリカのヴァンガードの失敗のように、初期には当然あるものだが、もうひとつ、今回の打ち上げ失敗でほっとしたのは、北朝鮮ではまだまだ高度科学技術を支える製造制度や統制能力が低いことだ。弾道ミサイルなどは作れても、衛星ロケットを安定的に飛ばし続けるだけの製造能力も品質管理能力もないことがわかった。
最大の脅威は、北朝鮮が、これだけの失敗を失敗として公表し、冷静に対応していることだ。ワイドショーなどではまたぞろ「専門家」が出てきて、指導体制ですぐ内紛が起こるようなコメントをしている人がいるが、それよりも、意外と危機感を持ち若い指導者を盛りたてる体制が機能しているのではないかと想像する。金正日時代よりずっと手ごわい感じがしてならない...

I told you so: だから言ったじゃないか!

2012-04-13 21:44:03 | Weblog
ばらばらにされた揚句、まともな営業展開が出来ない、まるで雪隠詰め状態になっている郵便関連事業を救うための郵政改革法案が衆議院を通過。とたんに欧米の保険業界やUSTRから大反発。これじゃTPP加盟は無理だといわんばかりの圧力がかかってきた。そりゃそうだ。TPPの最大のターゲットは郵政・簡保、保険、自動車、医薬品などだと外務省をはじめ政府に内閣に最初から指摘したはずだ。だからいったじゃないか!英語ではI told you soだが、こうした表現は刺激が強すぎ、野卑で使ってはいけないと昔教えられたが、他に表現あるかね?
こんな状況で参加表明のために、のこのこアメリカまででかけていくなんて、まさに飛んで火にいる夏の虫だ。
今日は拓殖大客員教授の関岡英之氏の講演。「郵政」「簡保」「共済」「医療皆保険」がばらばらな独立したテーマではなく、みんな底辺で繋がっている問題だとの説明は出色だった。来週から、毎日でも会合を開こうということになった。25日には日比谷の野外音楽堂で喜納昌吉さんなどミュージシャンを迎え、キャンドル集会。リレートークのあと、銀座までデモ行進する。

理解に苦しむ再稼働推進論

2012-04-12 18:01:34 | Weblog
TPP問題ではアメリカに派遣された調査団の記者会見で、日本がTPP参加申請してもルール作りに参加させるつもりがないというUSTR見解が新聞報道された。そりゃそうだ。USTRはずっと前から業界団体との会合でもそう言明していた。それを取り上げなかったのは日本メディア側の問題だ。いまさらとは思うが、外務省もしっかりアメリカ側の真実を官邸に伝えてほしい。こんな状況になっても、まだ野田政権は訪米時にTPP参加表明するらしい。そんなことをする意味がわからないので、こちら側も対応に苦しむ。
大飯原発再稼働問題はそれに輪をかけたような馬鹿げた話だ。別に原発即時廃止を主張する立場ではないが、政府事故調も国会事故調もまだ事故原因を特定した報告を出さず、本来、このような問題を一元的に責任を持って説明する責任を持つ規制庁が、成立どころか、根拠法の審議すら始まっていないのに、誰がどうして原発再稼働を安全と認めうるのか?官邸からはマスコミを通して大本営的な報道が垂れ流されているが、党側もほとんどの議員がエレベーターで顔を合わせるたびに「一体どうなっているんだ」と話している。みんなの顔が険しくなってきた。しいて再稼働派に意味のある主張をみつけようとすれば、真夏に停電となれば病院が大変...というような幼稚な論拠だろうが、それなら、一体、いつ、どの時点の時間帯で、どの地域で、何の機器や施設が原因でピーク電力を超えるのか明示してほしい。それなら、その部分で対応することも可能だろうに...

竹田ブラシに感激

2012-04-11 22:52:42 | Weblog
消費税が一段落したら、またTPPと原発再稼働問題がにわかに緊張しはじめた。関係する議員がオーバーラップしているので、やりくりに大変。次から次へと会議を梯子しなければならない。いずれのテーマも様々な利害関係者(ステーキホルダー)が関係するので、微妙な調整が必要となり、非常に複雑な対応をせまられるようになった。今日は原発事故終息PTでトラブルがあった。再稼働に慎重な発言をしている斑目委員長の意見を聞くことになっていたのだが、急に出席拒否。まあ、どこから圧力がかかったかは自明だが、砂を噛むような思いの日が続いている。
夕刻にデスクのボルトを買いに東急ハンズに行ったのだが、通路をぬけたところで竹田ブラシのブースが目に入った。言わずと知れた「なでしこジャパン」ワールドカップの副賞となった化粧筆のメーカーだ。この名前を憶えていたのは、海外議員団への記念品に贈呈しているからだ。議連同士の交流で贈り物の交換というと、やたらとプレートや漆器などが多いのだが、何か日本の神髄を渡そうと、最近では男性には手作りの爪切り、そして女性にはこの化粧筆を渡している。皆さん驚かれるがが、日本の本質はトヨタやソニーではなく、こうした地場の中小企業にあるんだと説明すると、さらに一層喜んでもらえる。ディスプレーを見ていたら、店員がそばに立つ上品な紳士を「竹田ブラシの社長さんです」と紹介してくれた。日頃は製造に追われて、ブースに来るのは稀だそうだ。「わー、こういう方が作っているんだ」と納得するやら感激するやら。誠実な人が誠実な製品を作るのか、あるいはまた誠実な製品が誠実な人柄をつくるのか...そんな気がした。この数日、体調もすぐれず、苦渋に満ちた思いが続いてずっと落ち込んでいたが、ぱっと一条の光がさした感じ。よし、明日からまた気合を入れよう。しかしまあ偶然って、おもしろいものだな。

ヒートアップする大飯原発再稼問題

2012-04-10 21:50:03 | Weblog
週末に暖かい日差しに誘われて横浜港山下公園に出かけたら、太鼓をたたきながらデモ行進が迫ってきた。なんだろうと思ったら「原発いらない」の大合唱。ここまで原発反対運動が盛り上がっていることには正直言って、驚き。特殊な集団だけが行うルーチン化したデモしか残っていない日本で、老若男女・子供やぬいぐるみまで登場するデモは、イラク攻撃以来ではないだろうか?あらためて、原発問題に対する関心と認識の広がりと深さを実感した。
さて、永田町でもついに原発事故終息PTで大飯原発再稼働を巡って総会討論。そもそも、福島一号の過酷事故が津波によるものか、地震によるものか、設計・運営ミスの人為的なものに責任を期すべきか、まだ政府調査も国会調査も報告が出てない段階で、どうして大飯原発が安全だと評価できるのか?
今日の保安院の説明書では「...と推定できる」「...という意見もある」なんてフレーズが羅列。これでどうして事故原因が特定できるのか?万一の時は対策の司令塔となる免震センターもなく、事故が発生したら、コントロールルーム脇の107m2の空き部屋で対応なんて、絶句するしかない。
事故後多少は非常電力供給体制など改善が進んだ...と百歩譲っても、この再稼働へ向けての安全評価は「炉」の工学的安全であって、原発周囲住民、大阪や京都の住民の安全の視点が完全に逸脱している。これで本当に再稼働判断できるのか?背筋の寒くなる思いだ。
総会では圧倒的多数の支持で、大飯原発再稼働への慎重(反対)意見が集約され、政府に申し入れることになった。あたりまえだよな。そのあたりまえが通用しなくなっているのが今の執行部、どっと疲れがでてくる。

綱島の桜祭り

2012-04-07 21:00:35 | Weblog

TPP-消費税ーまたTPP-今度は原発...何?再稼働だって??!!!毎日、何か息が詰まるような会議の連続で、さすがに疲労感が抜けない。というわけで、昨夜は気分転換に新国立美術館で開催されているセザンヌ展を見に行った。フランスで核融合施設を視察した後、エクスプロバンスのセザンヌのアトリエを見たことがある。そこに転がっているほこりまみれの石膏像や割れた水差しなど、およそ印象派を代表するような画家のアトリエとは思えなかったが、今回の展覧会ではそれらもきれいに磨かれていて展示してあった。そもそもそんなものをフランス側が日本まで運んできて展示するのは、セザンヌはフランスでは人気がなく、代表作もほとんどがアメリカ、日本、ロシアにあって、国内にはほとんど残っていないからだとアトリエの案内人が自嘲的に解説していたのを思い出した。
夜の寒さだろうか、寒気がしたが、案の定、今朝は頭が重い。早朝に気を取り直して横浜に戻った。そのまま綱島の桜祭りにあいさつに出かけた。桜祭りとしては本来なら一週間遅れという日程だろうが、今日はまた暖かい日差しに青空をバックに満開の桜というわけで、絵にかいたような桜祭りのオープニングだった。もっともこちらは頭がぼんやりしていて、地元議員の紹介で名前を間違えるありさま。そのあと県連の定期大会があったのだが、そこでも眠気が去らない。春ボケではないが、もう一日中寝ていたい気分。どこかで山籠もりでもして、日常の多忙と惰性から一度、断絶する必要があると思う...まあ、ともあれ、明日は久しぶりのアポなしの一日(だろう)。TPPも原発も忘れて、のんびりしよう。