すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

狂信・犯罪そしてフセイン処刑

2006-12-31 20:07:36 | Weblog
フセインが処刑された。でたらめな強者のモンキーコート(サル裁判所)で絞首刑を宣告されたサダム・フセインが日ならずして絞首刑に処せられた。まるで中世のような処刑人の覆面は、処刑側が報復を恐れる、すなわちこの処刑自体が恥ずかしい密室のリンチに他ならないことを示している。当初は最初のシーンだけだったのが、次第に首にロープが巻きつけられ、死後の顔までさらされているのは、フセインの信奉者だけでなく、世界中で「まさかフセインを処刑しないだろう。どこかに逃がしているのでは?」という疑問というか、健全な常識をもって、フセインの死を信じない者があまりに多いためであろう。罪状が人道に反する罪というのはもう笑うしかない。確かに弾圧されてきたシーア派教徒やクルド民族はそう主張する十分な根拠もある。しかし、他民族・多宗教・多宗派が前提の中東世界で、国家や安定的な社会の統一性を守るために、反発するグループを弾圧しているのはフセインだけではない。またイラク開戦で3000名の自国兵士を無為に犠牲にし、65万人といわれるイラク人の死者に責任のあるブッシュ大統領にはどんな人道上の罪を課したらよいのだろうか?今も無知・無能・無教養のホワイトハウスの主は神に祈り、メディア伝道師とメガチャーチに祈ってもらっているのかも知れないが、それを聞き届ける神がいるはずはない。Go to Hell!(地獄に落ちろ!)というのは、こういった人物のためにあるのろいの言葉だ。